やじうまミニレビュー

SUCK UK「BOOKREST LAMP」

~読みかけの本がそのまま置ける読書用ランプ
by 阿部 夏子


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


SUCK UK「BOOKREST LAMP」

 本を読まないと寝れないたちだ。目で字を追っているうちに、いつの間にかすとんと眠りに落ちる時が至福の時でもある。そのため、ベッド周り、どころか枕の下にまで本が散乱している。就寝前に読んでいた本をそのままにして寝てしまうため、表紙は折れて、ページはしわくしゃ、紙にヨダレがついてしまうことさえある。気をつけようと思っても、ついつい本をそのままにして寝てしまう――

 そこで、購入したのが、今回紹介するSUCK UKの「BOOKREST LAMP(ブックレストランプ)」だ。本体上部に本を開いたまま置けるという小型のランプで、本体は家の形をしている。その上に本を置くと、ちょうど本が屋根のような見た目になるというわけだ。SUCK UKは、デザイン系雑貨を扱うイギリスのメーカーで、ランプ以外にも文具やデジタル機器アクセサリーなど幅広いグッズを展開している。

寝入りに読んだ本をそのまま枕の下などに放置してしまう結果、ページはぐちゃぐちゃになってしまう

 


メーカーSUCK UK
製品名BOOKREST LAMP
希望小売価格オープンプライス
購入場所楽天市場
購入価格8,500円


 製品名のBOOKRESTとは、一般的には「書見台」という意味だが、BOOKREST LAMPは、本を休ませる場所、本の家といった意味合いも込められているのだろう。

 

 本体はガラス製で、構造はごく単純なもの。電球を取りつけるソケットと、電球型蛍光灯が付属する。BOOKREST LAMPは、本を直接ランプに立てかけるようにして使うが、普通に考えると紙が熱くなったり、燃えたりしないか心配になる。それを可能にしているのが、この電球型蛍光灯だ。白熱電球に比べると使用時の温度が低く、2~3時間付けっぱなしにしていても全く熱くない。ガラス製のランプの表面を素手で触っても温かさを感じない。

 本体は、電球型蛍光灯のほかにもLED電球にも対応するが、白熱電球の使用は禁じている。

 組み立ては、付属のソケットを本体内部にセットするだけだ。ソケットには固定用のソケットリングが付いているので、迷うことなく簡単に行なえる。ソケットは電源コードと一体になっている。

製品パッケージ説明書は紙1枚左上から時計周りにシェード部分、付属の電球型蛍光灯、ソケット
シェード部分は家型になっているソケットをセットする穴が空いているソケットのセットは簡単に行なえる
ソケットをセットして電球型蛍光灯を取りつけたところ外から見ると、ソケットが飛び出ているように見える電源コードの途中にはスイッチが付いている

 さっそく、ベッドサイドのテーブルに置いてみた。形こそ少し変わってはいるが、本体の素材や色はごくシンプルなものなので、置く場所はそれほど選ばない。

 付属の電球型蛍光灯は輸入品で、コーナン商事が展開しているプライベートブランド「LIFE LEX」のもの。明るさ60W相当タイプの電球色で、消費電力は約11W。寝室で使うものなので、暖かみのある電球色がマッチする。電球型蛍光灯を使ったのは久しぶりだったが、特に不備を感じることもなく、本を読むための灯りとしては充分快適に使っている。

 昔、読書に夢中になってベッドサイドの電球で顔をやけどしたことがあったが、それから考えると時代は進化しているんだな――となんだか感慨深げになってしまった。

不足の電球型蛍光灯暗い場所で付けたところ。オレンジっぽい電球色が、寝室にはぴったりだ本体上部からも光が透ける

 本を置くという本来の目的でも役立っている。といっても、最初はBOOKREST LAMPを導入したことを忘れて、以前のように枕の下に入れてしまっていたが、しばらく使っていると慣れてきて、読みかけの本は必ずBOOKREST LAMPの上に置くようになった。

本を置くと灯りの雰囲気も変わる

 寝る前に読むのは大抵文庫本だが、文庫本以外でもハードカバーの本や雑誌なども置くことができる。ただサイズ的には文庫本が一番合っているようだ。

文庫本を置いたところ。サイズ的には文庫本がピッタリだ雑誌を置いたところ。横のページが下に付いてしまうハードカバーの本を置いたところ

 読みかけの本をBOOKREST LAMPに置くようになったことで、本をきれいに保てるようになったほか、ベッド周りの整理整頓にも役立っている。

 開いて置いてある読みかけの本というのは、なんとなくだらしない印象を与えてしまうが、BOOKREST LAMPに置いてあると、そんな感じは全くしない。暖かみのある家型のデザインも手伝って、本に愛情を与えているような気すらしてしまうのだ。本好きな人に是非お勧めしたい読書グッズだ。





2011年 6月 30日   00:00