やじうまミニレビュー
大作商事「マジックハンズ」
~ゴム手袋とスポンジが一体化! コップから湯船まで洗える
by 池田 園子(2013/1/11 00:00)
洗い物や水周りの掃除をしていて、手が荒れてしまうことはないだろうか。特に乾燥が気になるこの季節は手が荒れやすい。あかぎれが痛々しい母親の手を思い出す――クリームを塗って保湿しても、冬の乾燥で弱まった肌は、なかなか元に戻らない。
そこで発見したのが、ゴム手袋とスポンジが一体化した大作商事の「マジックハンズ」だ。従来は手荒れを防ぐために、ゴム手袋をつけた手でスポンジを持ち、洗い物をするのが一般的だったと思う。ゴム手袋はわりと大きめに作られているので、手が動かしにくかったり、収納に困るという問題があった。
メーカー | 大作商事 |
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製品名 | マジックハンズ |
希望小売価格 | 1,680円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,680円 |
マジックハンズはその2つが一緒になった画期的な商品といえるだろう。早速使ってみることにする。マジックハンズは、外側の洗浄面から、スポンジ、ビニール、やさしく肌に触れるポリエステルの4層構造になっている。防水層となる黒いポリエステル部分にはゴムが入っているため、水や洗剤が入り込むのを防いでくれる。ゴム手袋などに比べると、かなり細身に作られており、最初は指が入りづらいと感じるかも知れないが、丁寧に着用すれば問題ない。
漆器類や自動車のボディ、印刷面、塗装面、金・銀などの貴金属類を除く、ほとんどの素材を洗うことができるとあったので、まず最初に食器洗い用のスポンジとして試してみる。マジックハンズの表面はザラザラしたメッシュ層になっているため、非常にきれいに汚れが落ちる。こびりついたごはん粒も、指でこすって簡単に落とせる。油を使用していない料理であれば、水だけで落とせるくらいに、強力な洗浄スポンジだ。
シンクの掃除にも適している。毎日使う場所ということもあり、頑固な汚れがつきやすい場所だが、手のひら全体を使って広い範囲でゴシゴシとこすれるので、楽々掃除ができた。素手で直接触るのが嫌な排水口なども、マジックハンズを使って掃除できるのはありがたい。また、シンクの細かい溝などを、指先を使って丁寧に磨くことができるのはマジックハンズならではの利点だ。
お風呂掃除にもオススメだ。ブラシの柄を持ってゴシゴシこすってみても、意外とぬめりが取れていなかった経験はないだろうか。マジックハンズなら、手のひらと指全体を使って掃除するため、湯船をこするときに力が入りやすい。掃除し終えたとき、湯船の内側はこれまでにないほどツルツルしたクリーンな状態になっていた。
そのほか、クルマのタイヤやエンジン部分、バーベキューグリルなどなど活用シーンは広い。手袋タイプとなっているので、掃除がしにくい細かい隙間なども、簡単に掃除できることがポイントだ。家の中用と外用に1つずつ持っておくと重宝するだろう。
使った後は洗濯機で丸洗い可なのが嬉しい。とはいえ、他の洗濯物に汚れやニオイが移ることには注意したい。筆者は手洗いにしておいた。洗った後は水気を切って、風通しの良いところに干して乾かそう。
手全体がお掃除グッズと化すマジックハンズ。手肌が守られるので、冷たい水仕事もツラくない。家族や恋人など、毎日家事に取り組んでいる女性にプレゼントしてあげると喜ばれるのかもしれない。