カデーニャ
半永久的に繰り返し使える!? ノート「Everlast」を使ってみた
2018年8月9日 07:30
最近、タブレットに手書きでメモをするのが少しずつ流行っていますよね。それまでキーボードでメモをとっていた人たちが、簡単なイラスト付きでメモをとったりして、そのメモをSNS上で共有などしているのをよく目にします。
私も普段から、MicrosoftのSurface Pro+ペンや、紙のノートでメモを取ることが多いので、手書きが見直されてきている流れは嬉しいです。
今回紹介するのは、そんな手描きの流行を受けてデジタルとアナログのいいとこ取りをしたような「Everlast」という商品です。Everlastは、“半永久的に使える”ことを謳ったノートです。なぜ半永久的に使えるのかというと、ウエットティッシュや濡れたタオルなどでノートを吹けば、書いた文字が消せて、何度でも使えるから。
ほかにも、アプリでノートをスキャンしてアプリ内で保存できるだけでなく、EvernoteやGoogle Driveなどさまざまなサービスとも簡単に連携も可能です。1カ月くらいEverlastを使ってみたので、使い勝手や使い方などを紹介します(ちなみに、紹介画像にイラストが多いのは、打ち合わせ内容をお見せできないためです。ご了承ください)。
使い方は簡単!フリックペンで書いてアプリでスキャンするだけ
Everlastには付属でフリクションペンがついてきます。基本的には、このペンか、市販のフリクションペンを使ってメモをとります。
「フリクションペンで書くんだったら、どのノートでも消せるんじゃ?」
という声が聞こえてきそうですが、Everlastがほかのノートと違うのは、合成ポリエステルでつくった特殊な紙により、ウエットティッシュや濡れたタオルなどでノートをキレイにふけること。ですので、ホワイトボードのような形でノートを気軽に使えます。
Everlastの紙は、普通の紙と比べてかなりツルツルしていますが、書き味は滑らか。ただ、フリクションペンで書いた文字が乾くまでに10秒ほど時間がかかるので、文字を擦ってしまいがちな人は注意が必要です。
書いたメモやイラストは、Everlastのアプリ「Rocketbook」でスキャンできます。スキャンすることで、上記画像のようにアプリ内に取り込みが可能です。また、取り込む形式は、PDFかJpegかを選択できます。
他サービスとの連携が豊富で簡単
Everlastが便利なのは、他アプリやサービスとの連携が豊富で簡単なところ。アプリTOPの右下にある「Destinnations」をタップすると、7つのマークとそれに連携させるアプリ(Dropbox、Evernote、Google Docs、OneNote、メールアドレスなど)を選ぶ画面になります。
私の場合、矢印のようなマークにGmail、ダイヤのマークにEvernote、りんごのマークにDropbox、ベルのマークにSlackを連携させました。
連携後の使い方は簡単です。ノートの下部に7つのマークがついているので、スキャンする前に、連携させたいものに×をつけるだけ。それだけで、取り込むときに他サービスにも取り込んだ内容がアップされます。連携のタイミングは設定で変更することも可能です。
また、チェックを付け忘れた場合も、あとから連携させたいマークをアプリ上で選んでアップも可能です。スキャンしたものをEverlastアプリから個別にほかにアップロードみたいな一手間がなく、×をつけるだけで多くのアプリやサービスと連携できるのはかなり便利で、これだけでもEverlastを使ってもいいかな、と思いました。
データでも残したい手描き派におすすめ
この1カ月ほどEverlastを使用していた間は、打ち合わせやメモのほか、毎日のTodoを書くのに使っていました。Evernoteなどのサービスに連携しておけばあとから検索もできるので、なんとなくログとして残しておきたいものとの相性は良さそうです。
また、描いたイラストをデータとして友人に送ったりSNSにアップするのも相性が良いと思います。お子さんのお絵かきをいつもLINEなどで家族に共有されている方は、絵の保存にもなるし良いのではないでしょうか。
Everlastの価格は、Amazonで4,980円。サイズはA4サイズと、A5サイズの2種類です。ノートを買うと思うと高い値段と感じますが、半永久的に使えることを考えるとお買い得です。
データを残しておきたいから普段はキーボードでタイピングしながらメモをとっているけど、ほんとは手書きでメモをとりたい(けど、タブレットとかわざわざ買ってまだデジタル手書きしたくない)、もしくは、普段ノートを使っているけどPCやスマホにデータとしても残しておきたい、といった方々は試してみてはいかがでしょうか。
この記事は、2018年1月29日に「カデーニャ」で公開され、家電Watchへ移管されたものです。 |