やじうまミニレビュー

長い名前もポンッと一瞬でスタンプできるシヤチハタの「おむつポン」

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです

 この4月から息子を保育園に預けている。入園の際に言われて、びっくりしたのが、持っていくオムツには、すべてに名前を書いて欲しいということ。息子の名前を、ひらがなで書くと、姓が5文字で名が4文字で計9文字。(これでも名前を考える時に、短くしたのだが……)。これを一枚一枚のおむつに書くのかと思うと気が遠くなる。

 そこで購入したのが、シヤチハタの「おなまえスタンプ おむつポン」。いわば、おむつ用のスタンプだ。

おなまえスタンプ おむつポン
メーカー名シヤチハタ
型番おなまえスタンプ おむつポン
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,227円

 このスタンプ、印字する文字を、オーダーメイドする必要がある。文字のオーダーは、本体の代金に含まれているので、別途料金がかかることはない。まずは本体を手に入れたら、同梱されている説明書を開く。説明書の中に、“お問合せ番号”が書いてあるのを確認。シヤチハタ内の専用サイトを開いたら、この“お問合せ番号”を入力して、印字面を発注するのだ。印字する文字と書体(フォント)を指定。全24種類の中からイラストも選べる。

 最大12文字(イラスト含む)を指定できるが、だいたい10文字以上にすると、長体がかかって文字の左右が縮こまったようになってしまう。ということで、うちはイラストを入れるのを諦めた。ちなみに、印字面の注文はハガキでも申し込めるが、イラストは入れられない。

届いたパッケージ
パッケージが届いたら、中に入っている説明書を取り出し“お問合せ番号”を確認
ハガキでの申し込みも可能

 サイトで注文すると、数日後にはゴム素材の印字面が封書で届いた。印字面が届いたら、本体に貼り付けると、スタンプとして使い始められる。

本体は3つに分解できる。右から印字面を貼り付けるホルダー、キャップ、インクを馴染ませるスタンプ台
印字面は発注から数日後に封書で届いた
ゴム素材の印字面
ホルダーに印字面を、両面テープで貼り付ける
印字面を貼り付けたところ

 印字面をホルダーに貼り付けたら、本体の準備は完了だ。あとはスタンプ台に同梱のインクを垂らしていき、全体をよく馴染ませる。

スタンプ台に敷いてあるスタンプパッドに、インクをポタポタと垂らしていく
全体にインクが行き渡ったらOK

 あとは、ホルダーをスタンプ面に押し付けて、おむつにスタンプしていくだけ。てきとうにやると文字のかすれがひどくなるので、インクを付けるときにも、スタンプするときにもしっかりと力を入れる。

インクを馴染ませたスタンプパッドに、しっかりとホルダーを押し付ける
おむつにスタンプするときにも、しっかりと力を入れる
おむつ1枚に、数秒で名前が印字できてしまう
10枚のおむつに印字するのにかかった時間は数分。アッという間にスタンプできた

 初めは力加減が分からず文字がかすれてしまったり、慎重になりすぎて時間がかかったりするが、すぐに4-5枚めくらいからは慣れてしまった。結局、初めて使った時でさえ、10枚のおむつにスタンプするのにかかった時間は、2-3分。いわゆるシヤチハタと呼ばれる同社のネーム印のように、インクが印面に自動的に補充されていくわけではないが、それでも速い。

 もちろん子どもに持たせるものは、手書きで書いてあげたいともチラッと思っていたが……。実際に「おなまえスタンプ おむつポン」を使って、あまりにも素早く印字できるのを体験してしまうと、これから手書きしていく、というのは考えられない、というのが正直な感想だ。特に我が家のように共働きの場合は、必須のアイテムと言えるだろう。

河原塚 英信