家電レビュー

10分でぬくぬく「スティック型ふとん乾燥機」収納場所にも困らない

ドウシシャ「ふとんジェット R500 靴乾燥アタッチメント付き(HKA-042BGS)」

従来の布団乾燥機は、長いノズルが付いた箱型、大きくてかさばるといったイメージがありましたが、近年コンパクトで取り回しの良いスティックタイプが登場し、手軽に使えるようになりました。

中でもドウシシャの「ふとんジェット R500」は、“ジェット”の名にふさわしいパワフルな温風で布団をスピーディーに温めたり、湿気を飛ばしたりできるのが魅力です。専用の靴乾燥アタッチメントを取り付けると、シューズドライヤーとして使えるのも便利。

今回、実機を借りられたので、使用感を詳しくレビューします。

速暖&パワフルなジェット温風で布団をすばやく温める

ふとんジェット R500は、掛布団と敷布団の間に差し込むだけで使える、ノズル不要のスティック型乾燥機。電源を入れて運転モードを選ぶだけなので、使い方も簡単。“

“ジェット”の名を冠する通り、立ち上がりがスピーディーな上、パワフルな温風で布団をすばやく温められます。実売価格は、靴乾燥アタッチメント付きのセット商品が16,280円、乾燥機単体が14,080円です。

ノズル不要のスティック型乾燥機
掛布団と敷布団の間に差し込むだけで使える。運転モードは「HOT(あたため)」「DRY(乾燥)」「ダニ対策」の3種類。電源スイッチをスライドして電源をオンにしたら、中央のボタンを押してHOTまたはDRYを選択します
電源スイッチをスライドして電源をオンにする
中央のボタンを押してHOTまたはDRYを選択する

ダニ対策を選びたいときは上部のボタンを押します。同じボタンを長押しすると、チャイルドロックがかかり、白ランプが点灯。ロック中は一切のボタンが効かなくなるため、誤操作や子供のいたずら防止などに便利です。再度長押しするとロックが解除されます。

ダニ対策を選びたいときは上部のボタンを押す
チャイルドロックをかけると、白ランプが点灯

寝る前10分のふとんが暖かい

運転モードによって送風温度と運転時間が異なるため、冬に布団を温めるときには「HOT」、湿気飛ばしや通常の布団乾燥には「DRY」など、用途によって使い分けるのがポイントです。

HOT(55℃)の運転時間は約10分、DRY(55℃)は約60分、ダニ対策(60℃)は約80分。それぞれ運転時間に到達すると、自動で電源オフになるので、スイッチの切り忘れを防げます。また、ダニ対策モードはほかのモードよりも温度が高く、運転時間も長く設定されており、しっかりお手入れできるのもうれしいポイント。

実際、就寝前にHOT(あたため)モードで10分ほど使用したところ、冬場に布団に入ったときの不快なヒンヤリ感はまったくなく、広範囲がぬくぬく温まっていて心地良く感じました。

寝る前の歯磨きやボディケアをしている間、すきま時間などに布団を温めておけば、寒い季節でも快適に眠れます。冷たい布団が苦手な人に、ぜひ試してほしいと思いました。DRY(乾燥)モードはさらにパワフルな送風、かつ運転時間が長いので、布団をしっかり乾かせます。小型ながら、ダブルサイズまでの布団に対応しているのも本機のすごいところだと思いました。

ただし、本機はパワフルな分、動作音はそこそこ大きいので、夜遅い時間に使う場合は配慮が必要です。

ダブルサイズまでの布団に対応

カーブ形状&スペーサーにより温風が広範囲に届く

布団のほぼ全体に温風が届くのは、高速モーターの搭載に加えて、本体の形状と付属のスペーサーに秘密があります。

おひさまスペーサー

本体は商品名でもあるR500のカーブ形状に設計されており、6つの突起が付いた「おひさまスペーサー」と組み合わせることによって、掛布団と敷布団の間にすきまができやすくなるため、温風が隅々まで通りやすくなる仕組み。

なお、スペーサーは、本体の温風の吹出口側からかぶせるだけで、簡単に取り付けられます。反対に、吹出口の方向に向かってスライドすれば取り外せます。

スペーサーは、本体の温風の吹出口側からかぶせる
本体はR500のカーブ形状に設計されている

HOT(あたため)モードで足元の方から温風を送風した際、確かに広範囲は温まったのですが、筆者が冬場に掛布団として使用している厚手の化繊毛布が重たすぎたせいか、端の方までは温風が届かなかったようで、布団に入ったときに、肩や背中の辺りはあまり暖かさを感じませんでした。

そこで、重たい毛布を外して温め直したところ、今度は枕元近くまでしっかり温まっていました。

軽量な羽毛掛布団などであれば温風が通りやすいかもしれませんが、重たい掛布団の場合は、スペーサーを使用しても十分に温まらない可能性があります。温まり方が不十分だと感じたら、まずは掛布団の重みが送風を妨げていないか確認してみましょう。

掛布団の重みが送風を妨げていないか確認

さらに、布団に差し込む際は本体をまるごと中に入れず、吸気口が隠れないように外に出すのも注意点です。

吸気口が隠れないように外に出す

コンパクトで取り回しが良い! スティック状で持ち運びも便利

スティック状にデザインされた本機は、従来の箱型の布団乾燥機に比べると圧倒的にスリム。片手でもラクにホールドできるフォルムです。大きめのバッグやスーツケースにも入る大きさなので、旅行や出張などに持ち運ぶことも可能。電源を確保できる場所であれば、自宅以外でも使えます。

コンパクトで取り回しも良く、収納場所にも困らないのも利点です。従来の布団乾燥機はサイズが大きいものが多く、使い終わったらしまうのが当たり前でしたが、スリムな本機は出しっぱなしでも邪魔になりにくいのがうれしいポイントです。

片手でもラクにホールドできる

靴乾燥用アタッチメントも便利! 濡れた靴をスピーディーに乾かせる

本機は、靴乾燥用アタッチメントを装着すると、シューズドライヤー(靴乾燥機)としても使用できます。アタッチメントの接続部を本体とつなぐだけなので、取り付けも簡単。操作方法も布団乾燥機と同様です。

靴乾燥用アタッチメント
アタッチメントの接続部を本体とつなぐだけ

アタッチメントには蛇腹ホースが付いており、必要に応じて伸ばすことも可能。ノズル(挿し込み部)は2股に分かれているので、左右を同時に乾かせます。靴が雨で濡れたとき、洗ってすぐに乾かしたいときなどに便利です。

靴乾燥用アタッチメントの蛇腹ホース
ノズル(挿し込み部)は2股に分かれている

寒冷地に居住している筆者は、出かける前に靴を温めるときにも使いたいと思いました。

布団乾燥機・シューズドライヤーの二刀流で使いたい場合は、ふとんジェット単体ではなく、「靴乾燥アタッチメント付き(HKA-042BGS)」を選びましょう。

靴を温めるときにも便利
シューズドライヤーとしても使う場合は「靴乾燥アタッチメント付き」モデルを選ぶ

本機を効果的に使うには、お手入れも大切です。吸気口カバーや内部のフィルターが汚れていないか、定期的に確認してゴミやホコリなどを取り除きます。吸気口は本体下部にあり、カバーは回すと簡単に外せます。

吸気口内部のフィルターと吸気口カバー

コンパクトで取り回しやすく、お手入れも簡単。置き場所にも困らないドウシシャの「ふとんジェット R500」は、収納スペースが限られている一人暮らしの人、冬場の寝冷え対策として毎日手軽に使いたい人をはじめ、あらゆる人におすすめです。

ドウシシャの「ふとんジェット R500」はコンパクトで取り回しやすく、置き場所にも困りません
野本 美樹