やじうまミニレビュー
無印良品「シリコーンフラワー型」
無印良品「シリコーンフラワー型」 |
今回ご紹介するのは、無印良品の調理グッズ「シリコーンフラワー型」だ。
メーカー | 無印良品 |
製品名 | シリコーン フラワー型 |
希望小売価格 | 1,000円 |
購入場所 | 店頭 |
購入価格 | 1,000円 |
このシリコーン フラワー型、ケーキを作る時に流し込む型(かた)なのだが、シリコーン製で焦げ付きにくい点が特徴である。これまでは金属製のものが一般的だったが、比べると、型にバターや油を塗らなくても焼けるし、オーブンシートを敷く必要もなく、型からスルッとはずせるというメリットもある。
さらに、シリコーンの耐熱温度は240℃、耐冷温度は-40℃と幅が広く、電子レンジ、オーブン、冷凍までできる。シリコーンなので直火や空焼きには対応しないが、スポンジで簡単に汚れが落ちるので、後片付けも簡単。食器洗い乾燥機に対応しているのも嬉しい。一切れずつ切ればハート型になるというかわいらしいデザインも気に入った。
サイズは約22×19.5×6cm(幅×奥行き×高さ)。小冊子が付属しており、レシピが5種類紹介されている。家にある材料でできるようなレシピばかりで、毎日のおやつにぴったりだ。
お花の形がかわいいケーキ型。持ち手がある | 型の裏側 |
シリコーン型はとても柔らかい | 簡単にできるお菓子レシピが掲載された小冊子付き |
レシピの中から、さっそくホットケーキミックスを使った「ホットケーキミックス生地のビクトリアンケーキ」を作ってみることにした。
このケーキはとても簡単。卵とグラニュー糖をハンドミキサーで混ぜてから、ホットケーキミックスを混ぜ、牛乳とバターを加えて、あとはオーブンで約25分間焼くだけ。思い立ったときにすぐできる。
焼き上がったケーキ。ホットケーキミックスを使っているので、中心部が膨らんでいる | 油脂が少ないケーキを焼く場合は、バターを塗っておいたほうがよさそう | スライスしてジャムをたっぷり |
フラワー型は、均等に切りやすい | 切り方によってはこんなかわいいハート型にも! |
できあがったケーキは、切り方によってハート型になる。お花の形もかわいいが、切った後のハート形も華やかだ。1個1個ケーキを均等に切りわけていくのは意外と難しいのだが、このフラワー型なら対角線上のくぼみとくぼみをつなぐように包丁を入れれば、均等に切ることができるので簡単だ。
注意点としては、型がとても柔らかいので、中に生地を流してから型を持って移動するとこぼれやすいということが挙げられるだろう。先に天板の上に型を乗せてから、生地を流し込み、天板を持ってオーブンに入れたほうがよさそうだ。
また、焼き上がったケーキを型から外した時に、型の底に若干生地がついていた。生地が冷めていなかったり、油脂が少なかった場合は、シリコーン型でもこのように生地が残ってしまう場合がある。ホットケーキミックスは油脂が少ないためこうなったようだ。油分の少ないお菓子の場合、簡単に型から外すには、従来どおり型にバターなどを軽く塗って置いたほうが良いだろう。
次に作ったのは「白いプリン」。牛乳、練乳、生クリームなどを使った濃厚なミルクプリンだ。レシピには「氷水で冷やしながらとろみをつけてから型に流さないと、分離して固まる」といったポイントも丁寧に解説されていたので、わかりやすかった。
冷蔵庫で4時間冷やした後、型ごと熱湯に数秒つけ、プリンを型からはずしていく。型が柔らかいので、はずしやすかった。
なお、プリンやゼリーなどの柔らかいお菓子を作った場合、両手で型をバランスよく持って、冷蔵庫から取り出す必要がある。型の一部だけを持つと、ヒビが入るように型からはがれてしまうことがあったので、気をつけたい。
氷水に漬けながら、とろみがでるまで冷やしてから型に流し入れる。このようなポイントもレシピで紹介されているのでわかりやすい | 柔らかい型なので、持ち運びは細心の注意を払う | 混ぜるだけのプリンはとても簡単。子供達にも評価が高かった。濃厚なミルクプリンだ。プリンは柔らかいので、切るのが非常に難しい |
これまでは、ケーキ型にオーブンシートを敷くのが非常に面倒だったのだが、このシリコーンのケーキ型なら、そのまま生地を流し込むことができるので、とても便利だ。また、シリコーンのケーキ型は形のバリエーションが豊富だ。ぜひとも、これまでの道具にはないシリコーン独特の使いやすさとデザインを楽しんでみていただきたい。
2011年 2月 8日 00:00
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