カデーニャ

Cerevo出身エンジニアが二人で作り上げたIoT照明「wesign」開発秘話

 Cerevo出身のエンジニア二人が立ち上げたIoTスタートアップ「Javasparrow」が、11月15日に自社の第1弾製品「wesign」を発表しました。

 wesign

 製品のリリースを控えたタイミングで、会社設立の経緯から製品開発の苦労にまつわるお話をお伺いしました。二人はカデーニャを運営しているCerevo出身ということもあり、インタビューの聞き手はCerevo広報の甲斐さんにお願いし、Cerevo時代のことも含めて、色々と根掘り葉掘り聞いていきます!

自分たちで責任を取って新しいことに挑戦

 --本日はよろしくお願いします。まずはお二人の自己紹介を聞かせてください。

 國舛:僕は2009年にCerevoへ入社しました。その頃はCerevoの第1弾製品である「CEREVO CAM」の出荷直前くらいの時期で、フロントエンドエンジニアの人手が足りないということでバイトから始まり、それから7年くらい在籍した間にプロダクトマネージャーを務めたりもしながら、2016年10月にフリーランスになりました。

 フリーランスになってからの約1年間は受託の開発仕事を請けながら商品の企画を温めていて、今年の8月9日に晴れてJavasparrowという会社を立ち上げました。

 稲田:2009年からパナソニックで国内外のオーディオ機器やテレビなどのデザインを担当し、2013年にCerevoに入りました。CerevoではUI、プロダクトデザイン、パッケージデザインなどを担当し、2016年からはプロジェクトマネージャーを兼任しました。その後私も退職し、國舛とともに会社を設立しました。

Javasparrowの稲田祐介(左)、國舛等志(右)

 --Cerevoを辞めて独立しようと思った理由は何だったのでしょうか。

 國舛:今の自分が作りたいものは、Cerevoとは違うブランドだと感じたことが1つです。例えば今回の製品では、ガラスを使ったり基板をつなぐワイヤーを真鍮にしたりと、かなり「手作り感」を大事にしているのですが、こういうものづくりはCerevoのように量産を前提としたメーカーでは難しいと思います。

 また、僕自身がいろいろなことをやってみたい性格というのもあります。入社したときはエンジニアとしてPythonを使っていました。その後、アプリや電子工作をやってみたくて、「SmartTrigger」という製品を企画しました。

 ※SmartTriggerについては下記のニュースも合わせてご覧ください。

 Webエンジニアが、量産品のハードウェアを作るようになるまで─Cerevoの中の人に聞いてみた! | HTML5Experts.jp

 その後もCerevo製品のプロダクトマネージャーを担当したりと、やりたいこと、やることが次々と変わりながら、Cerevoでは実際にいろいろな体験をさせてもらえました。そして今度は会社をやってみたいな、と思ったのが独立した理由です。

 今はIoT製品を作るメーカーですが、もしかしたら今後僕らがものづくりの過程でカフェをやったり映像プロデューサーをやってみたい、なんて思うかもしれない。そんなときに会社員という立場よりは自分の会社を立ち上げたほうが柔軟に動けるのでは、と考えました。

 --稲田さんはいかがでしょう。

 稲田:1つは自分で考えたデザインの追求を自分の責任の下でチャレンジしてみたい、ということです。あとは國舛さんが言ったことと重複しますが、製品を販売する時にお店も運営したい、さらには居住空間を作り出したいので建築もやりたい、となってくると、いくら柔軟なベンチャー企業でも会社員の立場では難しいかもしれません。自分たちで責任を取って、柔軟に変わっていける働き方をしてみたいな、と思ったのが理由です。

「手作り+IoT」をコンセプトに二人で起業

 --会社を二人で立ち上げたいというのは最初から考えていたのでしょうか? それともCerevoを辞めてからですか?

 稲田:会社を辞めてからですね。個人事業主でも出そうと思ったら製品を出せると思いますが、PL保険(生産物賠償責任保険)とかサポートの問題、それに各種認証を通すとき、さらには販売サイトを作るときに住所が自宅になってしまうとか、その辺りも考えて会社にした方がいいのかな、と思いました。

 國舛:あとは資金調達とか融資とかですね。僕が受託をやっていたときの話ですが、お客さまとの取引に個人事業主だと手続きが大変だったという経験があり、法人化した方が自分たちの商品を売る以外の面でも動きやすいんじゃないかなと思いました。

 --二人で会社を作ろうと考えたのはどういった経緯でしょうか。

 稲田:お互いがやりたい方向が近かった、というのが大きいですね。今回作った製品のように、そもそも片方が手作りを嫌がったら成立しないですし。

 國舛:僕は最近無印良品がすごく好きなんです。無印良品っていろいろなことをやっていますよね。服もご飯も売っているし家電も作っていて、それこそ家を建てたりもしている。僕の性格上、1つのことでプロフェッショナルになるよりもいろんなことをやってみたいと思っていて、そのあたりの感覚が稲田さんとは共有できていましたね。稲田さんは僕以上に無印良品を好きですし。

 稲田:製品開発のアイディアを考えて二人で全国のショップを回っていたことがあるのですが、その時に新潟で出会った雑貨屋さんに「大量製品でできたものはすぐ飽きてしまうけれど、多少高くても“てあか”が残るものって重要だよね」という話を聞いて感銘を受けたんです。そのあと2人でどんなものが好きかというのを考えていったら、二人とも「手作りの味が好きだ」ということに気がつきました。

 実は國舛さんは同じ財布を12年間使っているんですけど、本人はそのことに気付いていなかったんです。色んなお店を回る中で僕らにとってのキーワードが出てきた段階で、実は自分の財布は12年間使っていて味があって、それを無意識に使っていた。こういうものづくりこそ、僕らがやりたいことなのかもしれないと思ったんです。

 それにあわせて、僕たちはCerevoを通じてIoT的なスキルを持っていたので、それを掛け合わせて「手作り+IoT」というコンセプトにしたら面白いんじゃないかな、と考えたのが会社の理念になっています。

離れた人同士が気配を感じ合えるIoT照明「wesign」

 --なるほど、そういう流れが今回の製品に繋がるんですね。では、第1弾となる製品について教えてください。

 稲田:「wesign」という、IoT機能を備えた照明です。「sign」という言葉には「気配」という意味があって、離れたところにいる人同士が気配を感じあうことができるというコンセプトの照明です。

IoT照明「wesign」

 --具体的にどのような機能があるんでしょう?

 稲田:wesignは2個で1つのセットになっていて、離れた場所にいる2人が使うことを想定しています。照明は上下に分かれていて、スイッチを入れると上の部分が光り、同時に相手先のwesignでは下の部分が光ることで「帰宅して電気をつけたんだな」ということがわかります。また、相手が電気を消すことで「電気を消して寝るんだな」ということがわかるというように、お互いの行動が照明を介して相手の存在にさりげなく気付くことができる、相手とゆるくつながることができるアイテムです。

スイッチを入れると上のLEDが点灯し(左)、相手のwesignは下のLEDが光る(右)

 國舛:通信は我々の会社で用意したサーバーを経由して行います。wesign同士のペアリングは出荷時に行っているので、自宅の無線LANにつないでもらえればすぐに使うことができます。設定はwesignのアクセスポイントに接続してブラウザから行うので、設定のためにアプリケーションをインストールする必要もありません。また、無線LANの設定が難しいという人のために、自宅のルータへつなぐだけで利用できる簡単セットアップキットも別売で用意しています。

wesignの仕組み

遠く離れた大切な人と「ゆるくつながる」感覚を照明で実現

 --wesignを作ろうと思った経緯を教えてください。

 稲田:今、世の中にはSNSとかメッセージアプリといったコミュニケーションツールがいろいろとありますが、そうした直接的なコミュニケーションではなく、大切な人とゆるくつながっている感覚ってあると思うんです。

 例えば、実家の部屋にいるときに母親が台所で洗い物をしている音が聞こえてきて、それで母親がそこにいることがわかる、そういうことってありますよね? 直接やりとりするわけではないけれど、何となく相手の存在を感じることで安心したりする。こうしたゆるいつながり方を離れた場所でもできないか? というのが基本的な考えです。

 実はこれ、僕が学生時代の卒業研究で提案したアイディアなんです。当時は結構反響が良くて、他の大学とコラボしたりもしながら最終的にはデザイン提案で終わっていたんですが、それから10年位経って自分のスキルも上がり、國舛さんと製品を作ろうとなった時に「こういうアイデアがあるんだ」という話をしたんです。

 國舛:以前に僕は交通事故を起こしたことがあるんですが、そのおかげで親のありがたみがわかりました。若い頃は地元に帰っても友達と遊んでばかりで、家には寝に帰るだけ、みたいな感じだったのですが、事故をきっかけにして、家に帰って親と顔を合わせて話をすることが大事だなとわかって、何か親孝行したいなと思っているときに稲田さんからこのアイディアを聞いて「それはいい!」と思いましたね。

 --その頃から現在の仕様は決まっていたのでしょうか。

 國舛:元々の稲田さんのアイディアは音声ベースで、常時接続して離れた人と音声をやり取りする、壁にかけるタイプのアイテムだったんです。ふすまの向こうから親が家事をしている音が聞こえる、みたいなイメージですね。ただし、実際に作るとなると維持費だったりセキュリティだったりとハードルが高くて。そこで「照明にしてみてはどうか」という今の形になりました。

 稲田:学生時代のアイディアと比べると音は無くなりましたが、逆にシンプルになりました。「つながる」という目的も達成されていますし、意見のぶつけ合いをして良かったと思います。

生活に溶け込むデザインへのこだわり

 --実際に試作を始めたのはいつ頃でしょう。

 國舛:去年(2016年)の冬で、ちょうど1年前くらい前ですね。

 稲田:wesignは照明なので一番重要なのはLEDの部分なのですが、この選定が結構大変でした。というのも、この手のデバイスでLEDを使うとなると、どうしてもインテリアじゃなくてガジェットっぽくなってしまうんです。

 インテリアとして生活に溶け込むようなものを作りたかったので、それを実現するLEDとして見つけたのが「フィラメントLED」です。フィラメントLEDには、フィラメント電球のようなあたたかさがありつつ、LEDの長寿命・低消費電力という性質を合わせ持っています。

 そしてこの光源をそのまま濁りなく伝えるために、ガラスを使うデザインに決まりました。プラスチックも考えましたが、どうしてもプラスチックだと透明感や光の屈折率の関係で思ったような質感が出せないんです。フィラメントLEDのよさを邪魔しないようにデザインを詰めていった結果、ガラスを使うことでノイズの無いデザインになったと思いますし、結果的に新しい感じも出せたかなと思っています。

ガラスを使った手触りのあるデザイン

 --試作は順調に進みましたか?

 稲田:いえ、いろいろと試行錯誤が続きました。例えばLEDを支えている真鍮の棒は元々4本だったんですが、実際に照らしてみると不要な影ができてしまって、デザイン的にも複雑になってしまったので、その後2本に減らしました。

 また、試作がぜんぜん図面通りに仕上がってこなくて、図面通りの試作を作ってもらうのにも2回くらいやり直しをしていますね。

Cerevoメンバーの力を借りながら手探りで開発

 --お2人はフロントエンドエンジニアとメカデザイナーですよね。担当分野ではない電気設計や組み込みソフトなどはどうしたんでしょう。

 國舛:電気設計と組み込みソフトはプロダクトマネージャーをやっていた経験である程度は理解しているのと、電子工作をかじっていたのでまずは自分でやってみようと。

電気設計はフロントエンドエンジニアの國舛さんが自ら担当

 とはいえソフトの使い方も全然わからなくて、見よう見まねでやってみたら何とかできました、という感じです。最初はスルーホールで設計していたのですが、量産が大変だということになって最終的には表面実装になりました。はんだのリフローには自宅のトースターを使ってみたりと、試行錯誤しながら作っています。

はんだのリフローは自宅のトースター

 --組み込みも國舛さんがやっているんですね。

 國舛:はい、C言語を使って自分でやっています。このあたりはSmartTriggerを開発した時の経験が活かせたのと、電子工作系の情報はWebにたくさんあるので、それを参考にしながら作りました。wesignの動作そのものはいわゆる「Lチカ」なのでさほど難しいことはなかったのですが、ファームウェアアップデート機能の実装やスイッチ検出の仕組みなどが難しかったですね。

 --電気設計も組み込みも自分でやるのはすごいですね。

 國舛:いえ、実際にはいろんな人に助けてもらったおかげです。特にCerevoのメンバーは、在籍の人もすでに退職した人にもとてもお世話になりました。自分で設計した基板を実際に見てもらってアドバイスをもらったり、設計だけでなく製品の輸入について教えてもらったり。

 稲田:「たった二人のメーカー」と言ってはいますが、本当にいろんな人のおかげですね。「助けはゼロです」といったら嘘になるくらい、いろいろとフォローしてもらいました。

開発からパッケージの組み立てまですべての工程が二人の手作り

 --生産も二人でやっているんですか?

 國舛:そうです。基板へのパーツの実装からファームウェアの書き込みだけでなく、パッケージを組み立てたりマニュアルを折ったり、ガラスを洗ったりなんてこともしています。ガラスはそのままだと変な匂いがして、洗わないとくさいんですよ。

パッケージやマニュアルも自分たちで作る

 稲田:実はスイッチも独特の匂いがあって。いろいろ試してみた結果、スイッチは天日干しするのが一番いいということになり、今は匂いの問題は解決しています。

 --そのあたりは実際に自分たちでやってみてはじめてわかったことでしょうか。

 稲田:そうですね。例えばガラス素材は今回初めて使ってみたんですが、公差がプラスマイナスで1mmズレるんです。今まで使っていた樹脂では公差を0.3で計算していたんですが、その感覚でガラス製品を作ると大惨事になってしまう。大変だったけれどとにかく勉強になりましたし、次はこうしよう、と思うことも一杯あります。

 --サーバーの通信周りは國舛さんの得意分野なのでさほど苦労はなさそうですね。

 國舛:最初はせっかくなので新しい言語を勉強して作ろうかなと思っていたんですが、電気設計に部品調達にとやることがいっぱいで新しい言語で取り組む時間がなかったので、結局Pythonを使いました。サーバー周りはこれまでもやってきていたのでさほど難しい部分はなくて、電気設計と組み込みのウェイトが多かったです。

 --製品の認証関連はどのように対応したのでしょうか。

 國舛:無線LANは、Cerevoでも販売している技適取得済みの「ESP8266」というモジュールを使っています。また、PSEも取得済みのアダプターを調達しました。

無線LANは電子工作で定番のESP8266

製品発表直前で思わぬ仕様変更が発生

 --設計も終わって今は販売に向けて生産を進めているところでしょうか。

 國舛:そうなんですが、実は直前で大きな仕様変更がありまして……。発表前に(Cerevo代表の)岩佐さんに見てもらった際に問題を指摘されて、そこからリワークしました。

 --具体的にはどんな指摘だったんでしょうか。

 國舛:当初の仕様ではコードが取り外せるようになっていて、コード部分にコネクタがあったんですが、端子がむき出しになっているので、何か金属に触れたらショートする可能性があるよ、と指摘してもらって。確かにそのリスクは大きいので、コネクタ部分をリワークして本体と直付けになる仕様に変更しました。

 --直前での仕様変更は大変ですよね。

 國舛:最初はコードの部分だけを付け替えればいい、と楽観的に考えていたんですが、実際には梱包に影響があったり、マニュアルの説明も変わったりで結構大変でした。とはいえ、指摘をもらえずに販売しているよりは、事前に対策できたのでアドバイスはとてもありがたかったです。

 --販売はどのように行うのでしょうか。

 國舛:ショッピングサイトは「BASE」を使って構築しました。また、実店舗での販売もいくつか交渉を進めていて、発表時には1カ所店頭に置いてもらえそうです。

 wesign、東京都港区のインテリアショップ「Mid-Century MODERN」にて11月15日から販売開始

 --ファームウェアアップデートができるとのことですが、今後機能追加の予定はあるのでしょうか。

 國舛:具体的な予定はなくて、どちらかというと修理や不具合対応のためですね。ただ、現在の仕様だと固定IPに対応していないのですが、もし固定IPを要望する方が多ければ、アップデートで対応しようかな、と考えています。

 また、あとは、コンシューマー向けだけではなくB2Bの需要もあるのかなという期待もしています。たとえばアーティストの方とコラボして、そのアーティスト限定の光り方をするとか。ソフトウェア上は点灯スピードや明るさを変えられるようになっているので、要望があれば光り方を細かく変えられる設定メニューを追加する、という対応も可能ですね。

二人でのものづくりは「めっちゃ大変だけど楽しい!」

 --第一弾製品を作り終えての感想をお願いします。

 國舛:めっちゃ大変! だけど楽しいです! プログラマーだった頃はプログラムを書くのが楽しくて、プロダクトマネージャーの時は円滑にプロジェクトが進んだり、商品が世の中に出ることに喜びがありましたが、今は製品の生産者として、企画から販売までをすべてやらせてもらっているのが面白いですね。岩佐さんのレビューによる仕様変更は正直たいへんでしたが、「世界の岩佐が言うなら仕方ない」とがんばりました(笑)。

 ただ、今回のような仕様変更の判断を自分たちでできるというのは、経営判断という楽しみの一つですよね。岩佐さんもコメントはしたけれど、実際に仕様変更するかどうかは「そこは君たちが判断することだから」と任せてくれました。

 --稲田さんはいかがでしょう。

 稲田:メディアの人と直接話して感想をもらえたり、販売店さんに見せていろいろと反応が返ってくるというのがとても新しい体験でした。次のアイディアのヒントにもつながりそうです。

 --wesignの次の製品は考えていますか。

 稲田:できれば作りたいですが、まずはwesignの売れ行き次第ですね。

 國舛:まずはwesignをしっかり生産して、その経験を次の製品に活かしたいと考えています。中途半端に次の製品を企画してしまうと、wesignで学んだことが活かせないので、どんな製品を作りたいかという企画は企画で進めつつ、当面はwesignに集中する予定です。

 --Javasparrowは当面の間二人で運営していくのでしょうか。

 國舛:僕も電気や組み込みが得意なわけではないので、今後業務を拡大するにあたって雇用や業務委託が発生する可能性もあるとは思いますが、当面は二人でやっていきたいと思います。とはいえいろいろなことがやってみたい性格なので、今後生産や開発から離れて経営に集中するとか、新しい事業に挑戦するとなった時に改めて考えたいですね。

 --本日はありがとうございました。二人メーカー、これからもがんばってください。

この記事は、2017年11月16日に「カデーニャ」で公開され、家電Watchへ移管されたものです。

長田 卓也

老舗のAndroid専門ニュースメディア「GAPSIS(ガプシス)」編集長を務めつつ、Androidアプリメディア「オクトバ」をはじめ、他メディアへの記事提供/執筆なども手掛けています。最も強く関心を持っている分野はモバイル、PC、インターネットなどですが家電全般の最新情報に目がありません。 Twitter:@GaApps