タッチペン付きでスマホの操作もできる「大人の鉛筆」

　めったに文字を手書きすることもなくなり、手が退化している。そんな筆者には太芯のシャープペンシルが適していると分かり、使いやすそうなペンを見つけて購入した。鉛筆メーカーが作った2mm芯のシャープペンシル「大人の鉛筆」だ。

大人の鉛筆

パッケージ

パッケージは蛇腹になっている

　ペンの軸には、アメリカ産のインセンス・シダー材を使っていて、触った時の感触がいい。書いている時には、肌にちょうどよく吸い付くような感じだ。

2mm芯を採用した「大人の鉛筆」(写真左)を、1.3mm芯(写真真ん中)、1.5mm芯(写真右)と比べたところ

一番上が「大人の鉛筆」。初めに入っているのは硬度HB

六角形の木軸で、一般的な鉛筆に近い持ちやすさ

芯削り器が付いているので、芯を尖らせれば、細かい筆記も可能

　「大人の鉛筆」の良いところは、ノック部分にフェルトのタッチペンが付いている点。今やビジネスではなくてもスマートフォンは欠かせない。左手にスマートフォンを持って調べものをしながら、メモ書きをすることも多い。タッチペン付きの「大人の鉛筆」は、そうした時に、いちいちペンを机の上に置くことなく、サッとスマートフォンを操作できる。

　タッチペンは、メールを確認したりWebサイトを見たりするのに便利。一方で、細かいタッチ操作は苦手。地図などのイラスト、文字を書くのには適していない。

ノック部分にタッチペンが付属し、スマートフォンの操作が可能

タッチやスワイプ操作がサッとできる

タッチペンで精緻なイラストや文字は書きづらい

　落ち着いたデザインでありながら、スマートフォンの操作もできる。木の軸を使っているので、使うほどに風合いが変わる楽しさも味わえ、長く使い続けられそうなシャープペンシルだ。