やじうまミニレビュー

濡れた靴が45分で乾く! 玄関に常備したい「シューズドライヤー」

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです

 最近、すっかりお日様とはご無沙汰の日々です。ときどき晴れ間も見えますが、雨雲通知が頻繁に届き、ほどなくして降雨。ウォーキング中に降られると、通気性のいいスニーカーはあっと言う間に水浸しになってしまいます。

台風も多く、今日も雨か……という昨今

 そんな毎日を過ごしていると、気になるのが靴の乾燥です。翌朝、乾いたと思って足を入れたら……! なんて事態とはおさらばすべく、靴専用のドライヤー「シューズドライヤー」を試してみました。これがとても便利なアイテムでした。丸洗いしたスニーカーが、約1時間ですっかり乾いてしまったんですから!

シューズドライヤー CH-3800
メーカー名クマザキエイム
製品名シューズドライヤー CH-3800
実売価格5,000円(Amazon)

2足同時に乾かせるオゾン抗菌機能付きのドライヤー

 シューズドライヤーは、うさぎの耳のように伸びた2本のアームの先端に靴を片方ずつ被せて使います。先端は着脱式で、4つの活性炭と交換用のノズルが2種類同梱。先端がさらに2つに分かれた「ダブルノズル」をセットすれば、2足の靴を同時に乾かせますし、「ホースノズル」に交換すればロングブーツも乾かせます。

うさぎのような形が特徴
背面
交換ノズルと活性炭
使う前にノズルの中に活性炭を入れます
「ダブルノズル」を使うと、1度に2足乾かせます
「ホースノズル」ならロングブーツも乾かせます

 タイマー付きで、30分、60分、90分、120分、150分、180分のいずれかにセットできるほか、連続運転も可能。モードは「強」と「弱」が選べます。オゾン抗菌機能付きなので、靴の臭いが気になるときは消臭もできます。

側面に操作ダイヤルがあります
モード切り替えスイッチと、タイマー

さすが専用。乾きが早い!

 乾かす時間の目安ですが、洗ったスニーカーなら「強」で45分、湿った状態なら「強」で25分だそうです。革靴は革の保護のため、いずれのモードでも20分以内がおすすめです。

 実際に雨の中を歩いて、つま先から2/3まで濡れてしまったスニーカーを乾かしてみたところ、30分で9割くらい乾いてしまいました。靴下が濡れるほどガッツリ染みていたのに、この早さと簡単さにはびっくり。

蒸れにくさがアダになり、リアルに靴下までぐっしょり。早く乾かさないと靴の中でいろんなものが……
即時シューズドライヤーへ!
一応60分でスタートしましたが、30分でほぼ乾いてしまいました

 どうせ早く乾くならと、改めてザブザブ水で洗って、新聞紙などでざっと水気を拭きとってセットしてみました。「強」で作動させたところ、1時間もかからずに乾いてしまいました。靴を被せたときは、拭き取り切れていない水が下にしたたるくらいの状態だったにもかかわらずです。もちろん靴によって通気性は異なるので、一概には言えませんが、“強で45分”は目安として間違っていないようです。

 オゾン抗菌は、乾燥とは別に作動させます。大量の汗も吸って表現しづらい臭いを放っていたスニーカーで試したところ、ちょっと臭いが軽減されたような気がします。洗えるなら洗ってしまったほうが元から対策できますが、洗いにくい靴はこまめに乾かしてからオゾン抗菌機能を作動させると、毎日気持ちよく過ごせそうです。

一家に1台あっていい便利さ

 この乾燥スピードを覚えてからは、雨の日でも気が楽になりました。利用中はそれなりに音はしますが、しっかり乾く安心感があるので許せます。乾きたてのサラッとした感じはなんともいえません。雨でなくても、汗をかきやすい方、子供の運動靴を頻繁に乾かす必要のある方にはぴったりの製品です。

 「シューズドライヤー」のサイズは210×315×150mm(幅×奥行き×高さ)、重さは0.9kg。コンパクトで軽いので、雨の多い季節は玄関脇に常設してもよさそうです。ちょっと濡れた程度なら30分でカラッと乾くので、雨の日に来てくださった方に靴の乾燥サービスをすると喜ばれそうですね。乾燥中に臭いがでる場合があるので、その点だけは気をつけましょう。

雨の日の来客には、靴の乾燥サービスもいいかもしれません

すずまり