年末特別企画

3年放置の汚れもスッキリ! 最強大掃除アイテム【水アカ、油汚れ】

大掃除の負担を軽減してくれる最強アイテムをご紹介します

今年もやってきてしまいました、大掃除の季節。普段からこまめに掃除できていたらいいのですが、なかなかそうもいかず、1年溜め込んだ汚れを前に途方に暮れていました。

そこで今回、頑固な汚れに対処できそうなアイテムをピックアップして実際に試したところ、油汚れがスルッと落ちたり、水アカまみれの蛇口がピカピカになったりと感動の仕上がりに。これなら大掃除はもう怖くないな、と思ったほどのおすすめアイテムたちをご紹介します。

キッチンがまるで新品のよう! 油汚れにはプロ仕様洗剤

大掃除のなかでも骨が折れるのはキッチンの油汚れではないでしょうか。日々の蓄積で、気付いたときにはベトベト、ギトギト。ちょっとやそっとでは落ちない、頑固な汚れです。

今回、キッチンの掃除にはリンレイ「ウルトラハードクリーナー 油汚れ用」を導入。アルカリ性のスプレー洗剤で、ラベルに「プロ推奨」と書かれており、期待が高まります。

筆者が気になっていたのは、コンロ周りの壁(キッチンパネル)。調理中に油や調味料が飛んで固まってしまい、油汚れに効くという「セスキ」を使ってこすっても取れなくなっていたのです。

リンレイ「ウルトラハードクリーナー 油汚れ用」
調味料や油が飛んでベタベタのキッチンパネル

キッチンパネルにウルトラハードクリーナーを吹きかけます。なお、使用時はメガネや炊事用手袋を着用するように書かれています。

スプレーしてしばらく置くと、汚れが溶けて茶色くなった液体が垂れていました。そのまま雑巾で拭き取ると、頑固なこびりつきがスルッと落ちていきます! 水拭きで仕上げると、入居したての頃に戻ったかのような、ピカピカのキッチンに生まれ変わりました。

スプレーすると汚れが溶けていきます
水拭きで仕上げるとすっきり

あれだけこすっても落ちなかった汚れがこんなに簡単に落ちるなんて……と、しばらくキッチンを眺めては感動しておりました。アルミやガラス製品には使えないなど、使用する際は注意が必要ですが、キッチンの油汚れを放置してしまいがちな人にはおすすめです。

まるで新品のようなキッチンに生まれ変わりました
使えない素材もあるので、使用時は注意書きをよく読みましょう

3年溜めた水アカも軽い力ですっきりピカピカ

実は昨年、大掃除をしませんでした。というか、その前の年もやらなかったような……。実質3年分の汚れを溜め込んだ我が家、特にお風呂の水アカは大変なことになっていました。

水アカ掃除には日本珪華化学工業のクレンザー「ハイホーム」を使用。粒子が細かいためキズが付きにくいのが特徴で、お風呂や洗面所、キッチン、ガラス製品など幅広い用途で使えます。

日本珪華化学工業「ハイホーム」
以前から使っているもので少し乾いていましたが、問題なく使えました
ウロコ状の水アカだらけの鏡はどうにかなるでしょうか

ハイホームを丸めたラップで取り、水アカを落としたい場所をくるくるとこすり、水で流します。すると3年分の水アカがみるみるうちにキレイに。乾いた状態で広範囲に塗り広げるとムラができてしまったので、鏡などは一度濡らしてからこすっていくのがいいかもしれません。

丸めたラップで塗り広げ……
水で流して乾かすと、水アカなんてなかったかのようにクリアに
水アカで曇っていた蛇口。右側だけハイホームを使用すると一目瞭然
全体をこすってピカピカになりました

クレンザーなのでコンロの焦げ付きにも最適。落ちないものだと思っていた茶色い汚れも、あまり力を入れなくても、しっかり落ちてくれました。クレンザーが細かいところに入り込んでしまうと取るのが大変なので、使い捨て歯ブラシなどを用意しておくとよさそうです。

諦めていたコンロの茶色い汚れ
しっかりめにこすって、こちらもキレイに落とせました

マイクロファイバー手袋は細かい部分のホコリに

棚の上やテレビの裏、デスク周りにいつの間にか溜まっているホコリ。もふもふのワイパーで大まかに掃除しますが、ディスプレイしている雑貨のすき間や細かな配線までは届きません。

そんな場所によさそうなアイテムを100円ショップのセリアで見つけました。「マイクロファイバーお掃除手袋」です。

マイクロファイバーお掃除手袋

手袋なので手にはめて、雑貨などはそのままなでるように拭いていけば、すき間に溜まったホコリもすっきり。パッケージにもありましたが、ブラインドに指を沿わせて動かすと、一気にホコリが取れて気持ちよさそうです。手のひらの面と甲の面、両方使えるのがいいですね。

こまごました雑貨やすき間の掃除にぴったり

こちらは濡らせば水拭きにも使えて、蛇口の軽い水アカなら落とせました。が、濡れた手袋をはめるのが少し気持ち悪いのと、よく伸びる素材でかたく絞りにくく、乾拭きが必要になるので、思い切ってホコリ専用にするのもいいかもしれません。

忘れがちなレンジやケトルもこの機会に

コンロやシンクといった目につきやすい場所に比べて、家電の掃除は忘れられがち。ですが、改めて中を見てみると想像以上に汚れていたりします。

我が家のオーブンレンジは購入から約5年。たまに拭いたりしていたつもりですが、ふと覗き込むと天井部分が真っ黒に汚れていてびっくりしました。

オーブンレンジの中がこんなに汚れているとは思いませんでした

キッチンパネルの掃除にも使用したウルトラハードクリーナーを雑巾に吹きかけ、天井を軽く拭くと一瞬で雑巾が茶色に。一度拭くだけでは落とせなかった部分は、ラップに洗剤をスプレーしたものを貼り付け、5分ほど置いて拭き取るとしっかり落とせました。

ひと拭きで雑巾が真っ茶色
少し焦げ付きが残っている部分もありますが、満足の仕上がり。本来はこんな色だったのね……

使用頻度の高い電気ケトルや電気ポットも、よく見ると底にポツポツと白い汚れが。これは水道水やミネラルウォーターに含まれるミネラル分が付着したもので、クエン酸を使って洗浄します。

一見キレイに見える電気ケトル
底が白く汚れています

手順は簡単。100円ショップなどにも売っているクエン酸をケトルに入れ、水を満水まで注いだら湯を沸かし、沸騰後10分ほど放置してよくすすいだら完了です。洗浄する際はクエン酸の注意書きや、製品の取扱説明書もあわせて確認しましょう。

クエン酸は100円ショップやドラッグストアで購入できます
クエン酸を入れて湯沸かしするだけですっきりキレイに

適材適所のアイテムでラクしてピカピカ

大掃除のことを考えると気が滅入ってしまうこともあるかと思いますが、それぞれの場所に合ったアイテムを使うことで、驚くほど簡単に汚れが落とせます。掃除がラクに、むしろ爽快に感じられるほどのアイテムを、ぜひ試してみてください。

鄭 恵慶