セイコークロック、クォーツ/電波時計の使いやすさを併せ持った掛け時計
セイコークロックは、クォーツ/電波時計の使いやすさを併せ持った掛け時計「SEIKO Ra-Clock(セイコー ラ・クロック」シリーズ全5機種を7月より順次発売する。ラインナップは材質などにより価格が異なり、価格帯は3,150円~10,500円。木枠に花柄模様の光沢仕上げを採用した「KX-402B」の希望小売価格は10,500円。プラスチック枠を採用したシンプルな「KX401B」は3,150円。
KX402B | KX402M |
標準電波を受信し自動的に正確な時刻に修正する「電波時計」と、誰でも簡単に操作できる「クォーツ時計」の長所を併せ持った「2in1ムーブメント」搭載の掛け時計。電波時計は、時刻合わせの必要がない正確さが人気を集め幅広い支持を受けてきたが、その一方自動的に時計が動いてしまうことに対する問い合わせが多かったという。
「時計の針をあらかじめ数分だけ進めて使いたいけれど、電波時計だと操作が複雑でわからない」といった声や、「電池交換を行ったら時刻がずれてしまった。修正方法を教えて欲しい」など、従来のクォーツ時計に比べて複雑な構造に戸惑うユーザーがいたという。「2in1ムーブメント」は、標準電波を受信し正確な時刻表示を行ないながらも、本体裏面の針回しつまみで簡単に時刻合わせができるという。
たとえば、時間表示を5分進めて使いたい場合、本体裏面の針回しで簡単に設定することができ、その後の電波受信の際も、時刻がずれた場合のみ電波の情報を基に時間を修正する。従来の電波時計のように日本の標準時間を自動的に表示することはない。従来のクォーツ時計と同じ感覚で、使用できるため、時差分だけ進めて海外時間を表示したいなどのニーズにも対応できるという。
また、時刻合わせも従来のクォーツ時計と同様に簡単に行なえる。電池を投入し、12時位置に秒針を停止したら、針回しつまみで時分針をセット、時報などに合わせてスタートさせる。
電波の受信は本体に電池を投入し、運針をスタートした直後に受信。以降、約3時間ごとに電波を受信し、時刻を修正する。いずれの機種も電源は単三マンガン電池2本。電池寿命は約1年間。
製品ラインナップ。7月下旬より順次発売される |
(阿部 夏子)
2011年6月2日 15:16