やじうまミニレビュー

タイガークラウン「ひとり立ちしゃもじ」

~ご飯がくっつきにくい自立するしゃもじ
by すずまり


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


立つしゃもじ「ひとり立ちしゃもじ」

 炊飯に欠かせない「しゃもじ」。炊きあがったご飯を混ぜる、茶碗によそうという重要な役割を果たすわけだが、使用途中で置き場に困ったことはないだろうか。

 炊飯器によってはボディの側面にしゃもじ用の収納ケースがついているものもある。柄を差し込むタイプや、しゃもじの頭を差し込むタイプである。しかしすべての炊飯器についているとは限らない。しかも、この小さな収納ケースが意外と盲点で、洗うのを忘れたりして衛生面で少々心配な場面も見受けられる。他のお皿や器を一瞬借りるという手もあるが、洗い物を増やすようで抵抗を感じる。

 ご飯を混ぜたあと、ほんの一瞬おいておきたい……そんなニーズに応えたしゃもじ、それが今回ご紹介する「ひとり立ちしゃもじ」である。


メーカータイガークラウン
製品名ひとり立ちしゃもじ
希望小売価格347円
購入場所楽天市場
購入価格315円

 「ひとり立ちしゃもじ」は全長21cmのポリプロピレン製。特徴は2つ。1つ目は自立すること。柄の底が平らになっているため、立てた状態で保管できるのだ。一見、不安定にも見えるのだが、実際に立ててみるとかなり安定していることに気づく。収納ポケットのない炊飯器や、しゃもじ用のお皿や茶碗を置くスペースのない狭い場所でも立てておけるのはありがたい。何よりも他に触れないので衛生的である。

しゃもじが立つ。ただそれだけだが、それがありがたい横から見た様子一般的なしゃもじに比べ、柄が直線的でしっかりしている印象

 もう1点は、ご飯粒がくっつきにくいことだ。一般的なしゃもじとは異なり、細かい凹凸がついており、さらに空洞が設けられているので、ご飯粒との接触面が少ないためであろうか。驚くほどご飯粒が離れやすく、さらりと落ちるのでよそいやすいのである。その昔は水につけたりと苦労の多かったしゃもじだが、もはやそんな心配はいらぬようだ。スッスッとご飯がよそえるので、まるでストレスを感じない。

人もしゃもじも自立が大事。こんなスペースでも置いておける左が炊飯器付属のしゃもじ。右が「ひとり立ちしゃもじ」ご飯をよそいやすい

 実はさらにもう1点、使っていて気づいたことがある。それはグリップのしやすさだ。「ひとり立ちしゃもじ」は自立させるために柄が末広がりになっているため、見た目では角が手に当たって使いにくそうな印象を持った。しかし意外や意外、しっかりとした握り心地で違和感がなく、力も入れやすいので思わず大盛りにしてしまいそうな安定感なのだ。

ご飯粒がつきにくい様子

 たかがしゃもじ、されどしゃもじ。

 炊飯のベストパートナーとしてその存在を無視することはできない。今回は「なんだか面白そうだな」程度の軽い気持ちでオーダーしたのだが、しゃもじの置き場所に困っている方のみならず、くっつきにくいしゃもじをお探しの方にもオススメできる。今ではすっかり主役となっており、買ってよかったと思える製品だ。しゃもじのハンドリングにこだわりたい方はぜひお試しあれ!




2009年 5月 29日   00:00