片付け過ぎない片付け術

【片付け過ぎない片付け術48】ゴチャつく「薬」は「種類別収納」が便利

常備薬やサプリ、傷薬に虫刺され薬、絆創膏やシップなど、種類が多くてゴチャつきがちだけど、家族のために欠かせない「薬」。今回は、使いやすくスッキリと薬が片付く「種類別収納」例をご紹介します。飲み薬、貼り薬など、薬の種類ごとに使いやすい場所へ収納すれば、使いたいときにサッと取り出せて、すぐにしまえるので、探すストレスや出しっぱなしで困ることもなくなりますよ。

 

飲み薬、貼り薬……「種類ごとに使いやすい場所」がある

飲み薬に貼り薬、塗り薬にサプリ、目薬に絆創膏、病院でもらった処方薬など、大きさ・形態・使い方が異なる薬を、全部1カ所に収納しようとすると、ゴチャついて、すぐ使いたいのに見付からない、取り出しにくくて片付けにくい、さらには古くなって期限が切れたことに気付かない、などの事態に陥りがちです。

 

「水で飲む」「座って貼る」など、薬の種類や利用シーンごとに使いやすい場所へ分散させて収納することで、使いたいときに使う場所で取り出せ、片付けるときの動線も最短で済みます。また、1カ所に収納する薬の数が少なくなるので、在庫管理もしやすくなりますよ。

 

飲み薬は「キッチンの近く」へ

水で飲む薬は、キッチンへ数歩で行ける場所がベスト。左側の写真のように深すぎない引き出しなどへ並べましょう。病院の処方薬や毎日飲むサプリ、緊急のときにすぐ出したい薬は手前に。市販薬の箱は、大切な注意事項が書いてある場合が多いのと、箱の方が安定して収納できるので、我が家では箱の上部を折り込んで説明書を挟み込み、ビンを入れて収納しています(写真右)。酔い止めや便秘薬など、ときどきしか使わない薬は使用期限を過ぎてしまいがちなので、マスキングテープへ期限の日付を書いて貼って奥の方へ。旅行時の小分け用袋も一緒に入れています。

 

貼り薬や体温計は、座って使える「リビングのソファ近く」へ

湿布やかゆみ止めパッチ、絆創膏などは、座ってゆっくり貼りたいものですね。我が家ではリビングのソファ近くへ収納しています。カゴなどへひとまとめにすれば、カゴごとテーブルへ持って行けて、カゴごと片付けられるので便利ですよ。お子さんが自分で貼るなら、手の届きやすい所へ収納してあげることも大切です。体温計も同じ場所へ入れておくと、プールのための検温も、忙しい朝にリビングでサッとできますね。検温表とペン、印鑑など、一緒に使う物もまとめておくと楽ですよ。

 

目薬、塗り薬は「洗面所」が便利なことも

目薬は、使うときのことを考えると、ティッシュが置いてあるところが便利です。コンタクトレンズを使うのなら、洗面所の近くがいいですね。傷の手当てに使う消毒薬やガーゼも、傷を洗い流してから使うなら洗面所が便利です。

 

清潔な手で塗りたい塗り薬も、手を洗ってからサッと塗れるように洗面所近くがピッタリです。洗面所とお風呂が近ければ、お風呂上がりに忘れずに塗ることもできますね。また、塗ったあとで手を洗えるのも利点です。顔に付ける薬なら、洗面所には鏡があるのでなお便利ですよ。

 

座薬や冷却シートは「チャック付き保存袋へ入れて冷蔵庫」へ

病院でもらう子ども用の座薬や、熱冷まし用の冷却シートは冷蔵庫保管をされている方も多いでしょう。食品と明確に分けるため、チャック付き保存袋へ入れて、座薬なら子どもの名前を書き、大きさに合ったケースやカゴへ立てて入れ、子どもが触らないように高い所へ入れておくと安心ですね。小児用シロップ薬も冷蔵庫保管のことが多いので、同様にケースやトレーへ入れれば、シロップのベタベタで冷蔵庫を汚すのを防げます。

 

まとめ

薬箱がゴチャついているのなら、1度全部中身を出し、期限の切れた物や不要な薬を処分しましょう。薬を見やすい状態に収納すると、在庫管理がしやすくなるので、「まだあるのに買ってしまった」という重複買いも防げますよ。薬やサプリは使用期限があるので、むやみにまとめ買いをしないことも、ゴチャつきを防いでくれますね。

 

 

NON(ライフオーガナイザー)

暮らしをシンプル=簡単にすることで、もっとラクに、ハッピーになれるアイデアをいつも探しています。片付け過ぎない片付け術、ラク家事、かんたん料理や手芸、子育てなどをテーマに、等身大のヒントを発信していきます。ブログは「のんびりシンプルライフ~NON*troppo」