家電製品ミニレビュー
マクセル「もてケア」で、ウェスト107cmのお腹が2カ月で100cmを切った!
2017年10月20日 07:00
その昔、マクセルと言えばカセットテープやフロッピーディスクの最大手企業だった。女の子にモテるために、マイベストソング集を作ってカーステでかけたり、一太郎の辞書を8インチのフロッピーで「バチコーン! バチコーン!」って変換したり……あ、古すぎるか(笑)。
今ではモバイルバッテリーをはじめとした電池系や、BDやDVDなどの記録メディアが有名だ。おそらく誰でも一度は使ったことがあるだろう。
しかし最近、マクセルが注力し始めているのがヘルスケア製品だ。以前ペットの消臭で紹介した「オゾネオ」は、オゾン(微量で安全な範囲)の力を利用して消臭するという、これまでのイオン系とは一線を画する製品をリリースした。また、肩にピタッ! と貼ると電気で肩もみできる低周波治療器なども、量販店でオムロンのとなりにしっかり置かれていたりする。
そして先日発売されたのが、通販番組などでおなじみの、腹筋を鍛えるアブマシン(EMS)だ。
メーカー名 | マクセル |
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製品名 | EMS運動器ACTIVEPAD 「もてケア ウエスト&ヒップ」MXES-H60 |
価格(編集部調べ) | 14,660円(税込) |
名ベストソングのカセットも、飲み会で差し出して「充電する?」って優しさを見せられるモバイルバッテリーも、オゾンで消臭するオゾネオも、すべて女の子にモテるための機器。そんな異性にモテるガジェットメーカーに転身したマクセルが満を持してリリースした、EMSアブマシンだ。最近腹が出て腹廻りが気になっていたので、早速最新のEMSを試してみることにした。
結論から言うと、2カ月利用してウェストが8cmも縮まった!
X字スタイルでヒップアップから腹筋トレーニングまで幅広く
これ以上女性にモテても困っちゃうが、「もてケア」をさっそく使ってみることにしよう。
ちなみにココから先は、筆者の見苦しい腹の写真が掲載されているので、「閲覧注意」扱いとしておきたい。ちょっと病気をしてタバコも酒もやめたため、ブクブクとデブになってしまった……。
ウェストを計ってみると、驚愕の100cmオーバー! 最近ズボンが入らなくなったと思ったら、107cmのウェストが原因だった……。ちなみに体重を量ってみると74.9kg。あ、あれ? この前まで60kg台だったのになぁ〜。
ということで体を絞るべく、毎日「もてケア」を使い、女子にモテる体作りをしていくことにした。
さてX字になった「もてケア」は、性別関係なく使えるようになっている。お尻のほうにつけると、大殿筋(おしりの筋肉)・ハムストリングス(太ももの筋肉)を鍛え、ヒップアップ効果が狙えるという。また腰に回した部分では、大腰筋(腰骨を支える筋肉)や腹斜筋(腰のズボンのベルトが当るあたりの筋肉)、腹横筋(わき腹の筋肉)も同時に鍛えられる。
要はワンサイズ小さなズボンがはけるボディーになるように、インナーマッスル(深い部分にある筋肉のため、通常のトレーニングではなかなか鍛えられない筋肉)を鍛えるというわけだ。お尻側への装着は、どちらかというと女性に適しているようだ。
さらにお腹側に装着すると、腹直筋(俗にシックスパックと言われる腹筋)に加え、前述した腹斜筋(腰のベルト部分)や腹横筋(わき腹)も鍛えられるという。お腹側に装着して鍛えるのは、どちらかというと男性がメインになりそうだ。
さて実際に装着して、どのぐらいの運動ができるのかを撮影したのが次のムービーだ。
強さは15段階で調整できるが、撮影したのは中間の「8」。それでも、自分の意志とは無関係にインナーマッスルがグイグイ動き、テレビを見ながらでも、パソコンで原稿を書きながらでも筋肉が鍛えられる。
ワンセットはだいたい20分ぐらい。単純に筋肉を収縮させるのではなく、ジムでパーソナルトレーナーについてもらっているように、無理なく・無駄なく鍛える次のようなメニューになっている。
メニュー | 内容 |
---|---|
ウォーミングアップ | ウォーミングアップ |
ヒップウォーキング | ヒップアップや骨盤まわりの引き締め |
ヒップエクステンション | 太もも裏のハムストリングを鍛える |
ヒップアブダクション | 小尻作りの筋肉をトレーニング |
ヒップリフト | スクワットのような効果 |
ワイドスクワット | 足を広げたスクワットで太ももシェイプ |
バーストアップ | 重量上げをするようなお尻と太ももの鍛錬 |
バックエクステンション | 背中のトレーニング |
レッグレイズ | 下腹と腹筋をシェイプアップ |
ヒップスラスト | スクワットとデッドリフトを補完する運動 |
フロントランジ | 下半身総合(太もも)の鍛錬 |
ハードプランク | 腕立て伏せのような体幹トレーニング |
バーストアップ(デッドリフト) | 重量上げをするようなお尻と太ももの鍛錬 |
クールダウン1 | クールダウン |
クールダウン2 | クールダウン |
これを1日1〜2回繰り返すと良いという。20分も運動をしたら息が上がる筆者だが、「もてケア」ならお腹の辺りに爽快感を抱ける。もちろん汗ひとつかかずに、運動できるのでラクチンこの上ない。
電気の痛さはそれほど感じない! でもはじめのうちは筋肉痛になるぐらい
さて低周波治療器やEMSはごく微弱な電気を流して、筋肉の収縮を促すため、人によっては微弱ながらも感電する痛さを感じる人がいる。しかし肩の低周波治療器と違い、「もてケア」では、肌に触れる面積が広く、また強さを15段階で選べるので、痛さを感じる人は少ないはず。
EMSに弱い娘に試したところ、レベル4まで上げても痛さを感じないということだった。筆者も当初は4ぐらいで使っていたが、今は10で利用している。また痛さの原因には、6つあるパッドが全部肌に密着していない場合にも起こる。
完全に剥がれていると本体が警告しれくれるが、半分剥がれた状態の場合は検知できないので、すぺてのパッドがピッタリくっ付いていることを確認すること。数カ月使っていると粘着も弱くなってくるので、粘着ジェルだけを買い換えて交換するといいだろう。
15段階の「4」じゃ効かないんない? と思うかもしれないが、そんなことはまったくない。使い始めは「4」でも腹筋が筋肉痛になるほどハードなトレーニングとなる。1カ月単位程度で、レベルをアップしていくのがよさそうだ。
なお本製品は、充電式の電池を内蔵しているので、非常に経済的。専用の充電器は、USB−ACアダプタになっているので、旅行先に持っていった場合でもモバイルバッテリーなどから充電可能だ。充電時間はおよそ3時間で、だいたい10セット(200分)ぐらい繰り返し使えるので、数日の旅行なら充電器もいらないだろう。
電池内蔵なのでコードを気にすることなく、パソコンをしたりテレビを見たり、料理をしたりしながらシェイプアップできる。しかもEMSでなければできない瞬間的で連続的な筋肉の収縮や、ビビビビビという痺れるような筋肉の躍動などは、筋トレでは絶対できない動きなので、やっていて新鮮な上に気持ちがいい。
ウェストがマイナス8cm!
「もてケア」を2カ月あまり利用してみた結果を発表しておこう! 特にダイエットをしたり、食事を控えたりということはまるでなく、ただ2カ月間「もてケア」をほぼ毎日使っていただけでウェストが99cmまでダウン! つまり8cmも縮まったのだ!
同時に体重もほぼ毎日のように測定していたが、こちらは増えたり減ったり。ただ全体としてみると、やや減ったような感じだ。
また一番の証人は、4カ月ぶりに合った義理の母に「あんたちょっと痩せた?」と言われたことだろう。
体重の変化はそれほど現れなかったが、下腹はワンサイズ小さくなったということは、ぶよぶよと軽い脂肪がしっかりと重い筋肉に変わったと見てもいいだろう。ただ上腹はまだまだ改善の余地がありそうで、今後もシックスパックに割れるまで「もてケア」を続けていこうかと思う。そして女子にモテモテに!
今回使ったのものは最新式で大きく強力な「もてケア」のMXES-H600YG。姉妹品として、おもに腹筋を鍛える小さめの「MXES-R400YG」、太もも腕などいろんな部分を集中的に鍛える、大型スマホをちょっと長くしてぐらいの大きさの「MXES-R200YG」も用意されている。シェイプアップしたい場所に合わせて、大きさを選べるのも「もてケア」の特徴だ。
食欲の秋で何かと、美味しいものを食べてしまうこの時期。苦労せずウェストのシェイプアップをしたいなら、ぜひオススメしたい。