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ふわトロのアボカドかき氷が絶品! 貝印の高級かき氷器を体験してきた
2016年6月2日 16:09
貝印は、5月末に発売した高級かき氷器「Kai House 本格かき氷器」の体験会を実施した。1,000台限定の販売となり、価格は15,000円(税抜)。
手動の家庭用かき氷器。専門店で味わえる、粉雪のようなフワフワ食感のかき氷を家庭で作れるという。業務用のかき氷に採用されているウォームギアや、刃物メーカーならではのノウハウを活かした刃を搭載することで、薄く均一に氷を削ることを可能にした。
同製品は、貝印のハイラインブランド「Kai House」から販売。手動ながら15,000円と高価格帯だが、専用の製氷器や最適化された刃などを備え、機能性を重視したという。
台湾風マンゴーかき氷からアボカドメニューまで、新しい氷の楽しみ方を提案
貝印 執行役員 兼マーケティング本部 マーケティング部 部長 上保 大輔氏は、かき氷器の製品化について以下のように語った。
「近年、かき氷はブームになっていて、冬でもかき氷を食べる人が増え、専門店には行列ができています。そうした専門店の味を、家庭で再現できるようにしました。付属のレシピブックには、台湾風マンゴーかき氷をはじめとしたスイーツのほか、アボカドのシュリンプカクテルといったオードブルも用意しています。氷を基軸とした新しい楽しみ方を提案していきたいと思います」
専門店のようなフワフワのかき氷を作るためには、安定した力で一定の角度で氷を削ることが必要だという。しかし、一般的な家庭用かき氷器では、ハンドルを回す際に氷にかかる圧力が変わりやすく、氷を均一に削れず食感に影響を与えていた。
本格かき氷器は、安定した力で氷を削れるウォームギアを内蔵しているため、氷の大きさがバラバラにならないとしている。上部のハンドルを回して氷を削る際、力を掛けすぎると側面のギアに力が分散される仕組みで、これにより一定の力で氷を削ることを可能にした。
実際に使用してみると、スルッと薄く氷が削れているのがわかる。本体を抑えて、多少力を掛けながらハンドルを回す必要はあるが、余分な力が掛からないため、削れた氷は同じ薄さと大きさに仕上がっていた。
また、氷は付属の製氷器で作ることが推奨されている。二重構造設計を採用しており、約8時間かけてじっくり凍らせることで、空気を含んだフワフワな食感を生み出す製氷を可能にした。美しく均質な氷を作るには、純水に近い精製水がもっとも適しているという。しかし、氷の味などは人によって好みがあるため、ミネラルウォーターや水道水などでも問題なく作れる。
製氷器は果汁などにも対応。果汁などを凍らせる「マンゴー氷」や「バナナミルク氷」なども作れ、詳しい製氷方法はレシピブックに掲載されている。本体の刃は、マンゴー氷などもキレイに削れるように最適化したという。
1回の製氷で作れるかき氷の量は、約4~5人前。なお、本体に氷を固定して削るため、冷凍冷蔵庫で作るようなバラ氷は使用できない。
アボカドヨーグルト氷はふわとろ! 専門店のような食感を味わえる
会場では、レシピブックに掲載されている「わらびもちの黒蜜きな粉」と「アボカドヨーグルトのシュリンプカクテル」を実食。
わらびもちの黒蜜きな粉は、プレーンなかき氷にきな粉や黒蜜をかけ、わらびもちをトッピングしたもの。氷の食感は、屋台や専門店などで味わえるような舌触りだった。粒感のある大きい氷はなく、いずれも均一なサイズでスッと溶けていく。
シュリンプカクテルは、アボカドとヨーグルトを混ぜて凍らせた「アボカドヨーグルト氷」を削って作るもの。茹でたエビやレモンがアクセントになり、食事にも向いたメニューだ。
驚いたのは、アボカドヨーグルト氷の食感。ふわっとトロっとしており、アボカドの濃厚な味と氷のさっぱり感が同時に楽しめる。過去に台湾でマンゴーかき氷を食べたことがあるのだが、そのときのふわトロ食感を彷彿とさせる舌触りだった。レシピブックに載っている「台湾風マンゴーかき氷」もぜひ食べてみたい。
なお、1,000台限定の販売となる同製品は、すでに200台が売れており、現在は予約を受付中。商品が入荷次第、順次発送していくという。