家電トレンドチェッカー

食後の片付けをラクにする「食洗機」家事の負担を減らす最新5選

食事した後に食器洗いが面倒……と思うことはないだろうか。食洗機があれば、食器洗いから乾燥まで自動で行なってくれて便利そうだけど、導入するのは面倒そう、という人もいるかもしれない。

それでも「一度使うと手放せなくなった」という声が多い家電であり、引っ越しなどで新生活を始める時も、食洗機は導入のいいタイミングといえる。ちなみに本日2月22日は「食器洗い乾燥機の日」(一般社団法人 日本電機工業会が制定)。

卓上タイプの食洗機なら、大がかりな工事の必要もなく、賃貸住宅でも設置しやすい。今回は、最新の卓上食洗機を5つ紹介。1人用のコンパクトタイプから、洗剤の自動投入ができるモデルなど幅広いので、家族構成やライフスタイルに合った食洗機を探してみて欲しい。

一人暮らし向け「ソロタ」狭いキッチンにも置きやすい

卓上タイプの食洗機には、大きく「分岐水栓式」と「タンク式」の2種類があって、それぞれにメリットと注意する点がある。

分岐水栓式は、自動で水を汲み上げるため給水が楽な一方で、分岐水栓の取り付け可能な蛇口がついている物件であることが必須。簡単だが設置工事も必要になる。タンク式は、工事が一切不要で、設置後すぐに使用可能だが、食洗機を使うたびに自分で給水する必要があるため、給水のしやすさを考えて設置場所を選ぶ必要がある。

最初に紹介するのは、タンク式のパナソニック「SOLOTA(ソロタ) NP-TML1」。ひとり暮らしのキッチンにも置きやすい、コンパクトサイズが大きな特徴だ。オンラインストアでの販売価格は37,620円。

パナソニック「SOLOTA(ソロタ) NP-TML1」

ファミリー世帯を中心に大容量タイプが主流だった中、20~30代の単身世帯にちょうど良いサイズと容量を実現。コンパクトながら、約10Lの庫内容積を確保し、6点の食器を一度に洗うことができる。

洗浄力については、50℃以上の水温で洗浄し、さらに強力な水流により、手洗いよりもキレイに洗えるとする。さらに上位機でも採用されている「ストリーム除菌」を搭載するため、食器類を洗うと同時に除菌ができるという。

洗浄後は食器を送風でカラッと乾燥でき、そのまま保管して食器棚のように使うことが可能。使用水量は約2.5Lで、手洗いの約1/8と高い節水性があるとする。

本体サイズは約310×225×435mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約7.5kg。消費電力量は約230Wh。消費電力は最大270W。運転音は約42dB前後。電源コードの長さは約1.9m。排水ホースの長さは約0.8m。

一度に洗える食器点数は最大6点。最大23cmの大皿も洗える

上下Wノズルで強力洗浄! 少人数世帯向けモデル

サンコーの「ラクアmini Plus」は、シンク横に置ける小型サイズのタンク式食洗機。オンラインストアでの販売価格は26,800円。

サンコー「ラクアmini Plus」

1~2人分の食器の洗浄が可能。12点の食器と箸類を一度に洗うことができる。使用水量は約3.2L。

ノズルを上下2カ所に搭載している点が特徴。最大75℃の高温のお湯を本体内部の上下のノズルから噴射し、食器を囲い込むように強力に洗浄する。洗浄後は高温で乾燥を行なう。

本体サイズは315×308×415mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約8kg。定格消費電力は900W。コード長は約1.45m。トレイ、カトラリー用バスケット×2(箸用/フォーク等用)、排水ホース(1.6m)、排水ホース用クリップ、給水カップが付属する。カラーはマットブラック、ホワイトを用意する。

ホワイトカラーもラインナップする

家族3人分の食器が収納できるのに省スペースで設置可能

パナソニックの「食器洗い乾燥機 NP-TCR5」は、3人分の食器を洗える分岐水栓式の食洗機。実売価格は47,000円前後。

パナソニック「食器洗い乾燥機 NP-TCR5」

直径約24cmの大皿を含む約3人分の食器18点が入る収納力がありつつ、一般的な水切りかごと同等の約47×30cm(幅×奥行き)のスペースに設置できる点が特徴。使用水量は約9Lで、1年で換算すると、手洗いよりも約6,700円節約できるという。

洗浄をスタートすると、50℃以上の高圧水流で洗浄・すすぎを行なったうえで、ヒーターで食器をカラッと乾燥させる。また「ストリーム除菌」搭載機種で、食器類を洗うと同時に除菌ができるとする。

本体サイズは470×300×460mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約12kg。消費電力は最大685W。消費電力量は約600Wh。運転音は約43dB。電源コード長は約1.9m。

直径約24cmの大皿を含む約3人分の食器18点が収納可能

家族5人分の食器を洗える大容量サイズ

アクアの「食器洗い乾燥機 ADW-L4」は、5人分の食器を洗える分岐水栓式の食洗機。実売価格は70,000円前後。

アクア「食器洗い乾燥機 ADW-L4」

5人分に相当する40点の食器が収納可能。上段・下段の2つのカゴが設置されており、上段カゴを外せば直径29cmまでの大皿やまな板、鍋などの大きな調理器具も洗うことができる。使用水量は約10.5Lで、手洗いの約1/7の節水性とする。

洗浄力では、高圧水流で除菌ができる「クワトロシャワー除菌洗浄」を搭載。上・中・下段(2カ所)の計4つのノズルから高圧水流を噴射する。すすぎ時には、最高75℃の温水で洗浄するため、手洗いでは落としづらい脂汚れもすっきりとキレイにする。

また運転終了後にドアが自動で少し開く「自動ドアオープン」機能を備えている点も特徴。庫内を換気し、蒸気を逃がすため仕上がりがよくなるとする。

本体サイズは550×360×500mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約20kg。消費電力は最大951W。

5人分に相当する40点の食器が収納可能

汲み上げ式と分岐水栓式の両対応。洗剤の自動投入もできる

エディオンの「洗剤自動投入機能付き食器洗い乾燥機 ANG-DW-A13」は、分岐水栓式でも、汲み上げ式でも使える食洗機。オンラインストアでの販売価格は79,800円。汲み上げ式は工事が要らない点でタンク式に近いもので、別売のバケツとホースを利用して自動で給水するため、本体に水を注ぐ手間が省ける。

エディオン「洗剤自動投入機能付き食器洗い乾燥機 ANG-DW-A13」

4人分に相当する約40点の食器の洗浄が可能。据え置きタイプでは国内初(同社調べ)の洗剤自動投入機能を搭載する。使用水量は分岐水栓で8.5L、汲み上げ式によるバケツ給水で9.5L。洗剤タンクに入る量は約350g。

【お詫びと訂正】記事初出時「タンク式」としていましたが、正しくは「汲み上げ式」でした。お詫びして訂正いたします(3月6日19時20分)

洗浄時は最高75℃の高温水を高水圧で噴射。360度あらゆる角度から洗い上げる「トルネード除菌洗浄」により、ソースやカレーが付着した食器もきれいに仕上がるという。

本体サイズは55×36×51cm(幅×奥行き×高さ)、重量は21kg。最大消費電力は923/951W(50/60Hz)。運転音は約42dB。

4人分に相当する約40点の食器が収納可能
松川 叶実