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シャープ、有名シェフ監修の料理をボタン1つで楽しめる宅配サービス「ヘルシオデリ」
2017年9月26日 17:36
シャープは、調理家電「ヘルシオシリーズ」専用の、料理キット宅配サービス『ヘルシオデリ』を、10月19日に開始することを発表した。利用料は、1メニュー(2~3人前)あたり、3,800円~(税抜/送料込み)。なお、北海道・四国・九州は、送料として300円(税抜)が別途必要となる。
ウォーターオーブン「ヘルシオ」、および水なし自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」専用の、料理キット宅配サービス。下ごしらえした食材と調味料などをセットにして、自宅に配送する。届いた食材を、ヘルシオのトレーやホットクックの内鍋に入れてボタンを押すだけで、シェフの味を家庭で再現できるという。
料理キットは、サービス開始時点で14種類を用意。ウォーターオーブンで作れる「もち豚ロース肉とたっぷりキノコのフリカッセ」、「ハニーペッパーの叉焼サンド」、ホットクックで作れる「牛やわらか煮」、「牡蠣のスンドゥブチゲ」などをラインナップする。いずれも価格は、3,800円(2~3人前)。
料理キットの注文は、専用ECサイトまたは電話にて対応。指定日時に、食材を冷蔵状態で配送する。
サービス提供にあたり、同社は株式会社ぐるなびと、食材調達加工を手掛けるタイヘイ株式会社とパートナーシップを締結。
メニュー開発は、ぐるなび加盟店の中から、有名レストランのシェフがオリジナルで考案。このほか、料理研究家のレシピもラインナップする。日本料理、中華料理、フランス料理、韓国料理などの有名店と提携しており、ベジタリアン向けのメニューなども用意する。
食材調達および加工は、タイヘイ株式会社が担当。「ヘルシオ」にあった分量を、最適のカット方法と下ごしらえを施した、こだわりの食材を提供するという。
調理時は、ボタンを押すだけで自動調理ができる「まかせて調理」ボタンや、指定のメニュー番号を押すだけとしており、面倒な温度設定や焼き時間の管理は不要。
中食は成長市場。料理時間は減らしたいが美味しいものを食べたいというニーズを反映
シャープ IoT通信事業本部 IoTクラウド事業部 サービスマーケティング部長 松本 融氏は、ヘルシオデリについて以下のようにコメント。
「昨今は、ライフスタイルの変化に伴い、食市場も変化しています。自宅で食事をする際も、簡単に済ませるカンタン内食が増加し、特にお弁当や惣菜を利用する中食は成長している市場です。買い物や料理の時間を減らしたいというユーザーは多いですが、それと同時に、料理には美味しさや楽しさも求められています。そうした2つのニーズに応えるのがヘルシオデリのサービスです。プロの本格料理が自宅で手軽に楽しめる、プレミアムな料理キットになっています」
クラウドサービスにも対応。無線LAN対応機種を使用している場合は、料理キットの注文後に到着予定日を音声で知らせてくれ、メニューは本体に自動でダウンロードされる。メニューを選ぶだけで調理でき、操作がより簡単になるという。食事後は、ヘルシオを通じて味の評価が可能で、実際に作った料理がどうだったかシェフにフィードバックもできるという。
「これまでの食サービスはシェフが調理したものを食べるというものが多かったと思います。ヘルシオデリは、AIoT家電と連携することで、シェフの技を自宅で再現でき、できたての味を楽しめます。また、レストランのシェフがメニューを考案することで、実際にレストランにも足を運んでみようと思っていただければ、シェフの機会創出にも繋がると思います」(松本氏)