年末特別企画

デロンギの全自動コーヒーマシンで日常がより楽しくなった【私の2023】

デロンギ「エレッタ エクスプロア ECAM45055G」実売価格は298,000円

夏前には一気にコロナ前のような雰囲気に変わった2023年。家電業界は激動の中にいたように思います。コロナ禍のステイホームによる特需の後、家電製品の売上げは大きく落ち、多くのメーカーが大変だったようです。

しかしのその反面、家電製品はコロナ禍に企画開発が進められた面白い製品が数多く登場したように思います。そのためひとつの製品をベスト1に選ぶことはできなかったのですが、間違いなく個人的トップだといえる製品があります。それが、2023年に最も多く使ったコーヒーメーカーです。

取材や発表会などがない限り、1日中事務所にいて原稿を書いたり家電をテストしたりしているため、コーヒーは1日少なくとも2杯、下手すると4~5杯飲んでいます。そういう意味で、今年一番使った家電は間違いなくデロンギの「エレッタ エクスプロア ECAM45055G」です。

至福のミルクメニューをアイスでもホットでも

デロンギの全自動コーヒーマシンシリーズには2つのラインがあります。「エレッタ エクスプロア ECAM45055G」はミルクタンクが装着でき、手軽にカプチーノやカフェラテが入れられるミルクラインの製品です。これまでは基本的にホットのみでしたが、今年の7月に発表されたこのモデルから、アイスカフェラテなどアイスのミルクメニューが淹れられるようになっています。

5月の発表会にて表示されたスライド。多くのモデルの中でミルクレンジのトップ2に位置するモデル

しかも、豆乳やオーツミルクなど、牛乳以外にも対応。これが嬉しいんです。個人的に牛乳はあまり得意ではなく、できれば豆乳やオーツミルクなどの臭みのないミルクメニューが好み。デロンギならそれにも対応してくれるというわけです。

デロンギのミルクメニューは独自の自動ミルク泡立て技術「ラテクレマ」を採用しており、非常にクリーミーなミルクが抽出できます。このしっとりしたミルクの口あたりの良さも格別。筆者の事務所に来たゲストにお出しすると、間違いなく喜んでもらえています。

ホット用とコールド用、2つのミルクコンテナが付属。メニューごとに付け替える仕組み

豊富なメニューが楽しい

さらに「エレッタ エクスプロア ECAM45055G」が優れているのは、メニューの多さです。ホット、コールドと共に非常にメニューが充実しています。

ホットメニューは全部で18種類(お茶/お湯含む)、コールドは9種類。そしてそれぞれでサイズや豆量が調節できます。カスタマイズしたサイズや豆量はユーザープロフィールごとに分けて管理できるのも便利です。

個人的に普段よく飲むのはカフェ・ジャポーネとアメリカンコーヒーの2種類。朝の1杯目は、芳醇な香りが楽しめるカフェ・ジャポーネで、2杯目以降は、カフェインの摂取量をちょっと減らすために、アメリカンにしています。

本体前面の操作部にはタッチパネルを搭載。ToGo、Cold、Hotをタッチして、画面からメニューを選ぶ。メニュー下のプラスボタンでカスタマイズができる

このアメリカンコーヒーは「エレッタ エクスプロア ECAM45055G」だけが搭載するテイクアウトメニュー(ToGo)で、専用のデロンギTo-Goタンブラーにたっぷり注ぐことができるため、仕事中にコーヒーを入れる回数を減らすことができました。

470ml入る専用のタンブラー。コーヒーがたっぷりと抽出できる

あとは食後やデザートを食べる時、ミルクがあるときは気分に応じて様々なメニューを選んでいます。しかも、全自動なのですべて挽き立てが抽出できます。好みに応じてエスプレッソを追加するといった使い方も可能。アイスにエスプレッソをかけたりもできます。

これまで数多くのデロンギの全自動コーヒーマシンをテストしてきましたが「エレッタ エクスプロア ECAM45055G」はトップクラスに楽しいモデルです。決して安くはありませんが、コーヒーが好きなら、特にカプチーノやカフェラテなどミルクメニューが好きなら、ぜひ選択肢に入れてほしい製品。一生モノといえる家電の一つです。

コヤマタカヒロ

フリーランスライター。1973年生まれ。学生時代より雑誌ライターとして活動を開始。PC、IT関連から家電製品全般までに造詣が深く、製品やビジネスを専門的ではなく一般の方がわかるように解説するスタンスで執筆活動を展開している。近年は、デジタルとアナログ、IT機器と家電が交差、融合するエリアを中心に取材活動を行なっている。雑誌やWebに連載多数。企業のアドバイザー活動なども行なっている。 Twitter: @takh0120