やじうまミニレビュー
アミタ「着物ボトルウェア」
アミタ「着物ボトルウェア」 |
それなりに機会は多いはずなのに、毎回頭を悩ませるのが「手土産」だ。デパートに行けばそれこそ山のように選択肢があるが、どうせならおいしいものを、相手の好みはなんだっけ、手土産って自分のセンスも出るよな――と悩みだすと際限がない。そのたびに悩むのも面倒なので、最近はお酒が飲める人には自分の好きなワイン、飲めない人には近所でおいしいと評判のお煎餅を持っていくと決めてしまっている。
と、品物を決めたのはいいのだが、次に悩むようになったのが包装紙だ。煎餅はあらかじめ箱に入っているから良しとして、困るのがワインだ。デパートの地下で買うならまだしも、近所の酒屋やスーパーでは、まずワイン専用のラッピングは用意していない。包装紙を買ってきたり、ワイン専用の紙袋などを試してきたがどうもしっくりこなかった。そこで見つけたのが、今回紹介するアミタの着物ボトルウェアだ
メーカー | アミタ |
製品名 | 着物ボトルウェア |
希望小売価格 | 1,890円 |
購入場所 | 直販サイト |
購入価格 | 1,890円 |
製品購入時、本体は台紙にセットされている | 台紙から外した状態 |
見た目そのままのこの製品。使い方はごく簡単。ワインのボトルの上からかぶせるだけだ。私がこの製品を気に入ったのは、まず和風とワインという雰囲気のギャップが面白く感じたからだ。実際、着物ボトルウェアをかぶせる前とかぶせた後では一気にボトルの表情が変わる。
着物ボトルウェアをセットする前のワインボトル | 着物ボトルウェアをセットしたあと。一気に雰囲気が変わる | 裏側。きちんと帯があって、どこから見てもスキのない造り |
本体は布製で、その造りの細かさも好印象。実はこの製品、当初は外国人の友人に喜ばれるかなと思って選んだのだが、意外にも好評だったのが自分の母親くらいの年齢の女性だった。着物を着る習慣のある方だったのだが、着物ボトルウェアを見て「あら、これちゃんとお太鼓にしてある」と驚いていた。お太鼓というのは、着物の帯の結び方の一つで最もポピュラーなものの1つ。
着物を着る人が見ても納得できるディティールの細かさに、これならどこでも持っていけるなと思ったのだ。なにより、自分の手土産がその場の話のネタになるのはうれしい。
帯はお太鼓に結ばれている | 前には帯紐も結ばれていて、着物好きな人でもその造りの細かさに驚いていた | 本体は布製で柔らかい。裏布まである |
銅の帯の部分と首の部分をかぶせるだけで、失敗がない |
また、設置の簡単さもポイントが高い。特にワインのような変形のものを紙の包装紙で包むの至難の業だが、着物ボトルウェアなら簡単に上からかぶせるだけで、あっという間にきれいに仕上がる。老若男女問わず、誰でも同じ仕上がりにできて、失敗がない。
少々値は張るが、着物ボトルウェアは、その見た目や造りの細かさで、あなたのことを考えて選びましたよ、という自分の気持ちまで相手に伝えられるラッピングアイテムだ。
2010年 5月 14日 00:00
やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです