家電レビュー
かわいい「食べられる器」が作れる! パーティーにも日常の食卓にも
2024年1月9日 08:05
美味しい料理やスイーツを「器ごと食べちゃいたい!」と思ったことはありませんか?
ラドンナ「Toffy 食べられる器メーカー」なら、食パン、餃子の皮、ホットケーキミックスなど、さまざまな食材を使って、食べられる器を簡単に作れるんです。直販価格は3,300円とお手頃。カラーはペールアクア、ミルキーホワイト、シェルピンクの3色をラインナップしています。
見た目もおしゃれで、しかも美味しく食べられる器は、パーティーやイベントなどで注目を浴びることまちがいありません。日常の食卓からおもてなしまで、あらゆるシーンで活用できるのも魅力です。
食材を入れてプレスするだけ! 器が簡単に作れる
コロンとした丸いフォルムがかわいいラドンナ「食べられる器メーカー」は、凸部のある上側、凹部のある下側のプレートで食材を挟んで加熱し、器の形状に焼き上げる調理家電です。片手で持てるほどコンパクトなボディでありながら、なかなか良い仕事をしてくれます。
食パン、餃子の皮、切り餅、ホットケーキミックスなど、さまざまな食材を使って、ミニココットサイズの食べられる器を数分で作れます。焼き上がると、底面に「Toffy」のブランドロゴの焼き印が浮かび上がっておしゃれです。(使用する食材によっては目立たないことも)
どんな食材でも、使用前には本体の予熱がマスト。上下プレートの凸部・凹部を重ねるように蓋を閉め、電源プラグをコンセントに差し込んで約4分予熱します。
本機には電源のON・OFFスイッチがなく、電源プラグをコンセントに差すとすぐに加熱が始まります。加熱中は蓋上部の動作ランプが点灯。全体が熱くなるので、やけどに注意しましょう。
予熱が完了したら蓋を開け、本体下側の器型(凹部)に好みの食材を入れて、再び蓋を閉め、プレスするように5分前後を目安に焼き上げます。タイマーやオート調理機能は無いので、途中で蓋を開けて様子を見ながら、好みの焼き加減に仕上げるのがポイントです。
器が焼き上がったら、竹串、木製あるいは樹脂製(耐熱性のあるもの)の箸やトングを使って取り出すだけ。ちなみに筆者は油を引かずに使用しましたが、できあがった器はスルッとはがれて取り出しやすかったです。
焼き上がった器を取り出す際は、本体の内側も外側もかなり熱いので、やけどに十分注意しましょう。
なお、本機は水ぬれ禁止のため、丸洗いは不可です。お手入れするときは、食器洗い用洗剤を薄めた水に浸し、よく絞ったふきんでプレートの汚れを拭き取ります。汚れを放置したままだと落ちにくくなる上、故障の原因となる可能性があるので使用の都度お手入れしましょう。
和洋スイーツも器ごとパクリ! 最後まで美味しい
器の材料には、ホットケーキミックス、食パン、切り餅、餃子の皮ほか、さまざまな食材を使用できますが、中でもホットケーキミックスは、洋風デザートやスイーツとの相性がばっちり! アイスクリーム、ヨーグルト、チョコレート菓子をかわいらしく盛りつけられる上、一緒に美味しく食べられる器として活躍します。
アイスクリームやヨーグルトは、先に中身を食べてから最後に器を食べるもよし、一緒にパクッと食べるのもよし。どんな方法でも美味しく食べられて、筆者の子供たちにも大好評でした。
ホットケーキミックスは、牛乳や水、卵の量を増減することで、生地の硬さを変えられるのも便利。水分を少なくすれば、クッキー生地やタルト風の器も作れます。お菓子作りが得意な人は、薄力粉やバターなどを使って生地を一から手作りするのもおすすめです。
なお、ホットケーキミックスで器を作るときは、1個あたり35g程度が使用の目安です。分量が多すぎると本体から溢れてしまうので注意しましょう。
和のスイーツにはお餅で作った器がマッチします。
お餅カップを作るときは、一般的な切り餅より薄い、厚さ5mmほどのスライス餅が便利です。あるいはお正月に余ったお餅をスライサーで薄くして使ってもいいでしょう。
予熱した器型の底に適量のスライス餅(加熱すると膨れるので、入れすぎに注意! 必要に応じて端をカットして使用)を敷き詰めるように均等に並べ、蓋をして4〜5分焼きます。
スライス餅とはいえ、少し厚みがあるので、蓋を押さえながら、しばらくプレスするように加熱すると綺麗に仕上がります。このとき、蓋部分も熱を持っているので、素手ではなく、ミトンやふきんを使って押さえましょう。さらに、上下プレートの合わさった部分から熱い蒸気が出るので注意が必要です。
できあがった餅カップで白玉フルーツあんみつを作ったところ、見た目がかわいいだけでなく、最後まで美味しく食べられました。
器ごと食べられるサラダカップ&キッシュも美味しい!
食パン(サンドイッチ用)や餃子の皮は、主菜、副菜、サラダなどの器にぴったりの食材です。
サンドイッチ用食パンで作るときは、あらかじめ2枚を重ね、めん棒を使って1つの生地にまとめておきます。
本機を予熱したら、器型に前述のパン生地を入れ、その上に別のサンドイッチ用食パン1枚を少しずらしてセットしてから蓋を閉めて加熱。厚みがあるので、上からしっかりプレスするのがポイントです。途中で焼き加減をチェックしながら、好みの焼色がつくまで加熱します。
できあがった食パンのカップは、サラダのほか、シチューとの相性も良かったです。
また、この食パンカップを使うと、キッシュも手軽に作れます。食パンカップに食材、生クリームを混ぜた卵液を入れて、アルミホイルを被せてオーブントースターで焼くだけの簡単調理。ミニサイズですが、ボリュームのある1品が完成しました。
餃子の皮を使うと、パリッとした食感の器ができあがります。
餃子の皮で器を作るときは、水を使って2枚を重ねて付け、めん棒で直径12cmくらいに伸ばした生地を事前に準備します。生地ができあがったら、ほかの器と同様に本機で焼くだけです。焼いている途中で蓋を開けて焼き具合を確認し、好みの焼色が付くまで加熱しましょう。
できあがった餃子の皮カップに市販のサラダを盛りつけたところ、見た目が華やかな上、手作り感も出て高見えしました。筆者の子供たちは、器を手に持ってそのままパクッと食べられるのが気に入った様子でした。
サンドイッチ用食パン、餃子の皮はどちらもサラダカップにうってつけですが、できあがった餃子の皮カップは食パンカップよりも軽く食べられるので、サラダの種類や好みで使い分けるといいのではないでしょうか。
そのほか、炊いたごはんを使ったライスカップに和の総菜やおかずを盛りつけたり、茹でたスパゲッティ(あらかじめシュレッドチーズと一緒に混ぜておく)で作ったパスタカップに具材とソースを入れてみたりと、アイデア次第で幅広く活用できます。
なお、公式サイトにもレシピが記載されているので、興味がある人はぜひ参考にしてください。
食べられる器を使うと、日常の食卓をおしゃれで楽しく演出できるほか、お皿を汚さずに済むのが便利です。普段使いはもちろん、誕生日、クリスマス、バレンタイン、ひな祭り、こどもの日など、人が集まる機会が多いイベントやパーティーのおもてなしにも喜ばれるでしょう。
本機は美味しい料理やスイーツを器ごと食べてしまいたいという願いを叶えられる、ユニークな調理家電だと思いました。価格もお手頃なので、これはまちがいなく「買い」ですね。