【IFA2009】シャープ、太陽電池とLEDをアピール
シャープのブースでは、同社の太陽電池やLED照明をアピールしている。
つい最近まで、こうした見本市では液晶テレビ一色の展示だったシャープだが、今回は違う。もちろん、LEDバックライトを搭載した液晶テレビが主役であることに変わりはないが、太陽電池、LED照明といった今後、同社を牽引すると見られる事業についても、環境と絡めて大々的にクローズアップされている。
とくに太陽電池に関しては、2009年10月に本格稼働する堺工場を、巨大なパネルと共にアピールする。堺工場は同社が「21世紀型コンビナート」と位置づける生産拠点で、液晶パネル、太陽電池の製造を予定している。
一方、LED照明は、リビングルームを照らす、という設定で展示が行なわれた。すでに日本では発売が開始されている電球型タイプのものをはじめ、参考出品となる小さなLEDを敷き詰めた照明もあった。さらに、特に解説パネルはなかったが、プラズマクラスターイオンの発生器と、加湿空気清浄機も併せて展示されていた。
LEDバックライトの液晶テレビをメインに、LED液晶を展示 | 真ん中にあるパネル型のLED照明は参考出品という | 部屋の端にプラズマクラスターイオン発生器がある |
LED電球を使った照明 | プラズマクラスターイオン搭載の加湿空気清浄機 |
欧州、特にドイツは環境問題に関しての関心が高いこともあり、全体的には「液晶のシャープ」から「液晶・環境のシャープ」へと変容していることを強く印象づける展示となっていた。
(本誌:)
2009年9月7日 13:08
-ページの先頭へ-