【グッドデザインエキシビジョン2012】
トンボ鉛筆、テープ感覚で使えるグミ状接着剤などデザイン文具

 グッドデザイン賞の受賞作品1,108点を展示する「グッドデザインエキシビジョン2012」が、11月23日から11月25日まで東京ビッグサイトで開催された。家電Watchでは、会場で公開された家電製品や照明機器、日用雑貨品などを紹介する。

のり付けの手間を省いた粘着グミ「ペタッツ ハンディ」

トンボ鉛筆「ペタッツ ハンディ」

 トンボ鉛筆の「ペタッツ ハンディ」は、グミ状の接着剤。2010年に第1弾が発売され、今回は使い勝手を向上させた第2弾となる。第1弾では、粘着グミをはく離紙とフイルムで挟んでいたが、新製品ではフイルムを省き、テープのように引っぱり出して使えるようにした。これにより、粘着グミを素早く、手を汚さずに貼れるようになった。

 粘着グミの厚さは約0.35mmで、素材には炭化水素樹脂を採用しており、柔らかい。接着できる素材は、紙のほか、壁やプラスチック、ガラスなど多岐に渡るという。

コンパクトな本体ブルーの円状のものが接着剤

 ラインナップは、「貼ってはがせるタイプ」と「強力貼るタイプ」の2種類。さらに粘着剤のサイズは、「貼ってはがせるタイプ」には直径約10㎜のMサイズと同14㎜のLサイズ、「強力貼るタイプ」には直径約5㎜のSサイズと同10㎜のMサイズを用意した。

 ボディのカラーは、はがせるタイプがグリーン色、強力貼るタイプがオレンジ色を採用した。

 全て発売中。希望小売価格はいずれも420円。つめ替え用の希望小売価格は262円。

キーボードがサバンナ化!? 動物型伝言メモ「デングオン」

 ハイモジモジの「デングオン」は、パソコンのキーボードの隙間に挟める伝言メモ。動物などをモチーフとし、素材には彩り豊かなカラー紙を使用している。

ハイモジモジ「デングオン」20枚綴りで発売されている

 具体的には、キリンやゾウ、クマにシカ、ウシ、ワニ、ウサビ、ペンギンなどが揃う。同社では、ふせんを目につきやすいデザインにして、「キーボードの上を、コミュニケーション・スペースとして有効活用」するとしている。

 シートは20枚綴り。発売中。希望小売価格は380~525円。合わせて、5点の伝言メモがセットになった「古都シリーズ」も発売中。希望小売価格は3,150円。

さまざまな人間模様……ならぬ、動物模様がキーボードの上で繰り広げられている京都をイメージした舞妓さんや五重塔シリーズも

四角いケース入りで持ち運び自在の「スコッチ メンディングテープ ボックス」

住友スリーエム「スコッチ メンディングテープ ボックス」

 住友スリーエムの「スコッチ メンディングテープ ボックス」は、四角いケースに収納されたメンディングテープ。メンディングテープとは、表面につや消し加工が施されたテープで、貼り跡が残りにくく、テープの表面に文字を書くこともできる。

 スコッチ メンディングテープ ボックスの特徴は、四角いケース。ケースは使用時にワンタッチで開き、使用時以外は、テープをホコリから守る役割を果たす。

 本体サイズは148×76.5×25mm(幅×奥行き×高さ)で、持ち歩きやすく、引き出しに収納してもかさばらないという。カラーはブラック、ホワイト、グリーン、ピンクが展示されていた。

 2月より発売中。希望小売価格は294円。

シンプルな四角いケースにおさまっており、持ち運びにも便利そうだ側面の様子。指でつまめるほどコンパクト







(本誌:小林 樹)

2012年11月29日 12:13