カデーニャ

手書きなら書き味重視、いつもの替え芯が使えるスマートペン

 最近ではPCやスマホを使って直接メモをとる人も増えていますが、未だ紙にペンで書くのが一番手っ取り早いと考えているアナログ好きな私。これまでにも手書きメモをデジタル化する方法については試してきた中で最近のお気に入りがこの「Neo smartpen N2」です。

Neo smartpen N2」(価格:15,800円

 スマートペンとは簡単に言うと、手書きのメモを簡単にデジタルデータ化してスマートフォンやPCで活用できるというもの。市販のスマートペンには、大きく分けて2つの種類があります。1つは使用できる紙が決まっているもの。もう1つは使用できる紙が自由な一方で、紙を固定して使う端末やクリップ式のセンサーが必要なもの。Neo smartpen N2は前者のタイプです。

 利用するにはペンと一緒に使う専用のノートが必要で、購入時に付属しているポケットノートのほか、レポート用紙やリングノート、ちょっと高級なモレスキンノートまで、さまざまなタイプのノートを販売しています。これらのノートには、ぱっと見にはわからないくらい小さなパターンが印刷されていて、ペン先のセンサーでこのパターンを読み込むことで、ペンの位置を記録できる仕組みになっています。

 こうしたスマートペンは先端にセンサーを搭載しているためか、一般的なペンに比べるとかなり太めで、持ちにくいのがネックだったのですが、Neo smartpen N2も本体が普通のペン並みに細く、使い勝手も一般的なペンと変わりません。そして、使用できるペンのリフィル(替え芯)が汎用サイズなので、好きな書き味のものに交換して使用できるのが一番の魅力です。

交換可能なペンのリフィルには、当初ゼブラの「4C-0.7芯」が付属。4Cという規格は多機能ボールペンなどでも使用されている汎用的なものなので、好きな書き味のものに交換できます
ペンはMicro USBケーブルを使って充電します。サイドには小さな電源ボタンがついていて、使用時にはここを押すとスマートペンとしての機能が起動します
専用のノートにには細かなパターンが印刷されています。メモに記載されているメールのマークをタッチすると、設定済みのメールアドレスに手書きメモを送付できる仕組み

 使い方も簡単で、専用のアプリをインストールしたスマートフォンとBluetoothで接続し、ペンの電源スイッチをオンにしてノートに書くだけ。ただ書き始めるだけで使っているノートの種類を自動認識し、書いた内容をリアルタイムでアプリに同期します。近くにスマートフォンがないときも、ペンの電源をオンにして書きさえすればペン内にデータを記録し、あとからスマホと同期できるのも魅力です。実はスマホは(その場に必ずしも)要らないんですね! 紙とペンだけを持ち歩いて、手軽にメモを取ることができるんです。

 書き味を自分好みにできるのに加えて、これまでにない気軽さで使い始められるNeo smartpen N2は、今や取材メモに欠かせないアイテムとなっています。

アプリに記録されるのはモノクロの手書きメモですが、アプリ上で文字に色をつけたり、マーカーで線を引いたりといった加工もできます
この記事は、2017年8月21日に「カデーニャ」で公開され、家電Watchへ移管されたものです。

太田百合子

レビューする商品がついつい欲しくなってしまい、ちっともお金が貯まらない物欲デジモノライター。

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