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シャープ、会話ができる「ヘルシオ」に栄養士からのアドバイスや広告を配信するサービス

 シャープは、会話ができるウォーターオーブン「ヘルシオ AX-XW300」に、管理栄養士によるワンポイントアドバイスや、食品メーカーの広告などを、音声や画像で配信するサービスの提供を開始した。

ウォーターオーブン「ヘルシオ AX-XW300」に食や健康に関する情報を配信するサービス

 ヘルシオ AX-XW300は、無線LANでインターネットに接続できるウォーターオーブン。クラウドサービス「COCORO KITCHEN」と連携するほか音声を認識でき、ユーザーが献立の相談をするとメニューを提案してくれる会話機能などを備える。

 今回新たに提供されるサービスは、“塩分が気になる人は、仕上げにレモンやお酢をかけてみましょう”など、血糖値や体重を気にするユーザーへのワンポイントアドバイスや、食品メーカーの広告など、食や健康に関する情報を中心に配信。調理終了前15秒間や、クラウド上のメニューをダウンロードした後などに、音声や画像で配信する。

 栄養士からのアドバイスは、健康食宅配サービス「ミールタイム」を運営する、株式会社ファンデリーと共同運営になる。食品メーカーの広告は、味の素やエスビー食品、カゴメ、キッコーマンなど7社が提供。今後、幅広いメーカーの広告も配信していくという。

 広告を1回視聴するごとに1ポイントが付与され、1,000ポイント溜まると500円のQUOカードと交換できるサービスも開始する。有効期限は、付与した翌年の前月末日まで。累計ポイントの確認や、QUOカードへの交換はサービスサイト「ポイント家電」で行なわれる。広告が不要な場合は、音声操作で止めることも可能。

QUOカードとの交換は、サービスサイト「ポイント家電」で行なう

 なお、今回の広告配信では、食品メーカーにはキッチン向けにダイレクトに商品をPRしたいというニーズがあったという。同社では、食品メーカーからのニーズに応えながら機能の拡張を図るとともに、今後もIoTの積極的な活用により、各種サービスの提供に努めていくという。

 「ヘルシオ AX-XW300」は、9月8日に発売されており、価格はオープンプライス。店頭予想価格は18万円前後(税抜)。