片付け過ぎない片付け術

【片付け過ぎない片付け術49】不満を解消する「水切りカゴ」選びコツ3つ

断捨離やミニマリストの流行で「水切りカゴ」を手放す人も増えていますが、どうしても手放せない人もいますよね。今回は、そんな人のために「不満を解消する水切りカゴの選び方」3つをご紹介します。生活サイクルの中で必要なのに、流行に乗って「捨てなくちゃ」と思うのは、ストレスになることも。水切りカゴに対する「不満」をクリアする品物が見付かれば、水切りカゴを快適に使える生活が実現しますよ。

 

「大きい」「汚れる」「生活感」、不満をクリアにする品物選び

水切りカゴの短所には、「狭いキッチンで大きなスペースを取る」「ヌメリやカビが付いて手入れが面倒」「生活感がある見た目がイヤ」などがありますね。そのため、水切りカゴを手放す人も増えていますが、お片付けサポートへ伺うと「そうは言っても、簡単には手放せない」というお宅も多いです。「食器を洗ってもすぐに拭いて片付ける時間がない」「洗い物をやってくれる夫が使っている」「食洗器を持っていても少量の洗い物で使いたい」など、水切りカゴを「必要」としているなら、無理に手放そうとしなくてもOK。あなたが「水切りカゴのここがイヤ」と思う点を解決する水切りカゴを選べば、水切りカゴと快適にお付き合いできますよ。

 

不満1:キッチンで場所を取り、「作業スペースが狭くなる」

「水切りカゴを手放したい理由」で1番に挙がるのが「大きさ」です。調理台やシンクの上へ置くタイプの水切りカゴは、作業スペースを圧迫するので、それが原因で料理や洗い物をやる気がなくなることもありますね。そんな場合は、省スペースで済むタイプを選びましょう。食洗器を併用しているなら省スペースのもので十分ですし、鍋やフライパンは水切りカゴへ入れないなどのルールを設ければ、スリムなものでも大丈夫。写真のように折り畳み式のものなら、使わないときは収納しておけますよ。

 

不満2:ヌメリやカビなどで「不衛生、手入れが面倒」

きれいに洗った食器の水切りをするだけなのに、いつの間にかヌメリが付いたりカビが生えたりと、不衛生な状態になってしまう水切りカゴ。とは言え「毎日こまめにお手入れするのは面倒」という人も多いですね。こんな場合は「抗菌タイプ」を選ぶとお手入れが楽になります。写真の商品は、バクテリアの繁殖を抑えてくれる効果があるので、清潔な状態が長く保てそうです。

 

不満3:食器が見えて「生活感丸出し」なのがイヤ

中の食器がカゴから丸見えで「生活感」が出てしまう状態が、キッチンの景観を損なうため、できれば手放したいと思うパターンもありますね。その場合は、「いかにも水切りカゴ」というような物ではなく、スタイリッシュなデザインや、中の食器が見えにくいボックスタイプのものを選んではいかがでしょう。お気に入りのデザインなら、使うのもお手入れも楽しくなりそうですね。

 

まとめ

以前、水切りカゴを手放そうとして、洗った食器を作業台の上の布巾へ伏せて乾かしていたら、お皿を倒して割ってしまいました。休日の洗い物担当である夫も、水切りカゴがないと不便だと言うので、我が家には必要な物だと痛感した出来事でした。

 

水切りカゴが生活サイクルや家事動線に必要なら、無理に手放さなくてもいいのです。その代わり、不満を解消し、満足できる品物を選びましょう。我が家ではその後、気に入ったデザインの水切りカゴを購入しました。使うのもお手入れも楽しくなり、寝る前にマイクロファイバークロスでサッと拭く習慣が付いたので、2年経ってもきれいな状態を保っています。

 

 

NON(ライフオーガナイザー)

暮らしをシンプル=簡単にすることで、もっとラクに、ハッピーになれるアイデアをいつも探しています。片付け過ぎない片付け術、ラク家事、かんたん料理や手芸、子育てなどをテーマに、等身大のヒントを発信していきます。ブログは「のんびりシンプルライフ~NON*troppo」