やじうまミニレビュー

思ったより簡単に本格生パスタが作れる手動パスタマシン

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
オークセール「siroca crossline パスタマシン SPM-136SV」

 パスタが好きで、ランチはパスタにすることが多い。普段は乾燥パスタばかりだが、フィリップスの自動製麺機「ヌードルメーカー」が流行ったこともあり、本格的な生パスタに興味がわいた。

 我が家にはホームベーカリーがあり、簡単に生地作りができるため、高価な自動製麺機を導入する前に、とりあえず2,000円台で買えるパスタマシンで始めることにした。

メーカー名オークセール
製品名siroca crossline パスタマシン SPM-136SV
購入場所Amazon.co.jp
購入価格2,150円

ローラーで生地を伸ばし、2種類の太さでカットできるパスタマシン

 sirocaのパスタマシンは、生地を均質の厚さに伸ばしたり、均一の幅にカットすることができる。ハンドルを回して生地を伸ばしたりカットしたりするので、コードなどはなく、テーブルがある場所ならどこでも使用できる。

 ローラーは7段階の厚さ調節ができる。カッターは3mm幅と6.6mm幅の2種類。出来上がるパスタは、3mm幅の「リングイネ」と、6.6mm幅の「フェットチーネ」だ。

 サイズは210×200×155mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2.5kg。金属製で小さい割にずっしりと重い。子供と一緒に扱う際は、親は目を離さないようにする必要がある。

 本体のほかにカッター、固定用金具、ハンドル、ブラシが付属している。

セット内容は本体、カッター、固定用金具、ハンドル、ブラシ。バラバラになって入っているが、組み立ては簡単
本体にハンドルとカッターを取り付けてみたところ
横から見るとカッター部分がせり出している
厚さ調節目盛り。ここで生地の厚みを調節できる
カッターの刃は2種類。好みの方を使う

ローラーで均一に伸ばされる生地

 はじめに生地を準備する。取扱説明書には、siroca本格生パスタミックス、デュラムセモリナ粉、強力粉を使った3種類の作り方がそれぞれ紹介されている。今回はデュラムセモリナ粉を使うレシピで作ってみることにした。

 生地を棒状にして、冷蔵庫で1時間以上寝かせ、3等分したらいよいよローラーで生地を伸ばす。本体を付属の固定用金具で台の上にしっかり固定し、カッターを取り付ける。ハンドルをローラーのハンドル差し込み穴に取り付ければ完了だ。

 本体は潤滑油やゴミなどが混じっているので、使用する前に少量のパスタ生地をローラー・カッターの間に通して、念入りにお手入れをする必要がある。

 最初の数回は生地が真っ黒になり、細かい金属の粉のようなものがつくので、少し多めに生地を作り、生地がきれいになるまで繰り返したほうが安心だ。

きれいに伸ばされる生地。手ではなかなか均一にはできないため嬉しい

 準備が終わったら、いよいよ生地を伸ばす。たっぷりの打ち粉を振ってから、厚さ調節目盛りを外側に引きながら、一番厚い「7」にして2~3回通す。生地が四角形になってきたら、厚さ調節目盛りを1段階ずつ下げていき、さらに2~3回通す。

 出てきた生地は、端から端まで均一に伸ばされている。のし棒を使って均一に伸ばすのは難しいので、これだけキレイにできるのは嬉しい。

いよいよ麺をカット! 家族には6.6mmが人気

 ハンドルをカッターの差し込み口に取り付け、たっぷりと打ち粉を振ったパスタ生地を入れてゆっくりとハンドルを回すと、カットされた麺が出てくる。

 出てきた麺にも打ち粉を振っておくと、断面がくっついてしまうことはない。デュラムセモリナ粉300gで約3人分作ったが、あっという間に終わってしまう。もう少しグルグルを楽しみたいほどだ。

 あとはたっぷりのお湯で茹でて、ソースにからめていただく。市販のパスタはいつも1.6mmから1.9mmを買っているため、3mmは太く感じる。食べてみると、生パスタらしいモチモチした食感が美味しかった。

ニョロニョロとカットされて出てくる。子供達は大喜び!
3mmは麺同士がくっつきやすいため、打ち粉はたっぷりかける
ゆで時間は3分ほどでOK。生パスタらしいもっちりとした食感だ

 6.6mmは、きしめんのような平べったいパスタとなり、さらに生パスタの"コシ"を感じられる。あまり食べない、めずらしい太さであることもあって、我が家ではこちらの太い方が人気だった。この太さに切ることができるなら、うどんも問題なく作ることができそうだ。

6.6mmはかなり太い印象
アボカドを使ったクリームソースにからめた。このコシがたまらない! 家族に好評なのは太いほうだった

 パスタマシンはそれぞれ簡単に分解できるため、コンパクトに収納できる。お手入れも簡単で、付属のお掃除用ブラシでササッと粉を落とすだけ。ローラー部分や刃に生地がはさまっていたら竹串などで汚れを取り除く必要があるが、打ち粉をたっぷりふって固めの生地で作ったところ、詰まることはなかった。

 なお、パスタマシンは水洗いや水拭きできないので注意していただきたい。

上手にカットできるかどうかは、生地に左右される

 今回は、近所のスーパーで購入したデュラムセモリナ粉とホームベーカリーを使って生地作りを行なった。レシピとの相性が良く上手く作ることができたが、粉の種類やこねる時間によって生地の仕上がりが変わる。

 美味しく作るコツは、なるべく固めに、しっかりとなめらかになるまでこねること。初心者であれば太めの6.6mm幅がおすすめだ。細い3mm幅のほうがカットしたときに断面が多いためにくっつきやすく、途中でブチブチと切れてしまうこともある。3mm幅で好みの食感に仕上げるのは、何回か練習が必要になるかもしれない。

 生地を作った後の面倒な生地のローラーやカットは、パスタマシンがあれば短時間でできる。ハンドルを廻すとニョロニョロと出てくる美しい麺に、家族のテンションも上がって大変盛り上がった。生地作りと寝かせる時間を除けば、パスタマシンでカットする時間は慣れてくると10分もかからない。

 ハードルが高いと思っていた本格的な生パスタも、これなら気軽に家族で楽しめそうだ。特にホームベーカリーでふだんからパンやピザの生地作りをしている方は、ぜひお試しいただきたい。

石井 和美