片付け過ぎない片付け術
【片付け過ぎない片付け術17】クローゼットがスッキリ整うハンガー選び
2016年 12月 22日 06:30
クローゼットを片付けても、何だかゴチャゴチャして見えるなら、原因はハンガー選びにあるのかも。今回は、クローゼットをスッキリと整え、洋服を長持ちさせるハンガー選びのポイントをご紹介します。適切なハンガー選びで、見た目も使い勝手もよい、快適なクローゼットを作ってみましょう。
ポイントは「厚み」「幅」「揃える」の3つ
厚手の服に薄いハンガーを使うなど、服とハンガーが合っていないと、服が型崩れする原因になるうえ、見た目も美しくありませんね。また服とハンガーが合っていても、色や形がバラバラだと乱雑な印象になるだけでなく、ハンガーの形によってはクローゼットに無駄な空間ができ来てしまいます。服に合わせた「厚み」と「幅」のハンガーを、同じ形やシリーズで「揃える」ことで、衣類を長持ちさせながら、空間を整えた美しいクローゼットが実現できますよ。
1:服の形に合ったハンガーの「厚み」の選び方
服の形に合った厚みのハンガーを選ぶと、肩部分が安定するので服の型崩れを防ぎ、美しく整った状態で収納できます。コートやジャケット用のハンガーは、ある程度厚みのあるものを選びましょう。厚手のコートは5cm、ジャケットは3~4cmほどが目安です。ブラウスやシャツ、薄手のニットやメリヤス素材のTシャツなどは1~2cmほどの厚みが目安。重さがあるものには、肩先部分が丸くなったハンガーを選ぶと肩にハンガー跡が付きません。また、すべり止め機能が付いていればニットなどのズリ落ちも防げます。
2:服のサイズに合ったハンガーの「幅」の選び方
服の肩幅よりハンガーの幅が大きいと肩部分の布がハンガーで伸びてしまい、小さいと服が落ちやすくなります。また同じサイズの服に違う幅のハンガーが使われていると、クローゼット内で服の幅が揃わず、見た目も使い勝手も悪くなってしまいます。ハンガーの幅は、服のサイズに合ったものを選びましょう。コートやジャケットは、肩部分より1~2cmほど内側にハンガーの肩先部分が来る(服の肩幅マイナス2~4cm)くらい、シャツやブラウスは肩部分より0.5~1cmほど内側(服の肩幅マイナス1~2cm)が目安。女性は38~42cm、男性は42~45cmが一般的なサイズです。
3:見た目と空間を整えるために、ハンガーを「揃える」
色や形がバラバラのハンガーを並べていると、クローゼットの見た目に統一感が欠けてしまうのでゴチャついて見えます。同じシリーズのハンガーで揃えると、色や形だけでなく肩の位置も揃うので、整って見えますね。また、厚みのある前方に湾曲したハンガーの場合は、湾曲部分の角度が異なるものを並べると服の間隔が揃わないので、無駄な空間ができ、さらに乱雑に見えてしまいます。同シリーズに統一すれば、湾曲部分が揃うので無駄な空間ができず、出し入れもしやすくなりますよ。私は、シャツ用、薄手の服用、厚手の服用と、ハンガーの厚みごとに好みのシリーズで揃えています。
まとめ
一度に揃えるのが難しければ、100均商品などを利用して「色」「形」だけでも揃えるとかなりスッキリしますよ。また、滑り止め機能は「取り出しにくい」「コートなどの裏地が引っ掛かって服が傷む」などの理由で好まれない場合もあるようです。まずは1本だけ買って試してみるなど、自分が使いやすい物をじっくり探してみましょう。我が家はワイシャツ用に、夫が「一番使いやすい」と言うクリーニングの針金ハンガー(白)を使っています。スカートやパンツ用は、クリップの使い勝手が商品により異なるので、通販よりも実際に手にとって試してみてから購入するのがおすすめです。