やじうまミニレビュー

ライフハイト「ジャーオープナーエルゴフィックス」

~硬いフタも、ビール瓶もラクラク開ける
by 小林 樹


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


ライフハイト「ジャーオープナー エルゴフィックス」

 たまに、瓶がものすごく固く閉じていることがある。力を入れて開けるのも一苦労で、もどかしい思いをする。買ってから時間が経った調味料の瓶や、海外製のジャムの容器などによくある。

 力を入れても開かず、困り果てたところに、以前購入したライフハイトの「ジャーオープナー エルゴフィックス」を使ってみた。ジャーオープナーは、固く閉じた瓶やボトルの蓋を、軽い力で開けられるというものだ。

 


メーカーライフハイト
製品名ジャーオープナー エルゴフィックス
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,980円

 

 ライフハイト(LEIFHEIT)はドイツの生活用品メーカーで、ジャーオープナーは大阪府のセイエイという企業が輸入、販売している。

 ジャーオープナーの本体サイズは60×210×20mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約190gで、手に握ると、工具を持ったときのようなズッシリとした重みがある。

パッケージ重さは約190gで、持つとズッシリしている

 スチール製のヘッド部は伸縮する。フタを開けるには、このヘッド部を伸ばして瓶のフタを挟み、片手で瓶を支えながら、ヘッド部を水平に回す。すると、この動作だけで不思議なくらい簡単に、フタが外れる。

 外れたフタは、ヘッドに挟まれたままなので、落ちたり飛んだりする心配はなく、安全だ。

ヘッド部の表側ヘッド部の裏側。スチールの金具の間に、フタを挟むヘッド部は伸びて、直径10cmのフタまで対応する
ヘッドで瓶のフタを挟むヘッドをひねると、フタが外れる。ひねる時は、軽い力をかけるだけだ

 ほかに、家にあった色々なビンやボトルでも試してみた。対応するフタのサイズは、直径10cmまでなら、なんでもござれだ。大きなフタも、ペットボトルのフタも、軽い力で開く。

様々なビンやボトルのフタ開けが可能大きなフタにも対応する
硬いペットボトルのフタもちゃんと開いた

 さらに、ヘッド部の内側には窪みがあり、ここに瓶ビールなどのフタを引っ掛ければ、栓抜きとしても使える。小さなキャップを外す時にも便利だ。

ヘッド部の内側には窪みがある小さなキャップも外せる
瓶ビールのフタにも使える栓抜きの代わりになる

 フタの形状によっては、滑りやすいものもあるが、ヘッド部に手を添えて瓶を回せば、だいたいのものは開く。力加減には、コツが必要な時もあったが、このあたりは慣れだろう。

滑りやすいキャップも……手を添えれば、この通り開けられる

 瓶のフタが開かなくて困る時、これまではゴム手袋を使っていた。ゴム手袋だと手は滑らなくなるのはいいが、ひねる時に力は必要だった。

 その点、ジャーオープナーなら、ほとんど力がいらない。手に力を加えずに、ちゃんとフタが開く。

 ただ瓶のフタを開けるためだけに、キッチンツールを増やすのはいかがなものかと思われるかもしれない。事実、我が家ではだいぶ前にジャーオープナーを買ったまま、しばらく戸棚で眠っていた。しかし今回ちゃんと使ってみて、その便利さがわかった。力の弱い子供やお年寄りにも、役立つアイテムだろう。

 ジャムやペットボトルのフタが開けられるだけでなく、ビール瓶などのフタを開ける栓抜きの代わりにもなる。意外と汎用性が高い点にも、満足している。

 気をつけておきたいのは、瓶に油が付いていると滑りやすく、フタが開けられないこと。油はしっかり拭いてから使いたい。

 万が一の備えとして、皆様もキッチンの引き出しに入れてみてはいかがだろうか。


2012年 10月 30日   00:00