家電製品レビュー
スーパー猛暑のマストアイテム! 新雪みたいなフワフワカキ氷でヒンヤリ快適!
2017年7月26日 07:00
あれ? 台風が来ないまま梅雨明けちゃった? という関東地方。2017年の夏は、気象庁の発表によると、日本全国平年以上に暑くなるという。特に九州から関西に至っては、暑くなる確率70%以上、中部から東日本にかけても60%以上で例年より暑くなると。
こうもクソ暑いと無性に食べたくなるのがカキ氷。でも喫茶店で食べると結構お高くて500円はする。祭に至っては、小さいカップ1杯なのにお値段は据え置き。
でも家で作ると、手回しでガリガリやると汗は噴出すは、開け閉めの多い製氷ボックスにできた氷だと、柔らかくて幹線道路に積もった雪が車に踏まれたみたいに、シャブシャブのカキ氷に……。なかなか喫茶店の「フラッペ」には、ならないんだな。
そんな悩みにオススメしたいのが、ドウシシャの「電動ふわふわとろ雪かき氷器 DTY-17」だ。価格は約5,000円で、手回し式より数1,000円高いだけなのに、30秒もしないうちに喫茶店のカキ氷ができる! いや喫茶店よりフワフワな新雪のようなカキ氷ができる!
メーカー名 | ドウシシャ |
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製品名 | 電動ふわふわとろ雪かき氷器 |
型番 | DTY-17 |
実売価格 | 4,745円 |
しかも氷を工夫すると、シャーベット状の氷がカンナで引いた薄いリボン状になり、話題の台湾風のカキ氷に! これまで業務用器でしか作れないと思われていた、台湾風カキ氷が自宅で手軽に楽しめるのだ。
うちは5人家族だから、2回もカキ氷を作れば、喫茶店で落とすカキ氷代を回収できちゃうので経済的! これで今年の夏は涼しく過ごせるぜ!
フワフワの新雪カキ氷から「ガリガリ君」まで作れる!
まずは喫茶店のカキ氷を作ってみよう。このカキ氷器は、添付の製氷皿で作った氷のみが使えるので、まずは氷を作るところから。製氷皿に水やジュースを入れ、フタをして冷凍庫に1日入れておけば、氷のできあがりだ。
確実に新雪のようなフワフワカキ氷を作るなら、いったん専用の製氷皿で氷を作った後、製氷室に入れてカチコチにするといい。いろいろ実験してみたが、カチカチの氷の方が粉雪のようになりやすい。逆に言うと、カキ氷の美味しさと仕上がりは、氷の固さで8割決まると断言しよう!
本体は、上部のダイヤルを回すと簡単に2つに分解できる。コツを掴むまで片手で本体上部を持って、もう片方で上部のハンドルを回すといい。慣れてくれば、片手で分解もOK。
あとは氷を分解した本体下部に、ポン! と入れるだけ。
専用の製氷皿から氷が取り出しやすいのも、この製品の特徴。
カキ氷器についてくる専用製氷皿はどれもかしこも、しばらく水につけて置かないと取れない。その間に氷が解けてしまって、せっかくのカチカチの氷が台無しに!
でもこの製氷皿は、皿をひっくり返し周りをキュ! キュ! と押すと、スポッ! と氷が取り出せる。内部にフッ素コートをしているかのように、つるん! と出てくるので楽チンなのだ。
氷を入れたら再び合体させるが、本体上部は氷をバネで押し付けるので、小学校低学年くらいの小さな子どもの力では無理かもしれない。バネをグイッ! と押し込むと、ツメがパチン! とはまりロックされる。
あとは上部のスイッチを押すと、カキ氷がシュカシュカ! と、勢いよく出てくる。
そしてこのカキ氷器最大のポイント。それは下部についている、刃の調整ネジ。このネジを時計と反対に回すと、新雪のようなきめ細かいフワフワの氷ができ、時計周りにまわすと「みぞれ」のようなガリガリした食感になる。
好みに応じて刃を調整すれば、お好みのカキ氷が楽しめる。
刃の具合にもよるが、だいたい30秒ぐらいで削り終わり、喫茶店で出てくるお茶碗一杯ぐらいの山盛りカキ氷ができる。あとは好みのシロップをかけて召し上がれ! もちろん何回かに分けて、氷とシロップの層を積み重ねるのもいいだろう。途中にガリガリのみぞれ層を入れるなんてことも簡単だ。
新雪のようなフワフワカキ氷にすると、なぜか頭「キンキン」もあまりない。口に入れるとフワッ! となくなり、至福の涼しさを味わえる!
話題の台湾風カキ氷はジャムやコンデンスミルクを使って
台湾風のカキ氷は、あとでシロップをかけるのではなく、氷を作るときにジャムや砂糖、コンデンスミルクや牛乳を入れた氷を作る。こうして作った氷は、少しねっとりした感じになるため、かき氷器の刃を調整すると、カンナの切りくずや鰹節のように、氷を薄くリボン状に削れるのだ。
こうして作ったかき氷は、カキ氷というより、シャーベットに近い食感になる。添付のレシピブックには、6種類の台湾風カキ氷が掲載されているので、ぜひ作って食べてみるといいだろう。
どうにか簡単に台湾風を作れないかと、試行錯誤してみた。紙パックのフルーツジュースを凍らしたものでは、ちょっとサラサラすぎてリボン状にはならず。無念!
どうやら液体の粘度が重要になるようだ。ためしにトマトジュースで氷を作ったところ、台湾風な仕上がりに! ネクターのようにちょっとどろっとしたジュースを使うと、簡単に台湾風ができそうだ。
手軽だからアイディアしだいでいろいろ活用できちゃう!
とにかく手軽にカキ氷ができるので、活用範囲も広がる。夏の定番そうめんや冷麦、ざるそばにカキ氷を乗せて、キンキンに冷えた麺を食べるのもいい。ダシを凍らして暖かいごはんの上にダシカキ氷を乗せれば、冷製茶漬けもできる。ボン酢を凍らして、おひたしなどに掛ければ、夏の冷たいおつまみになる。
しかも一般的なカキ氷器に比べるとかなりスリムでコンパクト。2Lのペットボトル2本分のすき間があれば、片付けておけるほどだ。キッチンに置いてあっても、さほど邪魔にならないし、オフシーズンの片付けも場所をとらなくていい。
衛生面も考えられていて、氷が直接触れる場所はすべて丸洗いできる。上部のモーター部分は洗えないが、氷を押さえつけるスパイク部分は取り外し可能で丸洗いOK。下部の刃の部分、氷を支持する部分、下部本体はバラバラにできるので、洗い安く乾かすのも楽だ。
とにかく暑すぎる最近は、我が家でカキ氷を作りまくり。標準添付の2つの製氷皿では氷作りがまったく間に合わないので(笑)、製品とあわせて製氷皿の4組セット(だいたい1,000円ぐらい)を購入することをオススメ!
これで氷を作っては、ジップロックコンテナの丸いヤツに入れて保管していくといい。
日本全国猛暑が予測される2017年の夏。今年は、電動かき氷器がマストアイテムになるのは間違いない!