やじうま大掃除ウィーク
リビング周りを徹底的にキレイにする掃除アイテム
~大本命の窓掃除から、気になるクロスの汚れ落としも
(2012/12/14 00:00)
今週、家電Watchではイチ押し掃除アイテムを試していく“やじうま大掃除ウィーク”をお届けしている。4日目となる本日は、リビング周りの掃除グッズを紹介しよう。
大掃除の大本命! 窓掃除は三角形のハンディワイパーで
大掃除の定番といえば、なんといっても窓拭き掃除だろう。窓は汚れが目立つ場所であるが、掃除にはそれなりに手間がかかる。室内掃除を優先してしまって、ついつい後回しにしがちな場所だ。これまでいくつもの窓掃除グッズを紹介してきたが、今年選んだのは、リンレイの「オールハンディワイパー」だ。
メーカー | リンレイ |
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製品名 | オールハンディワイパー |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | ドラッグストア |
購入価格 | 480円 |
窓掃除用のグッズといえば、モップのような形をしたものが定番だったが、オールハンディワイパーは、三角形に取っ手が付いたユニークな形をしている。本体には、窓拭き用のシートが2枚付属するが、その2枚だけで窓掃除を終わらすことはできないので、別売りのシートをあらかじめ購入しておいた方が良い。別売りのシートは、「窓ガラス専用シート」、「アミ戸専用シート」、「カベ紙専用シート」の3種類。今回は、3種類とも購入してそれぞれ試してみた。
まずは、当初の目的である窓掃除からスタート。本体は三角形だが、専用シートは正方形に近い形をしている。このシートの上に本体を載せて、シートの隅を本体の隅に噛ませていく。四角形のものを三角形にはめこんでいくので、最初は少し戸惑ったが、3カ所のうち2カ所が固定してあれば、そこまで大きくずれることはないので、あまり神経質にならなくても大丈夫だ。
窓ガラス専用シートは、割と薄手で、イメージ的には駅弁に付いてくるお手ふきのような素材感だ。シートには薬剤が含まれているので、別に洗剤などを用意する必要はない。
実際に使ってみると、本体の三角形の意味が分かった。窓の隅まできっちり拭けるので、拭き残すことなく、効率よく作業が進められるのだ。本体をしっかりグリップできるので、自分の思い通りにコントロールできるのも大きな魅力だ。これまで、雑巾や新聞紙で窓掃除をしたこともあったし、柄の長いワイパーで掃除したこともあったが、個人的にはこの形が一番のヒット。手首や腰への負担も少なく、簡単に掃除を終えられた。
独特な本体構造はもちろんだが、専用のシートもかなり優秀。シートに含まれた薬剤の量がちょうど良いのか、薬剤が垂れることもなく、逆に途中で乾いてしまうこともなかった。手が汚れることもないし、周囲がびちょびちょになることもない。ストレスなく楽しく窓掃除を終えることができた。
続けて、シートを付け替えて網戸掃除に取りかかった。別売りのアミ戸シートは、表面に凹凸があって、スポンジの表面のような肌触りだ。網戸は、見た目には汚れが分かりにくいが、実はかなり汚れが溜まっている場所。早速、掃除を始めると白いシートがみるみる真っ黒になってしまった。
表面の凹凸が、網目にまでひっかかるのか、一往復するだけでかなりの汚れが取れる。ただし、周りに微細なホコリが飛ぶので、掃除場所には注意したい。順番的には先に網戸の掃除をしてから、窓掃除をした方が良かったかもしれない。
カベ拭きシートも、アミ戸シート同様、表面に凹凸のある構造。ただし、我が家は室内でタバコなどを吸わないので、あまり効果が実感できなかった。
以上、3つの専用シートを試してみた。カベ拭きシートこそ、効果を実感できなかったが、窓拭きシートとアミ戸シートはかなり評価できる。はっきりいって、窓掃除はどんな薬剤、グッズを使ってもそれなりにキレイにはなる。だからこそ、掃除しやすさが選ぶポイントになる。オールハンディワイパーは、腰や手首への負担が少なく、スムーズに掃除できるので、大掃除と言わず、日常的に使いたくなるアイテムだ。
頑固なフワフワホコリを香りを楽しみながら楽々お掃除
リビングでホコリが気になる場所と言えば、テレビやオーディオなどの“黒い家電”周り。これまた色々なグッズを使ってきたが、ホコリ周りの掃除グッズと言えば、花王の「クイックルワイパー ハンディ」が大定番。この時期、数量限定で「エッセンシャルローズ」の香りの取り替え用キャッチャーが売っていたので、さっそく試してみた。
メーカー | 花王 |
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製品名 | オールハンディワイパー |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | ドラッグストア |
購入価格 | 798円 |
使う際には、取り替え用キャッチャーとは別に本体も用意する。本体にはあらかじめ、キャッチャーが1つ付属するが、クイックルワイパー ハンディのキャッチャーは使い捨てなので、どっちにしろ、使い続けるには取り替え用キャッチャーを購入する必要がある。
キャッチャーは本体に差し込んで、根元部分を固定するだけで、簡単に取り付けられる。限定のエッセンシャルローズの香りのキャッチャーは、パッケージを開けた瞬間から、柔らかいローズの香りが広がる。香りはキツすぎることはなく、たとえば、テレビなどに香りが移ってしまうということはないので、安心して欲しい。
濡れた雑巾や掃除機でも取れない細かいホコリを根こそぎ取ってくれるのは、クイックルワイパー ハンディのふわふわとしたキャッチャーならでは。キャッチャーで表面をなでるようにするだけで、ホコリをさっと取り除いてくれる。柔らかい素材なので、オーディオ機器やパソコンなどの精密機器にも使えるのが嬉しい。
普段気付いていながらも、見ないふりをしていたホコリを年末のこの機会に一掃してみてはいかがだろうか。
壁や幅木に溜まった汚れは300円以下で買える掃除機ノズルで一気にキレイに
リビングの壁を見回してみると、隅の方や天井やカベの境目に細かいホコリが見つかる。床の掃除は定期的にしていても、カベの掃除まではなかなか手が回らないというのが現状だ。そこで、紹介したいのが小久保工業の掃除機ノズル「どこでも吸いスイ」だ。掃除機の先端につける替え用ノズルなのだが、独特の形状と仕組みで、普段掃除しきれない壁や鴨居などの掃除がしやすくなっている。
メーカー | 小久保工業 |
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製品名 | どこでも吸いスイ |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | 東急ハンズ |
購入価格 | 275円 |
使い方はこれまた簡単。自宅の掃除機のヘッド部分を取り外して、どこでも吸いスイを取り付けるだけ。説明書には、「各メーカーの掃除機(業務用・特殊型を除く)でご使用になれます」とあった。実際、我が家で使っている海外メーカーの掃除機のホースにも対応した。
どこでも吸いスイは、先端が柔らかいブラシになっていて、吸い込み口は三角形になっている。先端部分は手動で回転する仕組みで、角度を変えることで、先端部分を直角にすることもできる。
実際使ってみると、この三角形と直角の形がとにかく便利。壁際の幅木に溜まったホコリから、カーテンレールの上に溜まったホコリまでどんどん吸い取ってくれる。先端部分が既に曲がっているので、こちらで特別にコントロールしなくても、簡単に掃除できる。
最近の掃除機は、付属のアタッチメントもかなり進化しているが、付属品が多すぎて、使い方や置き場所まで管理できないという話もよく聞く。必要な時に買ってきて、さっと取り付けられるこの手軽さは便利。300円以下で購入できる価格も大きな魅力だ。
クロスの汚れを簡単に消しちゃう消しゴム
どこでも吸いスイで壁に溜まった埃を掃除していて、気になったのが、クロスの汚れだ。マンションなどの賃貸住宅で多く採用されている壁紙だが、汚れが付きやすく、ちょっと拭いたくらいでは落ちない。そんな時に使いたいのが建築の友が出している「クロスの汚れを消す クロス消しゴム」だ。消しゴムという名の通り、形も触った時の質感も、使い方も普通の消しゴムと一緒。クロスの汚れが気になる所に、消しゴムをかけるというイメージだ。
メーカー | 建築の友 |
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製品名 | クロスの汚れを消す クロス消しゴム |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | 東急ハンズ |
購入価格 | 960円 |
「そんな使い方で本当に汚れが落ちるの?」と半信半疑で使い始めてみたところ、予想以上に効果大。汚れの原因が分からないなんとなく汚れている場所はもちろん、食べ物で付いたであろう目立つ汚れも落ちた。
使う上で気をつけたいのは、実際の消しゴム同様、“消しカス”が出ること。使えば使った分だけ、消しカスが出るので、使った後の、掃除機がけは必須になる。
白いクロスに目立っていた汚れがさっと落ちるのは、掃除していても気持ちが良い。大掃除の仕上げとして使ってみてはいかがだろうか。
以上、大掃除ウィークのリビング編をご紹介してきたが、いかがだっただろうか。この時期ドラッグストアやスーパーにはたくさんの掃除グッズが並ぶが、今回編集部では数ある掃除グッズの中から「実際に使ってみて、良い物だけ」をご紹介してきた。参考にしていただけると幸いだ。