ミニレビュー

部屋干しスペースで悩まない! ニトリのエアコン下に設置できる物干しが便利

ミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
ニトリ「エアコンハンガー HW02」

雨の日が続く梅雨や、洗濯物が乾きにくい冬は、部屋干しをする機会が増えます。だけど、室内用の物干しスタンドを置くと部屋が狭くなるうえ、乾きが遅かったり、生乾き臭が気になったりと、何かとストレスがつきもの。

そんな悩みを解決してくれそうなのが、ニトリの「エアコンハンガー HW02」です。エアコン下のスペースを物干し空間に変えてしまうアイデア商品で、自社開発により、999円というお手頃価格を実現したことでも注目されています。

工具不要の組み立て式! エアコンの上に引っ掛けるように固定

本品は、組み立て式の物干し用ハンガーです。付属の取扱説明書を見ながら作業すれば、ひとりで10分ほどで組み立てられます。ねじを締める工程がありますが、六角レンチも付属しているので、自分で工具を準備する必要もなく、DIYが苦手な人でも心配ありません。

ハンガーは、上パイプ(保持板付き)、下パイプ、支えパイプ、左右のワイヤーフックと、4つのパーツで構成されています。各パーツを順に組み立てたら、上パイプを壁掛けタイプのエアコンの上に引っ掛けるように設置します。

上パイプ、下パイプ、支えパイプ、左右のワイヤーフック
付属の取扱説明書を見ながら、ひとりでも組み立てられる

パイプを引っ掛けるだけでは落下してしまうので、上パイプに付いている保持板2枚を、エアコンと壁のすき間に差し込みます。上下のパイプは伸縮するので、エアコンの幅に合わせて長さを調節して、クランプを締め付ければOK。あとは支えパイプを壁にあてて立てれば、設置は完了です。

保持板2つをエアコンと壁のすき間に差し込む
エアコンの幅に合わせてパイプの長さを調節する
クランプを締め付ける
支えパイプを壁にあてて立てる

支えパイプを立てたら、下パイプを手前に軽く引っ張り、しっかりと取り付けられているか確認。問題なければ、洗濯物を掛けられます。本製品の耐荷重は約5kgなので、それ以上に負荷がかからないよう、掛ける洗濯物の量には注意しましょう。

耐荷重は約5kg

スペースを有効活用できる! 床置きしないので見た目もスッキリ

本製品をエアコンの下に設置し、実際に洗濯物を干してみたところ、部屋干しでも思ったより見た目がスッキリしていて驚きました。

これまでは、部屋干しの際に洗濯物を掛けたハンガーが室内のあちこちに点在して、見栄えがよろしくなかったのですが、エアコンハンガーを使うと洗濯物を1カ所に集約できる上、エアコン下の空間を有効活用できるのが良いと思いました。乾きにくいバスタオルを広げた状態でも、省スペースで干せて便利です。

バスタオルを広げて干せる

床置きタイプの物干しと異なり、部屋が狭くならないのもうれしいポイント。洗濯物の下の床スペースはフリーなので、掃除機をかける際にも邪魔になりません。

また、部屋干しをしただけでは半日~1日以上経たないと乾かなかった洗濯物が、エアコンの風を直接あてることで驚くほど早く乾きます。厚手の素材も、風があたりやすい面は水分が抜けやすく、「もうこんなに乾いている!」と思うほど。早く乾けば、その分、生乾き臭の抑制にもつながるため、梅雨や長雨の時期は特に重宝しそうです。

空気が乾燥しやすい冬場は、暖房をつけながら、エアコン下で洗濯物を干すことで、加湿器代わりになるのも魅力。乾燥対策と洗濯物乾燥が同時にできて、一石二鳥だと思いました。

なお、使わない時は、支えパイプを壁から外して折りたたんでおけば、エアコンの下にぴったり沿うように収納できます。おかげで目立ちにくく、視界を邪魔する心配もありません。

“冷房”では乾きにくい! “送風”で賢く乾燥

夏は冷房を使う機会が増えますが、残念ながら、エアコンハンガーを使っても冷房運転では洗濯物が十分に乾かない場合があります。実際に冷房運転で試したところ、エアコンの送風口から風は出ているものの、洗濯物の乾きはイマイチでした。

そんな時、個人的におすすめなのが“送風”運転です。

“送風”運転がおすすめ

送風運転は、冷暖房に比べて消費電力が圧倒的に少なく、電気代がほとんどかかりません。エアコンのモデルによりますが、電気料金は1時間あたり0.4~0.9円ほど。扇風機やサーキュレーターと同等、またはそれ以下であり、ランニングコストを抑えられます。加えて、洗濯物にパワフルな風をあてられるため、ただの部屋干しより圧倒的に乾きが早くなって便利です。

購入前にチェック! 場所によっては設置不可

エアコンハンガーは、あると便利なランドリーグッズには間違いありません。ただし、エアコンの取り付け状況や場所によっては、設置できない可能性があるので注意が必要です。

ここでは、購入前に確認しておきたいポイントを紹介します。以下に当てはまる場合は、本製品の取り付けはできません。

  • エアコンが取り付けられた下地(壁面)がしっかりしていない
  • エアコンの取り付けに室内機据付用タテ桟を使用している
  • エアコンが奥まった場所に設置されている
  • 取り付け面の壁がエアコンの上端から40cm未満である
  • エアコンのすぐ下が窓になっている
  • エアコンのすぐ下の壁が奥まっている

実は、筆者宅のエアコンも、すぐ下が窓になっています。窓枠とエアコンの間に壁があるので、なんとか設置できるだろうと思っていたのですが、そう簡単ではありませんでした。

取扱説明書通りに支えパイプを壁にしっかり立たせようとすると、片方は壁にあてられたものの、もう一方は奥まった窓のサッシに重なってしまう位置であることが判明……。

支えパイプの一方が奥まった窓のサッシに重なってしまう位置だった

幸いガラス面には干渉しなかったものの、そのままだと段差ができてしまい、不安定になってしまうため、サッシ部分に折りたたんだタオルを挟み込んで段差を解消し、左右のバランスがとれるように工夫して設置しました。

サッシ部分に折りたたんだタオルを挟み込んで段差を解消

結果として、何とか使えるようにはなりましたが、心置きなく使用するには、あまりおすすめできない方法です。

また、エアコン下にカーテンレールがあるため、支えパイプを外して折りたたんでも、壁にピタッと付けることができず、すっきり収納できないのも少し残念です。

エアコン下にカーテンレールがあるため、パイプをすっきり収納できない

したがって、本製品の購入を検討している人は、事前にエアコン周りを丁寧にチェックすることをおすすめします。

その設置場所の条件さえクリアすれば、ニトリの「エアコンハンガー」は、部屋干しのストレスを劇的に解消してくれる秀逸なアイテムです。

エアコン下のスペースを有効活用できること、送風運転でコスパ良く洗濯物を乾かせるのも魅力。さらに、999円というリーズナブルな価格を考えると、買って損はない洗濯用品だと思いました。

部屋干しのスペースや生乾き臭に悩んでいる人は、ぜひお近くのニトリ店舗や公式通販サイトでチェックしてみてください。

野本 美樹