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フィリップス、スマートLED照明「Hue」に外でも使えるポータブルタイプ

 フィリップス ライティング ジャパンは、明かりをアプリケーションで変えられるスマートLED照明「Philips Hue(フィリップス ヒュー)」の新モデルを発売した。ポータブルタイプの「Philips Hue Go(ヒュー ゴー)」とテープ式の「Philips Hue ライトリボン プラス」の2種で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、9,800円、11,800円(税抜)。

ポータブルタイプの「Philips Hue Go」
テープ式の「Philips Hue ライトリボン プラス」

 スマートフォンやタブレット端末から、ワイヤレスで1,600万色以上の色調がコントロールできるスマートLED照明シリーズ。新製品の「Philips Hue Go」は、バッテリーを内蔵することで、電源なしで最大3時間使用でき、リビングや寝室など室内での持ち運びはもちろん、ベランダやキャンプなど屋外でも使えるという。

 色の変更は、従来品はスマートフォン等のデバイスでのみ行なえたが(Hueブリッジ)、Hue Goは本体のボタン操作で変更できる。「キャンドル」「休日の朝」など7つのプリセットシーンのほか、内蔵のグラデーションカラーの中から好きな色をセレクトすることができる。

ボタンのクリックや長押しで簡単に操作できるようになった
プリセットシーンを内蔵

 本体サイズは、150×80mm(直径×高さ)、重量は920g。消費電力は最大6W。平均寿命は20,000時間。明るさは300lm。

 「Philips Hue ライトリボン プラス」は、33cmごとにカットして使用できるテープ式のLED照明。従来品より明るさが約13倍の1,600lmとなったほか、白色の再現性を高めたという。裏面がテープになっているため、ソファの下やテーブルの裏、カーテンレールなど、様々な場所に貼り付けて光による空間演出が楽しめる。

 長さは2m。同時発売の「ライトリボン プラス エクステンション」を組み合わせることで、1mずつ最大10mまで延長できる。長さは1mで、店頭予想価格は3,400円。なおこれらの使用には、Hueブリッジが必要となる。

ライトリボンプラスは、間接照明として使える
雰囲気に合わせて色が変えられる

 ライトリボン プラスの本体サイズは、2,000×12×3mm(長さ×幅×高さ)、重量は360g。消費電力は最大20.5W。平均寿命は20,000時間。

 ライトリボン プラス エクステンションの本体サイズは、1,000×12×3mm(長さ×幅×高さ)、重量は100g。消費電力は最大11W。平均寿命は20,000時間。明るさは800lm。

新製品発表会にタレントの安田美沙子さんが登壇

 発売に合わせて行なわれた新製品発表会では、タレントの安田美沙子さんと、インテリア実例共有サイト「Room Clip」を運営するTunnel株式会社のビジネス担当執行役員、川本太郎氏が登壇し、明かりの取り入れ方についてトークを展開。

 普段から明かりの演出を楽しんでいるという安田さんは「Hue Goはベランダでも使えるのがいいですね。インテリアの雰囲気が変えられるので、これから使うのが楽しみです」と話していた。

 また同社のマーケティング部チャネルマーケティング マネジャーの追越 隆則氏は、同社の照明についての考えを次のように語った。

 「照明は照らすだけのものではなく、生活に彩りを与えるものであり、場所を選ばないものであり、豊かな場所を形づくるもの。フィリップス ライティングは、欧州の明かりを楽しむ文化を提案していきたいと考えています」

「明かりを変えるだけで雰囲気がこんなに変わるんですね」と安田さん
左から、同社マーケティング部部長の久保徳次氏、安田美沙子氏、川本太郎氏