家電レビュー
癒しのデザインに使いやすさ、清潔性まで備えたリズムのイチオシ加湿器
2023年1月16日 09:05
冬も本番、お部屋の乾燥が気になる季節になりました、快適さや体調管理の観点からも「加湿器」を使うのがおすすめです。加湿器とひとくちにいっても、タイプは様々で価格もピンキリです。
これまで10台以上の加湿器を使ってきましたが、今年選んだのはリズムの「MIST 300」(直販価格:43,780円)。デザイン、清潔性、使いやすさの3つを満たした大満足の一台でした!
雲海のような霧と柔らかいあかりで癒される
加湿器を選ぶ上でポイントとなるのが加湿方式です。それぞれ特徴が異なり、主に以下の4タイプに分けられます。
スチーム式:水を加熱して蒸気で加湿する
気化式:水を含ませたフィルターに風を当てて水分を気化させて加湿
ハイブリッド式(加熱気化式):水を含ませたフィルターに温風を当てて水分を気化させて加湿
今回紹介するMIST 300は超音波式を採用しています。
ヒーターを搭載していない超音波式の加湿器は、比較的シンプルな構造で、多くのメーカーが作っています。電源を入れるとすぐにミストが発生するので、見た目にも加湿しているのがわかりやすく、デザインも様々なタイプがあるので、好みに応じて選べます。
MIST 300も丸くてコロンとした形が可愛らしいデザイン。電源を入れると驚きの演出が待っています。オレンジの暖色系のランプがタンクの水面を照らし、タンクの中にもくもくと霧が発生してきます。今までいろいろな超音波加湿器を使ってきましたが、こんな演出は初めて! 思わずじーっと見てしまいました。
タンクの中に霧が溜まる演出は最初だけで、通常運転の場合、ミストが吹き出し口から放出されます。
霧の演出を存分に楽しめる「Fog」モードも用意されています。幻想的で美しい演出なので、来客時などはこのモードを選ぶのも良さそうです。シンプルなデザインの本体は空間に馴染みやすいだけでなく、あかりのインテリアとしても十分活躍してくれます。
センサー付きで加湿しすぎを防いでくれる!
気になる加湿性能については、約8畳の部屋で晴れた日に暖房のみをONにしていると湿度は29%でしたが、MIST 300をAutoモードで運転すると45%まで上昇しました。
Autoモードでは、温湿度センサーの情報をもとに運転を自動で制御してくれます。加湿しすぎると結露やカビなども気になりますが、MIST 300は加湿しすぎることなく快適な状態を保ってくれました。1/4/8Hのタイマー運転がついているのも便利です。
また超音波加湿器は機種によってはミストの粒が大きく、本体周囲や吹き出し口の付近が濡れてしまうなんていう話も聞きますが、MIST 300ではそのようなことはありませんでした。気化効率が高いという約3.5μmのミストサイズを採用しているそうです。
水を溜めないから清潔!
手入れのしやすさもMIST 300の特徴で、メンテナンス性に優れた「プールレス」構造を採用しています。一般的な加湿器の多くが給水タンクとは別に、加湿のために水を溜める「プール」スペースを設けているのです。
MIST 300はプールスペースを省略、給水タンクの底に超音波振動部分を搭載しています。この構造を採用することにより、水や湿気に触れるパーツの数を少なくし、お手入れも簡単にできます。
日常的にお手入れするべきパーツはタンク、インナーカバー、アウターカバーの3つだけ。円形のタンクに合わせてカバーも円形なので、お手入れもしやすい。一般的な住宅の洗面所でも扱いやすいサイズ感というのも魅力です。
おしゃれなだけじゃなくて使いやすいデザイン
水の残量がひと目でわかる大きくて透明なタンクや、倒れにくく安定感のある本体、最大で約12時間給水不要な点などほかにも使いやすい点がたくさん!
一点だけ気になったのが、ミストの放出方向を調整しにくいという点。水をそのままミストにしているので、身体に当たると冷たく感じます。シーンに応じてミストの方向を自由に変えられたらもっと便利だなと思いました。
これからの季節、加湿器は常に稼働させておきたい家電製品。使い勝手やメンテナンス性はもちろん、デザインにもこだわりたいという人におすすめの一台です。