家電製品ミニレビュー
自宅の椅子がマッサージチェアに早替わり! 話題のドクターエアーを試してみた
by 阿部 夏子(2015/2/12 07:00)
今回は、ドリームファクトリー「ドクターエアー 3Dマッサージシート」(以下、ドクターエアー)を紹介しよう。東急ハンズやロフトの店頭で見かけて、気になっていた製品だ。一番の特徴は、シート状で色々な椅子に取り付けて使えるというところ。本体は全ての部品を含めても約4.6kgで、薄さも4cmほど。持ち運びも簡単にできる。
メーカー名 | ドリームファクトリー |
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製品名 | ドクターエアー 3Dマッサージシート |
希望小売価格 | 29,800円(税込) |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 29,800円(税込) |
ドクターエアーでマッサージできるのは、肩から太ももの裏までの広い範囲。本体にはもみ玉が内蔵されているほか、座面にはバイブレーションが内蔵されている。本体は、座椅子のような形をしているが、自立せず、椅子などに本体を固定して使う仕組みだ。
使い方は至って簡単で、椅子に本体を置いたら、背面のバンドで固定する。アダプタをセットしたら、後は座って電源を入れるだけ。自動のオートマッサージと、手動のマニュアルマッサージが搭載されており、マッサージしたい部位や高さ、もみ・交互・指圧などの種類を自分好みで指定することもできる。
さっそく自宅で使ってみたが、予想以上に気持ちが良い。オートマッサージを試したが、背面の広い範囲がほぐされて、血行が良くなる。マッサージ自体はかなり強めで、グリグリと押してくる感じだ。人によっては痛いと感じる人もいるかもしれないが、万年凝り症の私にとっては、これくらいの強さがちょうど良い。
ホームページでは、オフィスでも使えるというようなイメージを出していたが、このマッサージの強さだと、マッサージしながら仕事に集中するのは難しそう。割と存在感もあるので、オフィスというよりはやはり自宅向けの製品だ。
気になったのは、バイブレーションによる振動で、お尻が前に動いてきてしまうこと。足を少し踏ん張らなければならないので、リラックスできない。オススメは、目の前にもう1つ別の椅子を置くなどして、足を浮かした状態で使うこと。リラックスできて、とても気持ちが良かった。
自宅で手軽に使えるマッサージ機器はドクターエアー以外にもたくさんあるが、この製品が良いのはある程度サイズがあって、もみ玉の可動域は約45cmと広く、背面の広い範囲をカバーしてくれること。ただそこに座るだけで、もみ玉が的確な位置をマッサージしてくれるので、本格的なマッサージチェアに近い満足感が得られる。
また、オートマッサージが搭載されているというのも良い。買ってきて、椅子に固定したら、色々設定する必要なく、すぐ使えるというのはやはり魅力だ。
夫や母にも使ってもらったところ、いずれも大満足。特に50代の母は、「難しくなくて、シンプルなのが良い」と、何度もマッサージしていた。ちなみに1回20分のマッサージで、電気代は約0.4円。家族3人がそれぞれマッサージしても1日1.2円なので、気兼ねなくたくさん使える。
ドクターエアーは、手軽さがウリのマッサージ機器とは一線を画す“本格派”の製品。本格的なマッサージチェアが欲しいけど、価格や置き場所で躊躇していたという人は一度試してみる価値はある。