家電レビュー
寝る前の足リフレッシュ 寝ながらケア家電が気持ちいい!
2024年12月2日 08:05
たくさん歩いた日、長時間立ち仕事をしたときなどは、足がだるくなり、強い疲労を感じますよね。湯船にゆっくり浸かる、セルフで足もみをするなどを試みても、いまいち疲れがとれない、なんてことも。
そんなときに活躍してくれるのがフットケア機器です。同様の機器は、サイズが大きかったり、床に置いて使うなどのイメージがありますが、アテックス「おやすみフットケア」はコンパクト設計である上、ベッドやソファーの上で寝転がって使える取り回しの良いアイテム。おやすみ前に手軽に疲れた足をケアできるのが魅力です。価格は12,980円。
寝姿勢でもOK! ベッドやソファーの上で足を伸ばしながら使える
アテックス「おやすみフットケア」は、“エアバッグ”と“足裏突起”が搭載されています。エアバッグが足を包み込むように加圧・収縮を繰り返し、足裏突起は土踏まずを押すように刺激してケアしていく仕組みです。
このダブルの機能だけでもうれしいのですが、さらに良いのが寝た姿勢で使える点。ベッドやソファーなどに横になり、足を伸ばしてケアできるのが心地良かったです。
体を休めながら足ケアできるため、疲れてクタクタになったときにかなり助かると思いました。
足を入れる部分はフラットに固定されているわけではなく、柔軟に動くので、足首を曲げてラクな姿勢でフットケアできるのも魅力。
また、ふくらはぎ部には、温熱部と振動モーターが搭載されています。ふくらはぎをのせるだけでも快適なのですが、足裏を刺激するのと同じタイミングでふくらはぎもじんわり温めながら微弱な振動を与えられるので、心地良さがアップ。おやすみ前のケアにうってつけだと思いました。
実際に使ってみると、ふくらはぎを温めることで、体が冷えにくかったようにも感じました。この温熱機能は、特に寒さを感じやすい冬にはありがたいですね。
ただ、残念ながらケアをしている足先は温まりませんでした。筆者がかなりの末端冷え性であることも関係しているかもしれません。ちなみにつま先部分は袋状になっておらず、足の大きさによっては指が外に出るので、ケア中に足を冷やしたくないときはブランケットをかけたり、靴下を履いたりなどの工夫が必要だと思いました。
本機はもちろん座った状態で床に置いて使うことも可能です。リラックスタイムにテレビを見ながら、本を読みながら、あるいは家事やリモートワークの合間のリフレッシュなど、好きな時に好きな場所(要AC電源)で疲れた足をケアできるのが良いと思いました。コンパクトに設計されている上、重量は1.3kgほどと軽量なので、持ち運びも苦ではありません。
本体の裏側には滑り止めが付いています。そのため、座った状態で足ケアをしているときに、エアバッグと足裏突起が作動しても本体は動きません。こうした細かい配慮もうれしいポイントです。
足を入れて好みの機能を選ぶだけ! 手軽に足ケアできる
本機は使い方も簡単です。クッション側の足挿入口から片足ずつ入れて、付属のコントローラーで好みのモードに設定するだけ。難しい操作はなく、コントローラーも感覚的に使用できます。
使用の際はACアダプターのプラグをコンセントに差し込み、コントローラーの電源ボタンを押してオンにします。
コントローラーは本体とつながっていますが(取り外し不可)、コードが伸縮し、長さも十分あるので、寝たままの姿勢でも問題なく手元で操作できました。
電源ボタンでは電源のオン・オフ、および運転モードの切り替えが可能。運転モードは「おやすみモード」「リフレッシュモード」の2種類から選べます。
「おやすみモード」は足裏を中心に刺激するケアで、おやすみ前に心地良くくつろぎたいときにぴったり。「リフレッシュモード」は足全体を包み込んで、強めにしぼるような刺激を与えるため、日中リフレッシュしたいときに適しています。なお、どちらも15分経つと自動でオフになる仕組み。
両方のモードを試したところ、メーカーの商品説明に記載されているように、「おやすみモード」では突起がグイーッと足裏を刺激し、適度にエアで加圧されて気持ちが良かったです。「リフレッシュモード」では突起による足裏の刺激を織り交ぜつつも、エアバッグによる加圧が中心で、空気が抜けてしぼりがゆるんだときの解放感が何とも言えず心地良いなと思いました。
2つのモードでは、それぞれエアの強さを切り替えることも可能です。電源ボタンのすぐ下に配置されているエア強度調節ボタンを押すと、その日の足の状態や好みに応じて強・弱を切り替えられます。
ふくらはぎ部の温熱・振動を作動させるときにもコントローラーを使用します。振動のオン/オフはエア強度調節ボタンの下にある振動ボタン(15分経つと自動オフ)、温熱機能のオン/オフはさらに下の温熱ボタンを押して切り替えることが可能です。ただし、この両機能はふくらはぎ部に足がつかないときはオンにしても意味がないので、オフにして使用しましょう。
温熱ボタンでは、機能のオン/オフのほかに、切タイマー(1・2・3時間)を設定する仕組み。設定した時間に到達すると温熱機能が自動でオフになるので、切り忘れを防げます。
ちなみに、エアバッグと足裏突起を作動させずに、温熱機能のみを使用することも可能。この場合、電源ボタンを押す必要はなく、温熱ボタンのみを操作します。ふくらはぎだけでなく、足裏を温めたいときにも便利です。
ふんわりなめらかな肌ざわり! 足枕としても使える
本機の表生地には、なめらかで肌ざわりの良い起毛生地が採用されています。ふくらはぎ部はクッション性があってふんわりやわらかく、足をのせるだけでも心地が良いと思いました。
そのため、足裏マッサージをしないときは、フットピロー(足枕)として使えるのも良いと思いました。足を少し高くして眠りたいときに重宝しそうです。
内カバーは取り外して洗える!
本体、コントローラーは洗濯できませんが、足を入れる部分に付いている内カバーは、取り外して洗えます。2カ所ある足挿入口のファスナーを開けると、それぞれ内カバーを取り出せます。
内カバーを定期的にお手入れすることで清潔に使用できるのも良いですね。なお、本体は水濡れ・洗濯NGのため、汚れが気になった場合はやわらかい布でから拭きすることが推奨されています。
フットケア機器は大きい、重たい、洗えないというイメージが強かったのですが、実際に本機を使用したことにより、それらは払拭されました。コンパクトで取り回しの良い本機があれば、おやすみ前のフットケアを習慣化して、毎日快適に眠れそうです。