やじうまミニレビュー
本に挟んでいつでも貼れる花付箋
by 西村 夢音(2014/8/13 07:00)
仕事や勉強をするうえで、付箋の存在は欠かせない。パソコンのディスプレイに貼って備忘録にしたり、本を読むときに見返したいページに貼ったりと、用途はさまざまである。今回は、見た目も美しく2つの使い方ができる「花付箋」を紹介しよう。
メーカー名 | アッシュコンセプト |
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製品名 | 花付箋 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 432円 |
花付箋は、花びら1枚1枚が付箋になっている。茎に見立てた針金の上部に台紙がつき、その上に紙素材の付箋が花のように並んでいる。付箋は全部で16枚で、半透明のグラデーションになっている。カラーは、ブルー、ピンク、パープル、イエローの4種類。今回は、ブルーを使用してみた。
淡い色のグラデーションがきれいで、見ているだけでも楽しくなれる。剥がすたびに、まるで本物の花びらをちぎっているような気分になった。インテリア雑誌に貼ってみると、全体の雰囲気が華やいで、オシャレな雑誌にも合いそう。
付箋は、実測約15×30mm(幅×奥行き)の大きさだったので、今回は読書中に気になったページに貼る目的で使った。普段本を読むとき、印象に残った箇所や覚えておきたいフレーズがあるページに、付箋を貼るようにしている。
実際に使ってみると、半透明で文字の上に気にせず貼れるのが好印象だった。また、先端の部分が狭まっているため、ちょうど1行の幅にぴったりで、気になる文章の部分に直接貼れた。半透明だが色が付いているので、マーカー代わりになり目立たせられる。図書館で借りてきた本などで、気になるページの角を折ったり、文章に直接マーカーを引けない場合にも役立つだろう。
文字の書き込みはしやすいとは言えない。鉛筆では書き込めないし、ボールペンでも苦労した。見た目の雰囲気やサイズから考えても、書き込みには適していないだろう。
もうひとつ、読書時の付箋貼りに実用的な使い方があった。この花付箋は、付箋でありながらも、しおりとしても使えたのである。筆者の場合、電車の中で本を読むことが多いので、付箋をすぐに取り出して本に貼れる環境ではなかった。後でまとめて……と思っても、ページ番号を覚えていないので、そのまま放置してしまう。
しかし、この花付箋なら見た目も押し花のようで、しおりとしても使えそう。思い付いてすぐに本に挟んでみた。が、最初はイマイチ。茎の部分に厚みがあり、本を閉じたときに凹凸ができてしまったのである。ならば茎の部分を切ってしまおうと、付箋と台紙以外を切り落としてみた。
切り落とした状態で本に挟んでみると、今度はしっくり馴染み、しおりの役割を果たしてくれた。台紙と付箋の部分だけならば、薄さ3mmなので、別のページに挟みながら読んでいても気にならなかった。
本に挟んで使うことで、通勤中でも気になるページにすぐに付箋を貼れるようになった。最近はあまり机に向かって勉強する時間をとれなかったが、電車で英会話の教材を広げているときにも役立った。
16枚入りなので、ペタペタ貼っているとすぐになくなってしまう。だが、使用していくうちに花びらが散っていくようで、それを楽しむのも一興かもしれない。