やじうまミニレビュー
amadana「BAGTTERY(バッグテリー)」
~スマホ2.5台分を充電できる! バッテリー内蔵のバッグ
by 神原サリー(2013/2/7 00:00)
iPhoneとアンドロイドのスマートフォン「XPERIA」を2台持ちしている。元々、iPhoneユーザーだったが、昨今のスマート家電などの検証など仕事柄、必要に迫られてついにスマホ2台を持つことに。1台の時よりはマシだとはいえ、度々かかる電話、移動中にチェックするFacebookやTwitterなどのSNS……いやはや何とスマホというのはバッテリーの持ちが悪いものか。デスク仕事が多い日は、合間に充電すればいいが、取材や打ち合わせ、出張などで一日中外出している場合は、電池の残量にドキドキしてしまう。
そんな“外出多め”の日にも安心なバッグが、amadanaからKENJI AMADANAブランドで発売されているモバイルバッテリー内蔵のバッグ「BAGTTERY(バッグテリー) KA-102-BO-WH」だ。トートやクラッチなどのコレクションもあるが、一目惚れしたのが2012年冬のクリスマスモデルとして限定発売されたホワイトのボストン。冬だからこそのホワイト! スマホ2.5台分のバッテリーを内蔵している点はもちろん、KENJIIKEDAならではのラグジュアリーなレザーバッグのデザインそのものも、女心をくすぐる。2012年冬、一年間頑張った自分へのごほうびとして、これを選んだのだ。
メーカー | amadana |
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製品名 | KENJI AMADANA BAGTTERY(バッグテリー) KA-102-BO-WH |
販売価格 | 88,000円 |
購入場所 | 直販サイト |
まずはバッグに充電を!
「BAGTTERY」のホワイトボストンに付属しているのは、バッグへの充電時に使用するACアダプタ、充電用のUSBケーブル、給電用のUSBケーブル。バッグの片端についているamadanaのマークがバッテリー充電用の端子のキャップになっているので、これを引っ張って外すと充電用のmicroUSB端子が現れる。ここにケーブルとACアダプタを取りつけてコンセントにつなげば、バッグ本体への充電が開始される。空に近い状態から始めて、フル充電までにかかる時間は4~5時間。赤いLEDランプが消灯すると充電完了の合図となる。ケーブルの長さは1.5mあるので、コンセントからの距離も十分だ。
では、バッグの中を見てみよう。2つに分かれた収納部の片側には、給電用USB端子が2つある。付属の充電専用USBケーブルは、microUSB端子への給電に対応した機器向けのため、iPhoneなどに給電したい場合は専用のUSBケーブルを使用する。ポケットの裏側の下部にコードを通す穴があいているため、バッグ内でコードが絡まることなく、すっきりと収めることができるのは、さすがの配慮。USB-BOXの反対側には大きなポケットが2つついており、手帳などの小物も整理しやすい。
上質のレザーを使用しているため、なめされた裏側(内側)の触り心地も良く、スマホや手帳などを出し入れする際もとてもスムーズだ。
バッグの内側の底面には、バッテリースティックが内蔵されている。バッテリーの容量は5,600mAh。スマートフォンを約2.5回分充電可能で、約300回充電を繰り返すと70%程度に性能が低下するという。このバッグはかなり大きめのため、長時間の外出や、出張時に使う予定なので、バッテリー性能部分だけを考えてみた場合でも、長く愛用できそうだ。
いざ、バッグを持って1泊2日の出張へ
だいたい1カ月に1~2回は遠方への出張がある。年明け1回目の出張の際に、このボストンを持って出かけた。新幹線での移動の場合、N700系なら窓側の席に足元にコンセントが備えてあるので充電も可能だが、いつもそうした席が予約できるとは限らない。移動中も充電のことを心配しないでいられるのは心強い。
収納部分が2つに分かれており、容量もたっぷりなので、スマホを充電するポケットのあるほうには、ノートパソコンや手帳、取材ノートやデジカメ、筆記用具や資料を収め、もう片方の収納部には着替えや化粧ポーチ、折りたたみ傘などが入る。バッグ本体が約1.5kgあり、これだけの荷物を入れると女性にはかなりヘビーな重さだが、2泊3日くらいまでの出張なら十分対応できるバッグといえる。
新幹線内でもメールのやりとりをしたり、SNSの情報をチェックしたり、投稿などをしているとみるみるうちに電池残量が減ってくる。今回、iPhoneの残量バッテリーが34%になった時点で、降車駅についた。移動の時は、BAGTTERYでの充電タイム。ポケットにすっぽり収まったまま、充電が開始され、何だかうれしい。
バッグ自体のバッテリー残量を確認したいときには、USB-BOXの側面がバッテリーチェックプレートになっているので、ここを押すとUSB-BOXの天面のインジケータが点灯する仕組みになっている。バッグの外側のバッテリーキャップ反対側にもインジケータリングがついているが、ここはあくまでもデザイン的なもので、自分でチェックするには、バッグ内のインジケータを確認するほうが早いし、簡単だ。
点滅せずにホワイトのLEDが点灯している時には90~100%、ホワイトのLEDが3秒で点滅するとだいたい50~90%。0.5秒点滅になると25~50%のバッテリー残量を示す。レッドで0.3秒点滅をし始めたら、バッテリーがそんなに残っていないので、充電が必要だという合図だ。
移動の途中でチェックすると、iPhoneのバッテリーはすでに90%に回復しており、打ち合わせの直前に、フル充電の状態に。ここでコネクタを外しておかないと、バッテリーを消費してしまうと取扱説明書にあったので、しっかり外しておいた。
すでに20%台になっていたXPERIAにも充電を開始し、夕食や打ち合わせなどを挟んで、何度かチェックしながらフル充電し、再びiPhoneに充電してみても、まだ余裕の残量。充電を繰り返しながら、夜遅い時間になって、ようやく赤いLEDが点滅をし始めた。
これなら1日中、出歩いていても、このバッグがあれば全く心配ないことが分かり、安心して眠りについたのだった。もちろん、バッグへの充電は忘れずにね。
ラインアップが増えて選ぶ楽しみが増えた「BAGTTERY」
実は、この出張のまっただ中にamadanaからのニュースリリースで、バッテリー内蔵バッグ「BAGTTERY」のカラーが増えて、ラインアップが拡充されたことを知り、「あれ? 早まったかも」と思ったりも。今回、選んだのは、420×170×300mm(幅×奥行き×高さ)というかなり大きめのボストンバッグのため、長時間の外出や出張などに使う“特別版”。でも、明るいカラーのトートなどなら、毎日の仕事はもちろん、オフの日にも使えそうだ。
いずれにしても、バッグにバッテリー機能が付属されているのは、思いの外、ストレスがなくて便利。最近はコンパクトで大容量の充電池も出てきているけれど、ケーブルの収納のことまで考えられたオシャレなバッグを持っているというのは、気持ちがグンと上がるもの。デジタル機器を駆使するスマートな男性にも、女性にも、おすすめのバッグだ。