家電製品ミニレビュー
あの部屋にもう1台! が考えやすいスタイリッシュな空気清浄機「GLAPS A1」
2016年9月13日 07:30
空気清浄機、部屋ごとにあってもいいよね
幸いまだ花粉症になっていない筆者ですが、ホコリを舞い上げながら掃除をしているときや、隣家から強烈な焼き魚の臭いが漂ってきたとき、ブーン! と自動で作動し始める我が家の空気清浄機は、つくづくありがたいと思います。
今や一家に一台ではなく、部屋ごとにあってもよさそうな空気清浄機。ただ、唯一気になっているのがその存在感です。多機能で自動的に活躍してくれる反面、そこにある! という感じがすごい(苦笑)。うちのは真っ白なので特に目立ってしまうようです。そのため、追加導入をと思っても、ちょっと躊躇してしまうのでした。
でも、よく考えたらすべての部屋で同じサイズ、同じスペックの空気清浄機がなくてはいけないというわけではありません。部屋の特性や、そこにいる人にあわせて選んでもいいのですよね。そこで試してみたのが、「GLAPS」のコンパクトな空気清浄機「A1」でした。
メーカー名 | REVSONIC |
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製品名 | GLAPS A1 ローズピンク |
実売価格 | 54,864円 |
「GLAPS A1」は、適用床面積11畳のコンパクトさと、マットなメタルテイストでスタイリッシュなデザインが特徴。六角柱で余分な羽根や突起はまったくなく、その見た目は言われなければ空気清浄機と気づかないレベルです。サイズは370×243×215mm(高さ×幅×奥行き)、重さは約4.6kg(フィルター含む)で、A4サイズのスペースがあれば設置できます。
本体上部に操作パネルがありますが、スイッチは電源とOFFタイマーのみというシンプルさ。清浄時間の目安は8畳を23分。電源スイッチを押す毎に、弱、中、強とモードが変わります。OFFタイマーは2時間、4時間、8時間の3種類。OFFタイマーをかけなければ24時間一定のモードで作動し続けます。
「光触媒HEPAフィルター」で本体もキレイに
しかし、見えない部分にもこだわっており、フィルターも捕集方法もダブル。空気清浄機の集じん方法には、ファン式と電気式の2通りがありますが、「A1」はファンで気流を起こし、集めたハウスダストを静電気力でキャッチするという方法をとっています。
キャッチしたハウスダストは、2重のフィルターで捉えます。まず最初に通るのが、人工酵素による消臭・抗菌防臭が可能な繊維「アレルキャッチャー」を採用した、シート状のプレフィルター。メインフィルターは、半永久的に電気分極を保持する特殊繊維をコーティングした「光触媒HEPAフィルター」で、本体内部の紫外線を使って、ウィルスや細菌が分解・除菌されているそうです。
光触媒とは、二酸化チタンに紫外線が当たることで起きる現象。強い酸化力をもつOHラジカルが発生するため、有機物をバラバラにする力があるのだそうです。その作用を活用すると、空気中の有害物質の除去、脱臭、抗菌、防汚、浄水といった効果が得られるといいます。
「A1」では、光触媒を使うことで自分自身の汚れもクリーンにできるとのこと。さらにファンだけに頼らず静電力を使っていることで、稼働音も抑えられるというメリットがあるといいます。
フィルターはいずれも水洗い不可で、交換目安は約2年だそうです。
気軽におけるサイズとデザインがいい
ハウスダウストの除去などは目に見えないことをしているだけに、なかなかその効果を感じるのは難しいですが、仕事場に2週間置いてみたところ、常にクリーンな感じを保つことができました。少々乾燥していると感じるときも、体調不良へと発展することがなかったので、もしかしたら風邪などのウイルスに効いているのか? とも。
何よりも、気軽に置けるサイズであり、置いても違和感がなく、弱モードで静かに稼働させていても安心できることが嬉しいです。中や強にすると風量が増す分、音も増加し気になるレベルに。弱なら仕事をしていても、気にならないほどの運転音になります。
今回使用したローズゴールドと、シャンパンゴールドはオンラインストア限定モデル。量販店などで買えるモデルとして、シルバーとブラックも用意されています。
広いリビングなどは、ルーバーもついた大型の空気清浄機が役立ちそうですが、玄関や読書スペースに「A1」を“追加”するのはありだと思いました。自動運転はできませんが、留守中に運転モードを中や強に上げるという手があります。配置を自由に変えて、夏はエアコンの下あたり、冬はエアコンの反対側に置けば、空気の流れをうまく活用できそうです。
これからまた風邪を引きやすい季節がやってきますが、「A1」があると心強いですね。