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パナソニックの宅配ボックス、5倍以上の受注量で供給体制が追いつかず発売を延期

 パナソニックは、電気代不要で押印もできる宅配ボックス「COMBO(コンボ)」シリーズについて、宅配ボックスの急激な需要増加により、製品供給体制が追いつかないとし、発売時期を当初の4月3日から6月1日に延期することを発表した。

 発売が延期されるのは、複数世帯で使えるアパート向けの「COMBO-Maison(メゾン)」、戸建住宅用としてはポストと宅配ボックスを一体化させた「COMBO-int(イント)」と「COMBO-F(エフ)」。価格は順に、69,500円~111,500円、175,000円、109,800円/120,500円(いずれも税抜、工事費別)。

ポストと宅配ボックスを一体化させた「COMBO-int(イント)」
複数世帯で使えるアパート向けの「COMBO-Maison(メゾン)」
COMBO-intの使用イメージ

 電気を使わずに施錠と押印が可能な宅配ボックス。アパート用の「COMBO-Maison」は、暗証番号式のため鍵の交換が不要で、後付け設置にも対応。戸建住宅用の「COMBO-int」は住宅壁埋め込み専用で、家の中から郵便物も宅配物も取り出せる。「COMBO-F」は、ポストと一体化させて設置する。

 同社によると、宅配ボックス市場は急激な需要増加があり、既に発売している製品の受注量が通常月の5倍以上と想定以上になった。そのため、製品供給体制が追いつかないという。