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シャープ、“キレイ”にこだわってフルモデルチェンジしたドラム式&タテ型洗濯乾燥機
2017年9月22日 14:19
シャープは、サニタリー空間になじむ新たなデザインを採用した「ドラム式洗濯乾燥機 ES-P110」を11月9日より、「タテ型洗濯乾燥機 ES-PU11B」を10月19日より発売する。両機種とも、洗濯容量11kg、乾燥容量6kgで、価格はオープンプライス。市場想定価格は順に33万円前後、22万円前後(いずれも税抜)。
水回りのサニタリー空間でのインテリア性が高まっていることを背景に、デザインをフルモデルチェンジした洗濯機。2機種とも、ハーフミラーガラスを扉部に採用したほか、電源を入れると操作に必要なキーと表示だけがハーフミラー越しに光る「光るタッチナビ」パネルを採用する。両機種共に、シャープ独自のプラズマクラスターイオンを搭載しており、洗濯層内部のカビ菌の繁殖を抑えたり、水で洗えない衣類の消臭・除菌、静電気抑制などの機能を備える。
「家具としても美しく進化してきた、洗面台などのサニタリーファニチャーのような洗濯機を目指しました。タテ型洗濯乾燥機ではなめらかな投入口や、タブレットのような美しい天面部がポイントです。ドラム式洗濯乾燥機では、直線的でフラットなドア、グラデーションデザインにこだわりました。美しいだけでなく、使いやすいデザインに仕上がったと思います」(デザイン担当者)。
シャープでは、ドラム式洗濯乾燥機は乾燥機能を重視する子育て共働き世帯に、タテ型洗濯乾燥機は天日干しがメインで、洗い上がりと家事の時短を重視するファミリー層にそれぞれターゲットを置く。
超音波ウォッシャー搭載のタテ型洗濯乾燥器
「タテ型洗濯乾燥機 ES-PU11B」は、洗濯機や手洗いでは落ちにくい衣類の部分汚れを超音波振動で落とす超音波ウォッシャーを新たに搭載した。昨年9月にシャープが発売したモデルと同等の性能を持っており、毎秒約38,000回の超音波振動で、皮脂汚れや汗染みなども素早く落とせるという。
超音波ウォッシャーは、本体にあらかじめ配置されており、充電も洗濯機本体で行なう。シャープでは、超音波ウォッシャーを活用した新たな洗濯方法として、「10分洗濯コース」を提案。まず衣類を水に浸してから、気になる部分の汚れを超音波ウォッシャーで落とし、さっとすすぐ。その後、洗濯機本体で「10分洗濯コース」で洗濯するというもの。キレイと時短が両立できるとする。
本体は、シャープ独自の「穴なし槽」を採用。節水性、清潔性、洗浄力に優れているという。
そのほか洗濯コースとしては、衣類の絡みを抑えて洗浄し、やさしく脱水することで、シワの少ない洗い上がりを実現する「シワ抑えコース」、洗濯運転の初期に温風を槽内におくることで、洗剤液と衣類を温めて洗剤を活性化する「温風プラス洗浄」、洗剤を使わずに5分程度で汚れを落とす「サッと洗いコース」などを搭載する。
本体サイズは600×650×1,050mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約48kg。洗濯~乾燥までの運転時間は約220分、消費電力量は2,200Wh。
衣類に優しく、繊維の奥の汚れまで落とすドラム式洗濯乾燥機
「ドラム式洗濯乾燥機 ES-P110」は、極小の高水圧を振りかけて衣類を洗う「マイクロ高圧洗浄」を搭載。100~500μmの微細な水滴を毎秒約100万個以上噴射することで、繊維の奥にある汚れもはじき飛ばすという。マイクロ高圧洗浄では、30~35℃の温水で泥汚れや黒ずみを落とす「温水極め洗いコース」、おしゃれ着用の「ホームクリーニングコース」、洗剤なしの予洗いができる「サッと予洗いコース」の3つを用意する。
乾燥機能では、水を使わず低温・省エネで乾燥するヒートポンプに加えて、乾燥スタート時と終了前だけに使うサポートヒーターを組み合わせた独自の「ハイブリッド乾燥方式」を採用。ふんわりと暖かい仕上がりで、天日干しよりもふんわりと仕上がるほか、1回あたりの電気代が約15.9円と電気代も抑えられるという。また本体には業界で唯一湿度センサーも搭載しており、効率的な運転が可能。
さらに乾燥コースでは、約50℃の低温風で、シワを抑えながら乾かす「シワ抑え」乾燥コースも用意する。
本体サイズは640×728×1,104mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約82kg。洗濯~乾燥までの運転時間は約150分、消費電力量は590Wh。