家電製品ミニレビュー

手軽に使えて溜まった疲れを揉みほぐせるマッサージ器

オムロン ヘルスケア「オムロン ネックマッサージャ HM-141」

 仕事柄、パソコンを使うことが多く、仕事が終わると必ずと言っていいほど、首や肩、腰の筋肉が凝っている。しかも、年を重ねるにつれて、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かったり、整骨院などでマッサージしてもらっても、なかなか凝りが取れない。

 これは、自分でも毎日ケアしなければと思い、マッサージ機器の購入を決断! かといって、全身をケアできるマッサージチェアは、大きくて置くスペースがないし、高すぎて買えない。そこで、気軽に続けられそうなマッサージ機器として選んだのが、オムロン ヘルスケアの「オムロン ネックマッサージャ HM-141」。

 製品名に「ネックマッサージャ」とあるが、首はもちろん、肩や腰、太ももやふくらはぎもマッサージできるようだ。値段も手ごろで、まさにうってつけのマッサージ機器だ。

メーカー名オムロン ヘルスケア
製品名オムロン ネックマッサージャ
品番HM-141
希望小売価格オープンプライス
購入場所Amazon.co.jp
購入価格6,458円

操作は簡単。マッサージ開始から15分で自動停止する

 操作は、本体を肩に乗せたときに右側にある電源ボタンを押すだけ。ボタンを押すたびに、マッサージのスピードが、「遅い」と「速い」の2段階で切り替わる。ヒーターボタンは、押すたびにON/OFFされる。

操作するボタンは、電源、ヒーター、停止の3つだけだ
本体の両側には、マッサージ時に位置を固定するのに便利な持ち手(取扱説明書ではグリップ)がついている
本体を裏返したところ。ACアダプターを接続する差し込み口のコードが生えている

 本体は、マッサージ開始から15分後に自動的に電源が切れるようになっている。マッサージが心地よくて、思わず寝てしまっても安心だ。もし、急な用事が入っても、停止ボタンを押して止めることができる。

マッサージスピードは「遅い」がオススメ

2つのもみ玉で各部位をマッサージする

 使い方は簡単だ。ACアダプターを本体の差し込み口に繋ぎ、ACアダプターをコンセントに差し込む。あとは、2つのもみ玉の先端部をマッサージしたい部位に合わせて、電源ボタンを押すだけだ。準備が終わったところで、早速マッサージしてみた。

 各部位での本体のセットの仕方は、首筋では肩に背負うようにして、肩では本体を縦にして操作部が顔の方に向くようにする。腰は椅子の背もたれで固定して、太ももとふくらはぎは操作部をつま先の方に向けてセットする。

イラストを参考にして、肩やふくらはぎなど各部位に本体をセットする

 各部位のマッサージでは、本体を安定させたほうが効きが良い。首は、グリップを両手で持つと本体が安定するのでマッサージしやすくなる。また、本体を壁に押しつけて固定しても良い。

 肩のマッサージでは、上のイラストだとマッサージしているほうの手でグリップを持っているが、個人的には反対側の手で本体を握るほうが安定させやすかった。どちらのやり方で本体を安定させるかは、好みで選ぶと良い。もみ玉が鎖骨に当たると痛いので、当たらない角度に調整してからマッサージを始めよう。

首筋は、グリップを両手で持つか、壁に押しつけて本体を安定させる
肩は、マッサージする反対側の手で本体を持つとやりやすかった

 腰のマッサージでは、椅子の背もたれに押しつけて安定させるのがベストだ。

 太もものマッサージでは、もみ玉の上の部分に両手を置くと本体が安定する。

 ふくらはぎでは、床に座り、立て膝して足の重みで本体を固定する。それでも本体が安定しないなら、グリップを両手で持つと良い。

腰では、椅子の背もたれに本体を押しつけて安定させる
もみ玉の上の部分に両手を置くと、安定して太ももをマッサージできる
ふくらはぎのマッサージでは、足の重みで本体を固定する。これで本体が安定しないときは、グリップを両手で持とう

 マッサージでの刺激の強さを調整したい場合は、グリップを引っ張る力や、体重のかけ方、本体を手で押す力を加減すると良いだろう。ただし、いずれにしても、力をかけ過ぎるとグリップがちぎれたり、本体が壊れてしまうかもしれないので注意して欲しい。

 首や肩、腰や太もも、ふくらはぎを「遅い」と「速い」のスピードでマッサージしてみたが、個人的には「遅い」のほうが気持ちよく感じた。ゆっくり優しく揉みほぐしてくれるので、ついうとうとすることもあった。

 各部位のマッサージでは、特に首と腰の満足度が高かった。どちらも本体を安定させやすく、デスクワークで疲労が溜まりやすい部位なので、短時間のマッサージでも効果を実感できた。

ヒーターを使うと、リラックスしてマッサージできる

 ヒーター機能も使ってみた。ボタンを押してから1分程度でマッサージ中の部位がポカポカしてくる。温かいと感じるちょうど良い温度で、ヒーターを使わずにマッサージした時よりもリラックスできた。

首や腰などの凝りを手軽に揉みほぐせるのが魅力

 マッサージは、やりすぎると逆効果になることもあるので、一日1回30分までなど、使用する回数や時間を決めて、特に凝りのひどい部位をHM-141でマッサージするといいだろう。

 HM-141は、手軽に使えるのが一番の魅力。重さも約1kgと軽く、持ち運びしやすいのも魅力の1つと言える。1日の溜まった疲れを癒やすマッサージ機器として、お風呂あがりなどリラックスタイムのお供にいかがだろうか。

中野 信二