やじうまミニレビュー
パナソニック「LEDネックライト BF-AF10P」
LEDネックライト BF-AF10P |
当連載では光源にLEDを搭載したライトをたくさん紹介してきたが、今回は「手を使わずに使えるLEDライト」を取り上げよう。パナソニックの「LEDネックライト BF-AF10P」だ。
本製品は“ネックライト”という名前の通り、首に提げて使用するLEDライト。そのため、手で持つ必要がなく、夜のウォーキングやアウトドアなどに便利という。確かに、わざわざ懐中電灯を持つのは面倒くさい。しかし、こんな小さなライトで効果があるのだろうか。まずは使ってみよう。
メーカー | パナソニック |
製品名 | LEDネックライト |
品番 | BF-AF10P-Y |
価格 | オープンプライス |
購入店舗 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,348円 |
本体はLEDとネックホルダーで構成されており、LEDのサイズは30×26×50mmと非常にコンパクト。ネックホルダーは直径215mmで、全体はゴムで覆われており、グニャッとした感触だ。重量は約40gと非常に軽い。
ネックホルダーは途中で2つに分かれており、首に通した後、片方のホルダーの先端にある丸い突起部分を、もう片方のホルダーの先端にある穴に通す。これで本体がしっかりと首に提げられる。手で持っても軽かったが、首に提げてもまったく重さを感じない。
LEDを点灯するには、裏側のボタンを押す。光は白色で、LEDは1灯だけにもかかわらず結構明るい。明るさは1m前方で約20lxとのこと。電池はコイン型リチウム電池のCR2032が2個で、購入時に既に本体内に入っている。連続点灯時間は約15時間とのこと。防滴仕様のため、雨でも使用できるという。
本体の全体写真。LEDとネックホルダーで構成される | ネックホルダーは首に巻き、先端の丸い突起と穴を通せば、しっかりと首から提げられる |
LEDは1灯だけ | 電源はコイン型リチウム電池。購入時に同梱されている |
首から提げて、夜中の住宅街をウォーキング。周囲が明るくなるため、街灯が暗いところでも不安感が少ない |
さっそく本製品を装着し、深夜の住宅街を歩いてみた。我が家の周りは街灯はあるものの、店舗が少ないため暗い。しかし、このネックライトが足元を照らすため、かなり安心感がある。ここでランプを消灯してみると、周囲が一気に闇に包まれ、近所であるにも関わらず不安を感じてしまった。
また、車や自転車など対向車からの視認性も高そうだ。LEDネックライトを点灯した場合、消灯した場合の動画を撮影してみたが、LEDが点灯しているとかなり目立つ。一方で消灯した場合、私の姿は完全に闇に隠れてしまった。車通りの多い場所を歩く際には、頼りになりそうだ。
LEDネックライトを提げて歩いている動画。遠くからでも、LEDの光が動いているのがよく分かる | こちらはLEDネックライトの明かりを消して歩いているところ。正直、わかりづらい |
LEDネックライトを提げてしばらく歩いたが、特に肩に掛かる負担もなく、まるで装着していないのと同じように使えた。両手が空いているので、携帯電話など小物も持ち放題。自宅や自転車の鍵穴を確認することにも有効だった。
自転車の鍵穴を照らすのにも便利だった | 道端の塀を約1mほどの距離から照らしたところ(写真上)。1灯だけではあるが、かなり明るい。ちなみに下は無点灯状態 | 首から提げると光源が下を向くため、足元がよく見える |
ただ、走るとLEDが揺れて、胸にビシビシと当たるのが気になる。ランニング用よりもウォーキング用と捉えた方が良いかもしれない。
夜道を走っているところ。走るとネックライトが揺れてLEDが胸にビシビシと当たる。ウォーキング向けだろう |
なお、本製品の点灯機能は点灯と消灯の2通りだけとなるが、パナソニックでは点滅機能が付いた、LED3灯の「BF-977P」を発売しており、この6月にはLED1灯タイプで点滅機能付きの「BF-AF11P」の販売も予定されている。ただ、BF-977Pは実売で3千円程度とやや高め。点滅機能が必須でなければ、千円ちょっとで買えるBF-AF10Pで問題ないだろう。
夜中のウォーキングは常に暗闇という不安を伴うが、このLEDネックライトがあればその恐れがいくぶん少なくなる。ウォーキングを嗜む人はもちろん、夜中に交通量の多い道を歩く機会が多い人や、ゴールデンウィークにトレッキングなどのアウトドアを予定している人もオススメしたい。
2012年 4月 20日 00:00
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