家電製品ミニレビュー
クレベリン LED搭載の加湿器は、一挙両得なのか?
by 河原塚 英信(2016/1/25 07:00)
冬になると風邪をひきやすくなる。特に喉。筆者は乾燥にむちゃくちゃ弱い。そのため、冬になると2台の加湿器をフル稼働させ、湿度を保っているくらいだ。だが昨年の春に、その加湿器の1台が動かなくなった。
新たに加湿器を手に入れようと考えていたときに、ちょうど大幸薬品の「クレベリン」を組み込んだ、ドウシシャの「kamome ハイブリッド式加湿器」が発表された。クレベリンを効率的に拡散してくれる点に魅力を感じ、使ってみることにした。
メーカー名 | ドウシシャ |
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製品名 | Kamome ハイブリッド式加湿器「KKHQ-651C」 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 32,400円 |
まず大幸薬品の「クレベリン」は、ウイルスや菌を除去する、二酸化塩素を発生させるもの。これまでに、ゲルやスプレーなどが販売されていたが、新たに加湿器や空間清浄機に搭載されるための「クレベリンLED」を開発。そして「クレベリンLED」を搭載する、今回紹介する「kamome ハイブリッド式加湿器」や、amadanaの「クレベリンLED搭載空間清浄器」がリリースされている。
ここ数年、筆者は風邪が流行しやすくなる冬や、カビが発生しやすい梅雨時期になると、リビングや玄関にクレベリンを置くようにしている。結局のところ、風邪をひくときにはひくのだが、カビや菌の発生を抑えたり、消臭効果があるとも言われているので使っている。
その効果は? と聞かれれば、カビを抑えることに関しては効いていると感じている。そのため、風邪などのウイルスに関しても、同様の除去効果を期待しているのだ。
サーキュレーターが、ミストや二酸化塩素を部屋の隅々に運ぶ
本機は、サーキュレーター(ファン)を搭載しているのもポイント。というのも、二酸化塩素は空気よりも重い気体なので、放っておくと部屋の隅々まで届かないのだ。その二酸化塩素を、ミストと一緒に運んでくれるというのが嬉しい。
サーキュレーターに鼻を近づけると、かすかに塩素系のニオイがする。二酸化塩素が、確かに飛んでいっている証左だろう。この送風によって、より素早く、効率的に二酸化塩素を部屋に巡らせ、湿度を上げている。
ちなみにサーキュレーターの送風機能は、扇風機の代わりになるような勢いはない。上向きに取り付けられているので、風を直接感じることもない。