やじうまミニレビュー
電動ワインディスペンサー「Vinaera」で、素人にも分かるレベルでワインが変わった!
2016年8月2日 07:30
最近楽しんでいるのは家飲みです。リーズナブルな食材を使っておつまみを作り、みんなで飲んだり食べたりするのが好きです。
自宅にもなんとなくジャケ買いしたワインを置いたりしてるのですが、そもそもワイン通というわけではありません。栓を抜いてグラスに注ぐだけ、程度の知識しかないまったくの素人です。有資格者がいるくらいの世界ですから、本当なら注ぐ行為1つとっても、コツやグラス選びまでいろいろあるはず……。
しかし、こんな自分でもそれなりにワインをおいしく楽しめないか、と探して見つけたのが、今回ご紹介する電動ワインディスペンサー「Vinaera(ビナエラ)」です。
メーカー名 | グリーンエージェント |
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製品名 | Vinaera(ビナエラ) |
実売価格 | 10,519円(Amazon) |
エアレーションでワインの香りを開く
「Vinaera」は、栓を抜いたワインボトルの口にセットしたら、ボタンを押すだけでワインが注げるというアイテムです。本体のほかに長さの違うノズルが2本付属し、一般的な750mlのワインボトルに対応。電源は単四形乾電池3本で駆動します(電池は付属しません)。
これだけ聞くと、ビールサーバーのように使えるもの、というイメージになるかもしれません。しかし「Vinaera」の最大の特徴は、注ぐ過程で“瞬時にエアレーションできる”ので、短時間でワイン本来の風味を引き出すことができるという点。
エアレーション、恥ずかしながら知らなかったのですが、若いワインは空気に触れさせることで、芳醇な香りが引き出され、風味も柔らかくなって飲みやすくなるそうです。
若いワインとは飲み頃前のワインともいえるようです。では「飲み頃とはいつなんだ?」と思うのですが、これはワインのタイプによって様々あるようです。パッケージに書かれていた情報によれば、「Vinaera」が威力を発揮できるのは主に製造から8年くらいだそうです。もちろんあくまでも目安だとは思いますが。
実際のエアレーションは、デキャンタに移したり、開栓してから30~40分程度時間をおいたり、高いところから注ぐなどするそうです。ワイングラスをくるくる回したり、下で転がすのもエアレーションだそう。開栓したらすぐに注いで飲んでいた自分は完全に失格でした。
しかし、そんなせっかちでテクニックのない自分でも、「Vinaera」を取り付ければ、開栓して注ぐだけであっと言う間にエアレーションが完了するというわけです。
注ぐ瞬間にエアレーション! 押すだけなので無意識にできる
「Vinaera」をボトルにセットしてボタンを押すと、ブーンという低い振動音とともにワインが注がれてゆきます。ワイングラスの中のワインは細かい泡がたくさん浮いている状態。
これまで、ワインの透明なイメージから、泡立っている状態はよくないのだと勝手に思い込んでいましたが、空気が混ざってむしろいいんだそうです。
飲んでみると、口当たりが全然違います。これまでよく感じていた赤ワイン特有の尖ったような渋みのようなものがかなり軽減されていて、とても飲みやすくなりました。「Vinaera」を使う前と後で飲み比べてみるとハッキリわかります。空気に触れさせると、ここまで違うのかと驚きました。
我が家には安い低めのグラスしかありませんが、注ぎ口からテーブルまで26cmあるため、本格的な大きなワイングラスでも注げそうです。
ワインには欠かせないアイテムに
実は赤ワインよりは白ワインを選ぶことが多かったのです。その理由はあの特有の渋み。苦いビールを美味しく感じられる時が来るように、あの渋みも旨味に感じられる日が来るのだろうと思い込んでましたが、そうでもないということが分かりました。
積極的にエアレーションしていくことで、ワインをアップグレードできるようです。特にタンニンが重めのワインには効果的。確かに重めのワインは避ける傾向がありましたが、これからは積極的に選んでいけそう。これで家飲みの楽しさがまた増えました!