やじうまミニレビュー
「VINNI BAG(ヴィンニ バッグ)」
~海外旅行で買ったワレモノを安全に持ち帰れるワインバッグ
by 座間 佳子(2013/2/14 00:00)
まわりを空気が囲んでがっちりホールド。空気を抜けば、コンパクトに収納。
旅先で見つけたおいしいワイン、2~3本持って帰りたいな、と思っても、その運搬方法がなかなかやっかいではありませんか? 1ダースや2ダースというように、ある程度の量を買ったなら別送すればいいのですが、ほんの数本なら、手軽に持ち帰りたい気分ですよね。でも、液体の機内持ち込みが厳しく制限されてからというもの、ワインなどを手荷物として機内に持ち込むことはできなくなってしまいました。どうしても持ち帰りたければ、スーツケースに入れて預ける、つまり、受託手荷物に入れなければだめなのです。
しかし、スーツケースにワインなどの液体ものを入れるのはかなり不安。もちろん、割れないように工夫はするとしても、万全とは言い難く、おまけに、海外などでは、ポーターがスーツケースを投げることもしばしばです。もし中で瓶が割れて、洋服がワインまみれになったら……あぁ、考えるだけでも悲惨です。
でも、もう安心。破損や液漏れとはバイバイして、安全に持ち帰ることができる優れたキャリーケースを見つけました。その名もズバリ「VINNI BAG(ヴィンニ バッグ)」(vinは、フランス語でワインの意味)。使い方はとても簡単で、品物をセットしたら空気を入れて膨らませて留めるだけ。八方を空気が囲んでいるため、衝撃から中身を守り、大切なワインは無事に到着、というわけなのです。
製品名 | VINNI BAG |
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販売価格 | 3,980円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 3,980円 |
今までは、いわゆるプチプチと言われる梱包材をたくさん持っていったり、発泡スチロールの箱を用意したり、いろいろ試みてきたけれど、これって、結構かさばるのが難点でした。往きも帰りもスペースをとられ、他の荷物を泣く泣く削る…といった繰り返し。でも、この「ヴィンニバッグ」なら、使わないときは小さくたためるし、いざ使うぞ! というときには何の道具もいらず、自分の息だけで準備完了。使い方はこんなに簡単なのに、その性能はピカイチなのです。
ワインボトル以外にもばっちり。なにしろ、“空気”だから決まった形がありません!
使い方が簡単で、しまうときはとってもコンパクト、おまけにシンプルなデザインもなかなか素敵です。もともと、海外旅行時にスーツケース内のワインが割れてしまい、大切な洋服をだめにしてしまった、という女性たちの強い要望で実現した商品だそうで、いろいろな意味で“機能的”なのも納得です。飛行機での使用を想定していますから、温度や気圧の変化にも対応できる耐久性をもち、第三者機関でのさまざまなテストを経て商品化されています。
しかも、100%リサイクルできる素材で作られているのもポイント。使い捨てではないので何度も使用でき、環境にもやさしいのです。
ワインボトルを入れるのはもちろんですが、それだけではありません。空気圧で中身を固定するというワザは、つまり、いろいろな形にフレキシブルに対応できるという証。
ケース内に入れることができるものであれば、ワインボトル以外でも使用可能ですし、小さなものなら複数を収納することもできます。新鮮なオリーブオイルやボトルが美しい香水、アンティーク市で見つけたカップや人形など、なぜか、ほしいものにはワレモノがたくさん! こういったワレモノも、もちろん大丈夫。他にも、カメラの望遠レンズなど、精密機械を持っていくときにも活用できますね。
ただし、空気圧でしっかり固定するので、細工の細かいものや凹凸の激しいものは破損する恐れがありますから、避けた方がよいでしょう。また、“空気”が守っているのですから、その空気が抜けてしまっては意味がありません。スーツケースに入れる際は、とがったものや突起物がヴィンニバッグに触れないように注意が必要です。
ワインそのものも守りつつ、一緒に詰めた荷物も守るヴィンニバッグ。コンパクトなので荷物にならず、使わなければそれはそれで気になりません。そして、いざ出番、となれば、大きな仕事をしてくれます。おまけに、品物を入れずとも、膨らませるだけでちょっとしたときの枕代わりもなっちゃう、なんて使い方も! 濡れても大丈夫だから、バスタイムピローとしても使用可。足が疲れたら、しばし足首をのせてむくみ解消、とかね。
ワレモノを守るケースとしては、かなり利用価値大、だと思います。ただでさえ荷物が多めになってしまうかた、これで、少しはスマートに旅行を楽しめそうじゃありませんか?