シチズン「ネムリーナサニー 電波時計 4MY642-019」

　就寝時に突然、旦那が「秒針の音がうるさい! 」とキレて、部屋の掛け時計の電池を引っこ抜いてしまった。秒針の音が急に気になりだして眠れなくなったそうだ。

　旦那はそれで満足したが、同じ部屋で寝ていた幼い娘は急に時計が使えなくなってしまって怒っている。掛け時計で時間を確認していたので、時計がなくなると不便なのだ。

　そこで新しく購入した時計は、明暗センサー搭載で、暗くなると自動的に秒針が止まるというシチズン「ネムリーナサニー 電波時計 4MY642-019」だ。

■文字がクッキリ! 遠くからでも見やすい文字盤

　本体サイズは330x58mm(直径×奥行き)で想像以上に大きい印象だ。文字盤に印刷してある文字もハッキリしており、遠くからでも見やすい。文字盤には時針、分針、秒針のほかに、受信表示ランプと明暗センサーが付いている。

シンプルで余計な装飾は一切ないものを選んだ	フレームはプラスチックで銀色	文字はハッキリしていて見やすい

　電源は、マンガン単3形電池が2本付属しており、電池寿命は約1年となっている。

裏側に操作部、電池を入れるホルダーがある	付属のマンガン電池2本を入れる	操作部には時計合わせボタン、強制受信ボタンがある

■標準電波を受信して正しい時刻に自動修正

電波を正しく受信すると2秒に1度、受信表示ランプが光る

　ネムリーナサニーは電波時計なので、はじめに標準電波を受信して正しい時刻に自動修正しておく。標準電波は福島局と九州局で、それぞれの送信所から約1,200km離れた場所でも受信可能となっている。

　さっそく時刻を合わせてみよう。電池を入れてから「強制受信ボタン」を押す。しばらして受信が成功すると、受信表示ランプが2秒に1回点灯する。電波は金属製の雨戸やブラインドの近く、ビルの地下、朝夕の時間帯、雨天のときなどは受信しにくいこともあるが、木造一軒家の我が家では問題なく電波を拾うことができた。

　受信表示ランプは、真正面から見たり、薄暗くなった場合にはチカチカと点滅して見えるが、明るい場所ではさほど目立たない。なお電波受信を使わず、手動で時刻を合わせることもできる。

■部屋を暗くすると秒針が自動で停止

　さっそく部屋に設置して使ってみた。ネムリーナサニーの秒針はステップ秒針となっているため、部屋が明るいと、コツッコツッと音が聞こえる。日常生活の中では全く気付かない程度の控えめな音だが、就寝時など静かなときにはやはり少々気になる。

「明暗センサー」は文字盤下部にある

　そこで、部屋の明かりを消灯してみる。すると、時計下部にある「明暗センサー」が感知して、秒針が12時の位置まで進み、自動的に停止する。同時に2秒に1度光っている「受信表示ランプ」も消灯する。

　ただ、我が家では娘が読書用の小さなスタンドライトをつけて寝ている。就寝時も部屋が少し明るいので明暗センサーが作動するか心配だったが、天井のシーリングライトを消灯したところ、秒針がきちんと停止した。これなら豆電球などの電気をつけて寝る人でも安心して使える。

　部屋が明るくなれば、実際の秒単位の時刻を示す位置まで高速で進み、秒針は自動で再始動する。なお、秒針が止まっている間も分針と時針は動き続けているので、時刻はいつでも確認できる。

■秒針の音でお悩みの方におすすめ

シンプルなデザインなので、どんな部屋にも合う。高級感を求めるなら上位モデルがおすすめ

　時計は目立つものなので、インテリアの一部としてこだわりを持つ方も多い。今回購入したネムリーナサニーは、価格も手頃で機能は申し分ないが、枠とカバーがプラスチック製で、全体的な質感はややチープな印象だ。

　だが、子供も寝る寝室に置く時計としては「見やすさ」が重要だ。文字盤がスッキリしているのは気に入った。

　このほかネムリーナシリーズでは、木製のフレームやガラスのカバーを採用した製品など、製品ラインナップが充実している。デザインもさまざまなので、大きさも含めて、実物を見てお部屋の雰囲気に合ったものを選んでいただきたい。

　この時計を購入してから数週間が経過しているが、旦那は秒針の音に悩まされることはなくなり、ぐっすり眠れるようになったと喜んでいる。秒針のコチコチという音が気になる方にオススメだ。