やじうま大掃除ウィーク

お掃除大好きライター・スタパ齋藤氏が明かす、とっておきの掃除術

 いよいよ師走を迎えた。今週の家電Watchは「やじうま大掃除ウィーク」と題して、年末の大掃除シーズンに向けた掃除用品をレポートする。1日目は、スタパ齋藤氏が提案する掃除術と、愛用の掃除グッズをご紹介したい。

小掃除を継続して大掃除を不要にしよう♪

 はいはいはい、今年も大掃除の季節がやってまいりました~、準備はどうですか~、いつヤリますか~? しかし俺は大掃除とかしないのであった。全然しない。明らかにしない。なぜならば!! 年間を通して「小掃除」をしているからであり、それゆえ年間を通して部屋はだいたいキレイなのである!!

 って、なんか上から目線的に威張ってる感じでヤですか? イラッとキましたか? ムカつきましたか? すみません~。陳謝。

 でも、まめに「小掃除」してると、「今週末は一気に掃除!! 」という意気込みが不要になったり、まとまった時間を掃除にあてがう必要もなかったりして、とてもラク&好都合っす。また、汚れが過度に固着することがまずないので、掃除自体がラク。掃除がラクだと体がラク。「大掃除で筋肉痛」みたいなこともナイのであり、いろいろと好循環♪

 なので、ここでは俺が日頃行なっている掃除パターンをご紹介。フローリングの仕事場をほぼ毎日「小掃除」してる感じ。掃除機とフロアシートを使っての「小掃除」だが、これだけで仕事場をキレイに保てる。とくにフローリングはピカピカ状態を保てたりする。

ダイソン「Digital Slim DC45 モーターヘッド」

ダイソン「Digital Slim DC45 モーターヘッド」。コードレス掃除機で、仕事場の棚に設置(壁掛け!?)している

 さて、その方法だが、まずは掃除機がけ。「始業前の掃除機がけ」として習慣づけて、ほぼ毎日仕事場の床を掃除機がけしている。使っている掃除機はダイソンの「Digital Slim DC45 モーターヘッド」だ。

メーカーダイソン
製品名Digital Slim DC45 モーターヘッド
購入場所Amazon.co.jp
購入価格42,480円

 この掃除機を使っている理由は、コードレスでありかつ十分な吸引力があるから。コード式の掃除機だと、掃除機がけ前にコードをさばいたりするのが面倒ですな。コードレスならそういう煩わしさがないので、掃除機がけする気を萎えさせない。また、床にちょっとホコリやゴミを見つけたときも、掃除機の準備という少々の手間もないため、「今すぐ掃除しちゃおう」という気になれる。

 あとこの掃除機、ヘッド部分の回転ブラシがナイス。床に静電気でくっついたホコリなんかもサッと除去できる。この掃除機で毎日掃除機がけするようになってから、副次効果として椅子のキャスターにホコリの帯が固着するようなこともなくなった。

コードレス掃除機なので、掃除機がけ前にコードをさばくという必要がない。掃除する気を削がない掃除機なのだ
机や棚に軽く立てかけておくこともできる。吸引力も十分あり、10畳程度の仕事場床の掃除なら3分かからない感じ

 で、基本はこの掃除機で始業前の掃除機がけをするだけ。じゃあ机上や棚などのホコリとかそーゆー汚れは? これはですね、賛否両論かもしれませんけどね、床に落としちゃうんですな。そして翌日の始業前掃除機がけで除去。どうせ明日も掃除するんだから全部床に落としとけ、的な。

神沢鉄工「スクレィパー PeLa」

 これだけでだいたいキレイさを保てるが、そうは言っても掃除機がけだけだと、徐々に床は汚れてくる。拙宅仕事場でいちばん多いのは、床に付着する黒っぽい謎の汚れだ。液体が跳ねて落ちてホコリとともに固まった? 皮脂とかが落ちて変質しつつこびりついた? そんなような黒いこびりつき汚れだ。

 そういう汚れは、見つけたら逐一スクレイパーで除去している。使っているのは神沢鉄工の「スクレィパー PeLa」である。

神沢鉄工「スクレィパー PeLa」。矢印はたまに発見される謎のこびりつき汚れ。フローリングにはアリガチですな
「スクレィパー PeLa」で何度が擦ると、謎のこびりつきを除去できる。床の黒い点がなくなるとかなりキレイな印象に
メーカー神沢鉄工
製品名スクレィパー PeLa
購入場所Amazon.co.jp
購入価格932円

 このスクレイパーいいすよ。先端のブレード部がポリカーボネート製なので、塗装されたタイプのフローリングを傷付けにくい。また、力を入れてもブレードが十分しなって床に密着するので、こびりつき汚れを落としやすい。

ウェットシートとワックスシートでフローリングをピカピカに

 こんなふうに、毎日掃除機がけして、たまにこびりつき汚れを落としつつ、「小掃除」を励行中。だが、それでもやはりフローリングは徐々に汚れてきますな。全体的にくすむような、輝きを失うような。

 そこで、たまにはワックスがけ。と言っても、ウェットシートとワックスシートを使って床をサッと拭う程度だ。使っているウェットシートは3Mの「スコッチ・ブライト ウェットシート」、ワックスシートはリンレイの「つやピカワックスシート」、それらシートを装着するフロアワイパーは3Mの「スコッチ・ブライト フロアワイパー」を使っている。

現在使用中のウェットシートは3Mの「スコッチ・ブライト ウェットシート」
ワックスシートとしてはリンレイの「つやピカワックスシート」を使っている
フロアワイパーは3Mの「スコッチ・ブライト フロアワイパー」を使用中。81~130cmの間で伸縮する。そして全体的に頑丈
メーカー3Mリンレイ3M
製品名スコッチ・ブライト
ウェットシート
つやピカワックス
シート
スコッチ・ブライト
フロアワイパー
購入場所Amazon.co.jpAmazon.co.jpAmazon.co.jp
購入価格635円280円1,255円

 床が汚れてきたな~、と思ったら、まずウェットシートで床の埃を除去。次いで、ワックスシートで床を均等に拭い、数分待てば完了。10畳程度の仕事場全部に処理しても、まあ10~15分もあれば済む感じでしょうか。

ヘッド部は25×11.4cm。前述のフロアシート類をイイ感じで装着できる。頑丈なので床にグイグイ押しつけつつ使えて実用的だ
な~んか床が汚れてきたかな~、みたいな状況。ツヤや輝きが少々失われてきている
その床をウェットシートで拭った後の様子。肉眼だと少しツヤが戻った感じに見える
ワックスシートで床を拭って乾燥した後の様子。すすす凄い効果!! でもラクです~

 ちなみに、ウェットシートやワックスシートを使う頻度は、まあ季節にもよりますけど、1~2カ月に一度程度ですな。頻繁にやっている感じではナイっす。なお、リンレイのワックスシート、床を均等に撫でる感じで使うとしっかり光沢が出ますヨ♪

 掃除機がけも、スクレイパー使用も、ウェット/ワックスシートでの処理も、どれもかなり短時間で終えられる「小掃除」。これをこまめに行なえば、ホントに「大掃除」とか無縁になっちまうんですな。キレイにしてればずっとキレイが続くというイメージだ。

 逆に、小さな汚れだからと放置すれば、すぐさま汚れスパイラルが発動し、半年経たないうちに大掃除必要級の凶悪な汚れへと成長しがち。そんな憂き目に遭わないために、やっぱり結局こまめな「小掃除」をオススメしたい俺なのであった。


【2013年 やじうま大掃除ウィーク】
・1日目「お掃除大好きライター・スタパ齋藤氏が明かす、とっておきの掃除術」
・2日目「お掃除大好きライター・藤原大蔵氏が愛用する掃除グッズ」
・3日目「猫に快適に過ごしてもらうための大掃除」
・4日目「本格ワックスに初挑戦! フローリングがピカピカツルツルに」
・5日目「普段掃除しにくいサッシや畳、タイルの目地を徹底的にキレイにする」

スタパ齋藤