やじうまミニレビュー

BB-8がわが家にやってきた! 転がりながら起こしてくれる目覚まし時計

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです

 今回ご紹介するのは、目覚まし時計「アクションクロック BB-8」。映画「スター・ウォーズ エピソード7」に登場するドロイド「BB-8」の動きを再現し、スターウォーズの人気曲を収録した目覚まし時計だ。

目覚まし時計「アクションクロック BB-8」
メーカー名リズム時計工業
製品名アクションクロック BB-8
実売価格12,800円

 銀河での熾烈な大戦から、親子の哀しい物語、煌めくライトセイバーなど、スター・ウォーズの魅力はさまざま。その中でも特に筆者が好きなのは、キュートなドロイドたち。張り詰めた空気を可愛らしい姿で和ませながらも、窮地にはしっかり活躍するドロイドは格好良く、どのキャラクターも魅力的だ。

 BB-8グッズは数多くあるが、本製品を選んだのは目覚まし機能が付いていて実用的だったから。BB-8の効果音や劇中の人気曲も収録しており、おもちゃとしても時計としても楽しめる点が良かった。

 本体の一部は液晶になっており、カバーを開けると時計が表示される。箱から出した状態では自立しないが、電池を入れるときちんと自立し、くるくると動き回る機能も備えている。

時計カバーを開けると液晶表示部が出てくる
電池カバーは液晶の真下に。電池が入っていないと自立しない
電源は単二形アルカリ乾電池を2本。お試し用電池が同梱している
電池を入れた状態。自立するが、動きは起き上がりこぼしのよう

 まず驚いたのは、電池を入れた瞬間にBB-8が喋りだしたこと! 実際は言葉になっていないので鳴きだしたという方が正しいのだが、何かを訴えかけているように聞こえるので喋っている風(笑)。頭部を回転させながらくるくると動き回り、大きさは違えどかなり再現度が高い。BB-8が我が家にやってきた! と思わず興奮してしまった。

 なお、本体サイズは167×120×102mm(幅×奥行き×高さ)と小型。片手で持てるサイズで、床やソファに置くとちょこんとしていて可愛らしい。

電池を入れたら喋りだした! 明るさや赤外線の変化を感知し、くるくる動き回る
床に置いてみた
ソファにちょこんと座らせても可愛い

 BB-8が鳴いたり動き回ったりするのは、本体にセンサーが搭載されているため。明るさや赤外線の変化を感知すると、本体が動いて効果音が流れる仕組みになっている。最初はとても可愛いのだが、テレビを観ているときなどにもいきなり鳴きだして、正直ちょっとうるさく感じることも(笑)。

 そんなときは、動きとセンサー機能をOFFにするのがオススメ。操作ボタンの「-」を押しながら「SELECT MONITOR」を押すと、「動き機能:ON、センサー機能:ON」→「動き機能:OFF、センサー機能:ON」→「動き機能:ON、センサー機能:OFF」→「動き機能:OFF、センサー機能:OFF」という順番で切り替わる。

 普段はOFFにして、アラームを使うときや遊ぶときだけONにしておくのが良かった。最初は操作がわかりづらかったが、一度覚えてしまえば問題ない。

操作部は本体右側面に。現在時刻やアラーム時刻をセットする
ONにしているとアイコンが表示される。矢印が動き機能、人型アイコンがセンサー機能
動き機能:OFF、センサー機能:ON。BB-8が鳴いているときは液晶が光ることも
動き機能:ON、センサー機能:OFF

アラーム音は4種類。BB-8から流れる帝国のマーチはちょっとレア

 BB-8が鳴いて動き回るだけでも十分可愛いのだが、本機のメイン機能は時計とアラームだ。操作部の「+」「-」ボタンで現在時刻とアラーム時刻をセットして、毎朝の目覚まし時計として使用した。

 アラーム音は、「STAR WARS MAIN TITLE(スター・ウォーズのテーマ)」、「THE IMPERIAL MARCH(帝国のマーチ)」、「CANTINA BAND(酒場のバンド)、「BB-8の警報音」の4種類を収録。設定した時刻になるとランダムで流れる仕組みになっており、どの曲が流れるかは朝にならないとわからない。

 なお、アラーム音は視聴も可能。操作部のSELECT MONITORを押すごとにアラーム音が切り替わるので、試しに4種類すべて聞いてみた。

アラーム音を視聴。メインテーマ、帝国のマーチ、酒場のバンド、BB-8の警報音の4種類が収録されている。実際にアラームが鳴るときはランダム再生

 特に印象的だったのは、帝国のマーチ。さっきまでキュルキュル鳴いていた可愛いBB-8から、急に帝国のマーチが流れるのはちょっと面白い。いつのまにダークサイドに??? と突っ込みたくなってしまうが、可愛いBB-8が豹変する様子は作中では観られないのでレアかもしれない(笑)。

 実際に目覚まし時計として使うときは、置き場所に気をつけたい。動き機能をONにしているとアラームが鳴ったときに本体が動くので、テーブルなど高さのある場所に置くと落下してしまう。動き機能をOFFにするか、床に置いて使うのがオススメだ。

 筆者はBB-8が転がる様子を楽しみたかったので、床に置いて使用した。ちょっと不格好かなと思ったが、意外なメリットがあった。アラームを止めるときに、ベッドから身を乗り出す形となり、嫌でも起き上がらないといけない。ちょっとした動作だが、横になりながらアラームを止めるのとでは目覚めに大きな違いがあり、二度寝防止になる。

SELECT MONITORを押すとアラーム音が視聴できる
アラーム時刻をセット
ベッドサイドのテーブルに置きたいところだが、転がると落ちてしまう
床に置いた。アラームを止めるために起き上がる必要があり目が覚める

 また、アラームを止めるときは操作部の「+」「-」「SELECT MONITOR」ボタンなどのどれかを押すとストップする。ここでも意外だったのだが、操作部がわかりづらいため、すぐにアラームが止められず目が覚めてくるというメリットがあった(笑)。

 操作部は液晶の右側にあるのだが、左側も似たようなデザインになっていてよく間違える。使いはじめは操作部がわかりづらいと思ったが、目を覚ますためには逆に良かったのかもしれない。アラーム音はランダムで流れるため、毎朝目覚めるのがちょっと楽しくなるという変化もあった。

液晶の左側はダミー(笑)
右側に操作部がある。わかりづらいのでアラームが止めにくく目が覚めてくる

細部にこだわった仕掛けも嬉しい!

 本製品には、BB-8の再現度をより高めるための、ステッカーが付属している。本体の細かい部分に貼れるステッカーで、説明書とは別にステッカーの貼付け説明書まで付いている。

 ステッカーを貼っているときに気付いたのだが、なんと電池カバーの内側にはBB-8の作業用アームが用意されていた。このアームに火の形をしたステッカーを貼付け、本体に差し込むと、BB-8が火をつけているような仕草が楽しめる。

 これは、劇中でBB-8がOKサインを出すときにやる仕草。ステッカーの貼付けは夫が担当したのだが、さすがにこのギミックには2人で笑ってしまった。目覚まし時計としては高価だが、細かい部分まで再現されており、ファンなら確実に楽しめる一品だ。

ステッカーが付属。説明書とは別に、ステッカーの貼付け説明書も付いている
ステッカーはかなり細かい。爪楊枝を使うと貼りやすかった
電池カバーの内側に作業用アームが!
アーム先端に火のステッカーを貼付け
本体に差し込んだら完成。OKサインを出すときの火をつける仕草が再現された

西村 夢音