家電製品ミニレビュー
手軽に使えて溜まった疲れを揉みほぐせるマッサージ器
by 中野 信二(2014/7/31 07:00)
仕事柄、パソコンを使うことが多く、仕事が終わると必ずと言っていいほど、首や肩、腰の筋肉が凝っている。しかも、年を重ねるにつれて、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かったり、整骨院などでマッサージしてもらっても、なかなか凝りが取れない。
これは、自分でも毎日ケアしなければと思い、マッサージ機器の購入を決断! かといって、全身をケアできるマッサージチェアは、大きくて置くスペースがないし、高すぎて買えない。そこで、気軽に続けられそうなマッサージ機器として選んだのが、オムロン ヘルスケアの「オムロン ネックマッサージャ HM-141」。
製品名に「ネックマッサージャ」とあるが、首はもちろん、肩や腰、太ももやふくらはぎもマッサージできるようだ。値段も手ごろで、まさにうってつけのマッサージ機器だ。
メーカー名 | オムロン ヘルスケア |
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製品名 | オムロン ネックマッサージャ |
品番 | HM-141 |
希望小売価格 | オープンプライス |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 6,458円 |
操作は簡単。マッサージ開始から15分で自動停止する
操作は、本体を肩に乗せたときに右側にある電源ボタンを押すだけ。ボタンを押すたびに、マッサージのスピードが、「遅い」と「速い」の2段階で切り替わる。ヒーターボタンは、押すたびにON/OFFされる。
本体は、マッサージ開始から15分後に自動的に電源が切れるようになっている。マッサージが心地よくて、思わず寝てしまっても安心だ。もし、急な用事が入っても、停止ボタンを押して止めることができる。
マッサージスピードは「遅い」がオススメ
使い方は簡単だ。ACアダプターを本体の差し込み口に繋ぎ、ACアダプターをコンセントに差し込む。あとは、2つのもみ玉の先端部をマッサージしたい部位に合わせて、電源ボタンを押すだけだ。準備が終わったところで、早速マッサージしてみた。
各部位での本体のセットの仕方は、首筋では肩に背負うようにして、肩では本体を縦にして操作部が顔の方に向くようにする。腰は椅子の背もたれで固定して、太ももとふくらはぎは操作部をつま先の方に向けてセットする。
各部位のマッサージでは、本体を安定させたほうが効きが良い。首は、グリップを両手で持つと本体が安定するのでマッサージしやすくなる。また、本体を壁に押しつけて固定しても良い。
肩のマッサージでは、上のイラストだとマッサージしているほうの手でグリップを持っているが、個人的には反対側の手で本体を握るほうが安定させやすかった。どちらのやり方で本体を安定させるかは、好みで選ぶと良い。もみ玉が鎖骨に当たると痛いので、当たらない角度に調整してからマッサージを始めよう。
腰のマッサージでは、椅子の背もたれに押しつけて安定させるのがベストだ。
太もものマッサージでは、もみ玉の上の部分に両手を置くと本体が安定する。
ふくらはぎでは、床に座り、立て膝して足の重みで本体を固定する。それでも本体が安定しないなら、グリップを両手で持つと良い。
マッサージでの刺激の強さを調整したい場合は、グリップを引っ張る力や、体重のかけ方、本体を手で押す力を加減すると良いだろう。ただし、いずれにしても、力をかけ過ぎるとグリップがちぎれたり、本体が壊れてしまうかもしれないので注意して欲しい。
首や肩、腰や太もも、ふくらはぎを「遅い」と「速い」のスピードでマッサージしてみたが、個人的には「遅い」のほうが気持ちよく感じた。ゆっくり優しく揉みほぐしてくれるので、ついうとうとすることもあった。
各部位のマッサージでは、特に首と腰の満足度が高かった。どちらも本体を安定させやすく、デスクワークで疲労が溜まりやすい部位なので、短時間のマッサージでも効果を実感できた。
ヒーター機能も使ってみた。ボタンを押してから1分程度でマッサージ中の部位がポカポカしてくる。温かいと感じるちょうど良い温度で、ヒーターを使わずにマッサージした時よりもリラックスできた。
首や腰などの凝りを手軽に揉みほぐせるのが魅力
マッサージは、やりすぎると逆効果になることもあるので、一日1回30分までなど、使用する回数や時間を決めて、特に凝りのひどい部位をHM-141でマッサージするといいだろう。
HM-141は、手軽に使えるのが一番の魅力。重さも約1kgと軽く、持ち運びしやすいのも魅力の1つと言える。1日の溜まった疲れを癒やすマッサージ機器として、お風呂あがりなどリラックスタイムのお供にいかがだろうか。