家電製品ミニレビュー
これは快適! カーペットもスーッと切れちゃう段ボールカッターが超便利
2018年4月27日 07:00
山積みになった段ボールをまとめるのが面倒くさい……
最近、ますます通販を利用することが増え、段ボールがすぐ溜まるようになってしまった。特にAmazonなどは、製品のサイズに見合わない大きさの段ボールに入れてくるので、溜まるスピードも半端ない。
都度捨てられればいいのだが、段ボールごみの収集日は週1日。しかも小さくまとめてビニールひもなどで縛って出さないといけない。特に大きい段ボールなどコンパクトに畳み切らないものは、はさみで切ることもあるが、とても硬くて切りにくく、手も痛くなるのであまりやりたくない。
そういうわけで毎度、限界まで溜めては捨て、溜めては捨て……を繰り返していたところ、「段ボールが簡単に切れる電動カッター」があることを知り、さっそく使ってみることにした。アイリスオーヤマの「段ボールカッター」だ。
メーカー名 | アイリスオーヤマ |
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製品名 | 段ボールカッター DBC-01 |
価格(編集部調べ) | 2,630円(税抜) |
刃が回転するからスーッと切れる!
サイズは思ったより大きく、76×228×126mm(幅×奥行き×高さ)。重さも約0.5kgあり、サイズ感でいえば、ちょうど500mlペットボトルを片手で持って操作するような感じだ。ただ持ち手はスリムなのでつかみやすい。
先のほうに多角形のカッターがついており、これが自動で回転して段ボールを切ってくれる仕組み。カッターの部分だけ見ると、うっかり指など切ったら怖い……! とあらぬ想像をしてしまうが、もちろん対策済みで、安全ガードでしっかり囲われ、少なくとも私の小指は、まったく入り込めないようになっていた。
さらに使用時は、「ロックボタンを押しながら」「スイッチレバーを引く」と2段階の操作を同時に行なう必要がある。なので偶発的にカッターが回転し始めることは、ほとんどありえないだろう。
さっそく、段ボールを切ってみた。まずは段ボールの中でも薄手のものから。安全ガードの中にあるカッター部分を切りたい場所に当て、スイッチを入れる……と、カッターが回転しはじめ、スーッときれいに切れていく!
いや、予想以上に快適だった。カッターが回転するので、軽く押すだけでスイスイと前に進んでいくのだ。もちろん切れ味も抜群で引っ掛かりもなく、キレイに切れた。
ひとつ難を言えば、ロックボタンを押しながらスイッチを引くのは、結構不自然な動作なのでやりにくい。ただし常に同時に操作する必要はなく、偶発的な操作を防ぐために、あえて不自然にしているのだと思えば、仕方ないかもしれない。
もうひとつ、これは個人的な話だが、カッターや安全ガードが左側についているため、右手で使うしかなく、左利きの筆者は一瞬戸惑った。もちろん操作自体は簡単なので、右利きでも問題なく使えるが、多少の違和感はある。
とはいうものの、この電動のサクサク感はスゴイ。あっという間に段ボール1枚を解体してしまった。
厚さ6mmまで対応! 丈夫な段ボールも難なく切れた
続いて、厚手の段ボールを切ってみた。みかんが入っていた段ボールなどは、丈夫な分厚いため、はさみで切ると手が痛くなってしまうが、これはどうだろうか。
結論からいえば、厚さなどまったく感じさせないほどに、スーッと切ることができた。強いて言えば、厚みがあるぶん、たまに安全ガードに引っ掛かることがある。このとき、グイッと押し込んだりする力が必要だったくらいだ。
箱としてすでに形ができている段ボールは、貼りついた糊をはがして広げるのが面倒だったが、広げてしまえばあとはラクラク。こちらも簡単に解体できた。
そして山積みだった段ボールがあっという間に小さな板状になり、こんなにコンパクトに。さっそくひもでまとめ、あとは収集日を待つばかりだ。
ちなみにこの段ボールカッターは、カーペットやコルクも切れるという。筆者もかつて、カーペットを部屋の大きさに合わせたいときや、カーペットを捨てるときなど、はさみで切ったことがあるが、これが本当に大変だった。
しかし、この段ボールカッターを使えば、やはりスーッと難なく切れてしまう。段ボールもいいけれど、カーペットが簡単に切れることのほうが嬉しい人もいるかもしれない。
想像以上に切れ味がよく、サクサクと切ってくれた「段ボールカッター」。そもそも段ボールを切る必要がどれほどあるかによって、必要性は違ってくるかもしれないが、少なくとも毎週段ボールを捨てている筆者宅では重宝するだろう。
ほか引っ越しを控えている人、カーペットを細かくカットして捨てたい人などには、ぜひおすすめしたい1台だ。