やじうまミニレビュー

小林製薬「天使の耳かき」

~気持ちいい! 新感覚の「癒し」用耳かき
by


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


小林製薬「天使の耳かき」

 耳かきは私にとって趣味といってもいいくらい、大事な行為である。耳かきのそもそもの目的は、溜まった耳あかをとることだが、私の場合はその目的を超えて、ただ耳の穴を刺激して気持ちよくなりたいという趣味の側面で、耳かきという行為を愛している。

 ただ、必要以上の耳かきは、外耳や鼓膜を痛めるおそれがあり、推奨されていない。かつて、私も金属の耳かき棒で毎日のように耳かきをしていたら、外耳炎になって痛みに悶え苦しんだことがある。

 そんな耳かきマニアでも安心して使えるのが、快楽のための「趣味的耳かき」に特化した小林製薬の「天使の耳かき」だ。


メーカー小林製薬
製品名天使の耳かき
希望小売価格315円
購入場所楽天市場
購入価格284円

 なんといっても特徴的なのは、ブラシのような形状だ。耳あかを積極的に取りにいく、「実用的耳かき」の多くは、先端がスプーンのようになっている。近年流行のワイヤータイプも含めて、これらの共通点は「先端が堅い」こと。それに対し、「天使の耳かき」は、デンタルフロスのように針金にブラシが付いた形状になっている。つまり、耳あかを取ることそのものではなく、耳の穴を刺激することに重点を置いているのである。

デンタルフロスに似た外観先端に黒いブラシが付いている写真だと見づらいが、「まわす」と軸に書かれている
使い方。耳に入れて回転させる使っているところ持ち運び用ケースが付いている

 実際に使ってみると、これは確かに、今まで味わったことのない感覚だ。思ったよりブラシの毛が堅く、ゴワゴワとした感じ。軽く耳に差し込んで、回転させると「シャリシャリ」といった感じで耳の穴を刺激してくれる。決して痛くはないし、くすぐったくもない。普通の耳かきは耳の穴の内壁を「掘る」もしくは「削る」感じだが、天使の耳かきは、ブラシでやさしく磨く感じ。

 ブラシを抜くと、粉状の耳あかがわずかに黒いブラシに付いているが、基本的に耳あかを取るためのものではないと考えた方がいい。あくまでも軽く刺激してかゆみを取ったり、快感を得るためのグッズだ。また普通の耳かきより、ブラシの分だけ直径が大きいため、あまり奥まで突っ込むとチクッと痛みが走る。綿棒などに比べると、ずっと手前の方までしか差し込めないので、その点が残念だ。

 個人的には大満足の一品だった。実用面を完全に無視して、気持ちよさだけを追求したコンセプトが成功の原因だろうと思う。耳かき好きだけでなく、「癒しグッズ」として多くの人にオススメしたい。

【お知らせ】
「天使の耳かき」は使用中の事故が多発したため、小林製薬による自己回収が実施されています。詳しくはメーカーホームページでご確認ください。


2009年 6月 8日   00:00