やじうまミニレビュー

本に挟んでいつでも貼れる花付箋

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
アッシュコンセプト「花付箋」

 仕事や勉強をするうえで、付箋の存在は欠かせない。パソコンのディスプレイに貼って備忘録にしたり、本を読むときに見返したいページに貼ったりと、用途はさまざまである。今回は、見た目も美しく2つの使い方ができる「花付箋」を紹介しよう。

メーカー名アッシュコンセプト
製品名花付箋
購入場所Amazon.co.jp
購入価格432円

 花付箋は、花びら1枚1枚が付箋になっている。茎に見立てた針金の上部に台紙がつき、その上に紙素材の付箋が花のように並んでいる。付箋は全部で16枚で、半透明のグラデーションになっている。カラーは、ブルー、ピンク、パープル、イエローの4種類。今回は、ブルーを使用してみた。

 淡い色のグラデーションがきれいで、見ているだけでも楽しくなれる。剥がすたびに、まるで本物の花びらをちぎっているような気分になった。インテリア雑誌に貼ってみると、全体の雰囲気が華やいで、オシャレな雑誌にも合いそう。

花びらの形をした付箋
雑誌に貼れば華やいだ雰囲気になる

 付箋は、実測約15×30mm(幅×奥行き)の大きさだったので、今回は読書中に気になったページに貼る目的で使った。普段本を読むとき、印象に残った箇所や覚えておきたいフレーズがあるページに、付箋を貼るようにしている。

 実際に使ってみると、半透明で文字の上に気にせず貼れるのが好印象だった。また、先端の部分が狭まっているため、ちょうど1行の幅にぴったりで、気になる文章の部分に直接貼れた。半透明だが色が付いているので、マーカー代わりになり目立たせられる。図書館で借りてきた本などで、気になるページの角を折ったり、文章に直接マーカーを引けない場合にも役立つだろう。

 文字の書き込みはしやすいとは言えない。鉛筆では書き込めないし、ボールペンでも苦労した。見た目の雰囲気やサイズから考えても、書き込みには適していないだろう。

先端部分が1行の幅におさまり、半透明で文字の邪魔にならない
書き込みはボールペンで何回かなぞればできた

 もうひとつ、読書時の付箋貼りに実用的な使い方があった。この花付箋は、付箋でありながらも、しおりとしても使えたのである。筆者の場合、電車の中で本を読むことが多いので、付箋をすぐに取り出して本に貼れる環境ではなかった。後でまとめて……と思っても、ページ番号を覚えていないので、そのまま放置してしまう。

 しかし、この花付箋なら見た目も押し花のようで、しおりとしても使えそう。思い付いてすぐに本に挟んでみた。が、最初はイマイチ。茎の部分に厚みがあり、本を閉じたときに凹凸ができてしまったのである。ならば茎の部分を切ってしまおうと、付箋と台紙以外を切り落としてみた。

茎を付けたまま挟んでみたが少し凹凸が気になった
ハサミで切ってみた
花だけになり、同系色のブックカバーの上に置いたら見ているだけでも楽しくなった

 切り落とした状態で本に挟んでみると、今度はしっくり馴染み、しおりの役割を果たしてくれた。台紙と付箋の部分だけならば、薄さ3mmなので、別のページに挟みながら読んでいても気にならなかった。

今度はしおりとして違和感なく使えた
押し花のしおりのようだ
英会話の教材にも挟んでみた。勉強が楽しくなりそう

 本に挟んで使うことで、通勤中でも気になるページにすぐに付箋を貼れるようになった。最近はあまり机に向かって勉強する時間をとれなかったが、電車で英会話の教材を広げているときにも役立った。

 16枚入りなので、ペタペタ貼っているとすぐになくなってしまう。だが、使用していくうちに花びらが散っていくようで、それを楽しむのも一興かもしれない。

西村 夢音

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